Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

勝龍寺(2013年10月12日参拝)

2013-11-05 | 仏閣
長岡京市に来たからには細川ガラシャ所縁の勝龍寺城跡に行かねばと、
事前に界隈を調べていたら勝龍寺というお寺があるのを知った。

知ってしまったからには行かねばなるまい。(笑)



所在地:京都府長岡京市勝龍寺19-25
宗派:
御本尊:十一面観世音菩薩
開基:弘法大師
創建:大同元年(806)
札所:ぼけ封じ近畿十楽観音霊場、京都洛西観音霊場、西日本ぼけ封じ三十三箇所



【歴史】
往時の寺号を恵解山青龍寺と号す。
青龍寺とは弘法大師が入唐した時、修業した寺の名である。

大師帰国の後、在唐留学時代の恩師を偲ぶために一堂を建立され、
更に嵯峨天皇の勅願により観音堂を始め、
九十九坊を建て広く天下にその名をうたわれた名刹である。

962年村上天皇の御代に近郷大干ばつ・大飢饉となり、
天皇は青龍寺住職千観上人に七日間雨乞いの祈祷を命じた。
結願の日、にわかに雨が降り出し万民は喜び、農作物は蘇り、天皇は非常に喜び、
「龍神を呼ぶ、即ち龍神に勝って雨を降らした事ゆえ以後勝龍寺と名乗れ」
との勅命により現在の勝龍寺となる。

しかし1336年足利尊氏の兵乱に合い全焼、翌年再建されたが、
1582年羽柴秀吉、明智光秀との天王山、山崎の合戦に巻き込まれ灰燼に帰す。

その後、諸堂の修復、境内の整備が行われたが、
往古勅願寺として栄えた面影は少なく、小さな寺域と、
本尊十一面観世音菩薩、不動明王、毘沙門天等が残る。


【本堂】


こちらのお寺はちょっと分かり難い場所にあって、
地元民しか通らない狭い道を進んで行ったら到着。

ナビが無かったら着けなかったかも知れない。


お寺には山門が無く、境内に車を停めさせていただいた。


【内陣】


御本尊は現在、京都国立博物館に寄託されており、
8月18日とガラシャ祭りの年2回だけお寺に里帰りされるそうです。

今年のガラシャ祭りは11月10日ですから行ける方はどうぞ。


【弘法大師像】



【ぼけ封じ観世音菩薩像】



【鐘楼堂】
写真は撮ったのですが酷いピンボケなんで画像は載せられません。
申し訳。(^^;


当時あった梵鐘は豊臣秀頼、徳川家康の大阪の陣の際に持ち去られ、
現在は大阪府豊能郡能勢町の真如寺に現存する。

1766年鐘楼堂並びに梵鐘(二代目)が再建されたが、第二次大戦末期に至り供出する。
また初代梵鐘が現存するのを聞き、返還を求めたが実現せず、
昭和52年は浄財で三代目の梵鐘が鋳造された。


【役行者像?】


役行者のように見えるし顔と頭だけ見るとキダ・タローにも見えるし。(失礼)

どちらにせよ、何故こんな鍵のかかった籠に入れられているんだろうか?


【正勝大神】


最初見た時は隣に鎮座する春日神社のものかと思っていたが、
春日神社の玉垣の外に祀られていたので勝龍寺の鎮守なのかな。


【御朱印】