Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めて

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

楊谷寺(2013年10月12日参拝)

2013-11-01 | 新西国三十三ヶ所
本日のテーマは長岡京の神社仏閣巡りを楽しむことです。

本当は大阪能勢の妙見山に行こうと思ったが、
高速がバカ混みで急遽回避したのはここだけの話。


まずは柳谷観音こと楊谷寺へ。

歩いて登っている方もいましたが、
なかなかの山道を我が愛車は颯爽と走り到着。



所在地:京都府長岡京市浄土谷2
宗派:西山浄土宗
御本尊:十一面千手千眼観世音菩薩
創建:伝・806年 (大同元年)
開基:伝・延鎮僧都
札所:新西国三十三箇所、洛西観音霊場


【歴史】
眼病の観音様、独鈷水の観音様で名高い楊谷寺は、
京都東山の清水寺を開創した延鎮僧都が「観音さまのお姿を拝したい」と
発願し日夜祈願していたところ、霊夢のお告げを受け、そ
の通り西山へ向うと柳の茂る谷間から光明がさしており見上げると、
そこに十一面千手千眼観音さまが立っていたという、その場所に建立された。

すなわち、延鎮僧都は自分の眼でみたその観音さまを刻んでおまつりしたのが、
楊谷寺の始まりと伝えられている。

その後、弘法大師空海上人が楊谷寺にお参りし供養された際に、
裏山の岩窟に十七日間秘法を修せられると汲めども尽きぬ霊泉が沸いて出た。

この水が眼病その他諸病平癒の独鈷水であり、
現在も納経所の前を通って小さい門をくぐり、
右へ少し行った所の小さな堂のなかで、こんこんと湧き出ている。


【境内マップ】



【遠景】


石垣が凄い。


【不動明王】



【観音菩薩像】



【山門】



【風神雷神】




【本堂】




開帳日の17,18日以外は見れませんが、
御本尊と勝敵毘沙門天王、将軍地蔵大菩薩が祀られています。


【阿弥陀堂】




御本尊の阿弥陀如来は厨子の中に安置され見れませんでした。

お寺によると厨子は淀君が寄進したそうです。


【寺宝庫】


毎月17日と文化の日は開館。


【境内】


奥の院に向かう途中で見た境内の風景。


【十三重塔】



【弘法大師像】




お大師さんにしては珍しく厳しい顔つきをされていました。


【奥之院】


歩いて5分くらいで奥の院に到着。

山を登って40分とか1時間とかかかる奥の院がありますけど、
ここは近くて助かります。






中御門天皇が九歳の時に両親が崩御され、
その追善菩提のために御造りされたのが奥之院の観音様。

でも、残念ながら見れません。

このお寺の御本尊様は普段は見せていただけないようです。(泣)


【眷属二十八武衆】









【あじさいの道】


奥の院から下の本堂まで回廊が繋がっています。

あじさいの時期は綺麗なんでしょうけど、
今の時期は寂しい雰囲気です。


【愛染堂】



【眼力稲荷】



【地蔵尊】



【浄土苑】



【眼力稲荷】



【淀殿弁天堂】




淀君がメインかと思っていたら、
淀君の人形は弁財天の御前立とか。


【地蔵堂】





【護摩堂・経蔵】


手前が護摩堂、奥が経蔵です。




当日、この中を見た時はとても残念な気持ちになりましたが、
このお寺の経蔵はいろいろな経や本や、
古くなったお札やお守りを収めているようです。


【境内】



【地蔵尊】



【独鈷水】






独鈷水と書いて「おこうずい」という弘法大師が、
眼病平癒の霊水に成就された水が有名です。

江戸時代に第112代霊元天皇が眼病を治癒されたことをきっかけに、
明治に世に至るまで天皇家に独鈷水を献上されていたとか。

実際に飲んでみましたが、
とても美味かったです。


【弘法大師お砂踏み】





【鐘楼堂】



【御朱印】


今回は3種類の内、新西国と洛西観音霊場の御朱印をいただきました。