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写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

手取川河口で撮る 白山・鮭

2015年12月03日 | 写真日記
[遡上する鮭]

日本海から遡上する鮭の南限の川といわれる手取川。
今年初めてその姿を撮ろうと手取川河口近くの鮭が遡る小さな水門まで行ってきました。
もちろん本流からはおそらく多くの鮭が上流部に向かって遡上しているのでしょう、私も上流域に近い旧吉野谷村あたりでその姿を見たことがあります。
写真の鮭は河口から支流に入り採卵・飼育・放流事業をしている水産試験場へ向かう水路の入り口にあたる小さな堰を遡るためにジャンプする姿です。
手取川では資源確保のため1978年から続けられている事業で、現在手取川へ回帰してくる鮭のほとんどはこの水路を遡った鮭から採卵飼育され放流された魚たちだと思われます。
数年前までは本流のなかに巨大な簗を張り遡上する鮭のほとんどを捕獲していたようですが、今は簗での捕獲は止めて本来の自然の中での産卵と、人工的な飼育、放流を組み合わせる形になっているようです。
それにしても写真の鮭は見事なジャンプを見せてくれました。

[手取川河口から見る白山]

師走に入って白山がこんなにはっきりした姿を見せるのは珍しいのですが・・・。
手取川河口に住むFB友達は、河口から見る白山の姿は独立峰としての本来の美しさを見せてくれるといっていますが・・・、本当にその通りです。
河口近くはかつて織田信長軍と上杉謙信の軍が戦った古戦場でもあり、そのとき(天生5年 1577年)謙信は織田軍を手取川に追い込み大打撃を与え退却させたといわれています。
その様子を後世の人が「上杉に逢ふては織田も名取川(手取川)はねる謙信逃ぐるとぶ長(信長)」と狂歌に詠んでいます。
その古戦場あたりから上流の向こうに聳える白山の姿です。
なお白山を源流として太平洋側に流れるのが長良川、日本海に流れ込むのが石川県の手取川です。

今日のブログ[写真師の新カメラ日記]は手取川河口で撮影した二枚の写真を公開しての更新です。



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