写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

わが家の鉢植えの花たち ネジバナ ギボウシ

2018年07月01日 | 写真日記
    [ネジバナ]


  陸奥(みちのく)のしのぶもぢずり誰(たれ)ゆゑに
     乱れそめにしわれならなくに  河原左大臣(百人一首)

「陸奥の織物のもじずりの乱れ模様のように、私の心は忍ぶ恋のために乱れています。このように乱れはじめたのは誰のせいでしょうか。私ではなくて皆あなたのせいなのですよ。」
光源氏のモデルとも言われる作者が忍ぶ恋に乱れた心の高ぶりを詠った和歌のようです。
ネジバナの漢字名は「捩花」、「捩摺(もじずり)」という別名も持ちます。
私はいつのころからか、この花を見るとこの歌を思い起こします。

    [ギボウシ]

ギボウシは、茎に涼しげな色の花をいくつもつけます。
「落ち着き」「沈静」といった花言葉は、この花の姿にちなんでつけられたと言われます。
それほど目立つ花ではありませんが庭の片隅に静かに咲き揺れている姿を見かけることがあります。
わが家で連れ合いが鉢植えで育てた花を開口部からマクロレンズでアップして撮った写真です。
こうして見るとなかなか魅力的な花です。

    [少し離れてみるギボウシ]

漢字では「擬宝珠(ギボウシ)」と書き別名に「ホスタ、ウルイ、ギンボ、タキナ」などあります。
古くから日本人に親しまれていた花で、江戸時代後期に植物学者シーボルトによって欧米に紹介され世界に広まり、今ではアメリカで人気の品種だと言われています。
この花を詠んだこんな俳句があります
  小房の花のぎぼし点々野は覚めつつ 古沢太穂
  涼しさやぎぼしの花をなぶる風   政岡子規

今日はわが家に咲いた花の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
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