写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

暗闇で出会った山の動物たち 貂とハクビシン

2016年08月14日 | 写真日記
    [側構から貂が]

昨夜はペルセウス座流星群の流れ星を観測しようと金沢でも医王山麓の「銀河の里キゴ山」は親子連れでにぎわったようです。
実は親子連れの声が届くかもしれないほど近くで山の夜行性の動物たちは活発に活動しています。
写真はキゴ山から医王山へ向かう林道で車のライトを受けて何者かの目が光るのを見て少しスピードを落とすと側構から出てきた「貂」です。
夜の山道を走るとライトに照らされながら走り去る動物を見ることはあるのですが、いつもカメラを構えるどころか車を止める間もなく周囲の草木の茂みのなかに姿を消してしまうのでタヌキかキツネかテンか、その種を判断できないことが多いのですが・・・。
ライトをまともに浴びたために狼狽したのか一瞬動きを止めた時にシャッターを押すことができました。
貂はこの直後草むらに飛び込み姿を消しました。

    [山道を移動のハクビシン]

月明かりも無い未明の山道を車で峠に向かっているとライトの明かりがようやく届くところをもこもこ動く影が感じられ、注意しながら近づくと小さな動物の姿が照明の先に浮かびあがりました。
写真のハクビシンは移動のために林道に出てきていたのか貂よりもゆったりしたスピードだったのでシャッタ―で捉えることができました。
もちろん林道は人間が通るための道路であることを熊やイノシシから野兎まで、野生動物たちは百も承知のはずですが移動しやすい平坦な林道は野生の動物たちにも便利なようで、人が使わない夜間は移動用のけもの道として活用しているようです。
数年前に出合ったキツネは山側を垂直に近い斜面、反対側は谷になっていた未明の山道をどちらへも逃げ込めないので全速力で前方へ駈けて行き私が運転する車とのレース状態が数分続いたことがあります。
本来の目的だった夜明け写真は天候に恵まれず不発でしたが、暗闇のなかの夜行性動物を山道で撮影できたことは幸運と言える夜明け前でした。
この日は野兎やタヌキの姿も見ることが出来た珍しい夜でした。もしかしたら動物たちも流れ星を見ていたのかもしれませんね。

PS:コメント欄を見ていただくとわかるように研究者の方から間違いを指摘していただいたので訂正させていただきました。

今日は夜行性の動物をとらえた写真二枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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コメント (2)
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