写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

河北潟でバードウォッチング ハクチョウとアオサギ

2016年02月22日 | 写真日記
   [白鳥は哀しからずや 留鳥のコブハクチョウ]

  「白鳥(しらとり)は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ 」(若山牧水)
恋と旅と青春、そして酒豪の詩人として知られる若山牧水の歌集「海の聲」に収められ青春の歌として良く知られた歌です。
私がこの歌を意識した最初は1957年の春、60年前になる中学卒業の時に自分だけの卒業記念として親父から特別に貸してもらった荷物運搬用の自転車で四国讃岐の故郷から徳島県鳴門へ一日がかりの一人旅、当時は幹線道路とはいっても舗装されていないデコボコ道を走りながら県境の白鳥町の海辺で瀬戸内海の青い海に浮かんでいる白い鳥をみたときでした。(もちろんハクチョウではありませんでしたが)

今日の写真の一番手前、ひときわ大きな嘴の赤い鳥は「コブハクチョウ」でいつのころからか河北潟に留鳥として棲みついています。
公園などで飼育されているのは飛べないように風切り羽などを切られているのですが、このコブハクチョウは飛ぶことも移動することも自由で、自らの意思で留鳥となっているようですが・・・。
それでも冬になって越冬のために訪れるコハクチョウたちが飛来すると、群れの端っこあたりに遠慮がちに混じって行動することがよくあります。
数羽のコブハクチョウが飛来した冬はシーズンが終わるまで一緒に行動していました。でもなぜか一行が北へ帰る時は群れと別れてこの地にとどまります。
いつも冬になってコハクチョウの群れの近くで行動している一羽のコブハクチョウを見るごとに「白鳥は・・・」の歌がなぜか思い出されます。

   [日本の大型の野鳥 アオサギたち]

河北潟の野鳥としては「ダイサギ」と並んで野鳥の内では一番大型の美しい鷺「アオサギ」です。
写真を撮った場所はいつも多くのアオサギが小さな用水や田んぼの畔で餌を採っている広い農地です。
今日は珍しく飛び立ったアオサギと佇んでいるアオサギの関係が面白かったので撮ってみました。

今日は河北潟の大型の鳥の写真二枚アップしてのブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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