
古い写真のデーターを整理していたら8年前にフィルムカメラで撮った2005年の「石川の技能祭り」の写真が出てきた。暗い室内だったのでブレないように気を使いながらの撮影だったことを記憶している。数年前からコンクールからは姿を消した和裁職人が鏝(こて)を使いながら和服を仕立てている、今となっては珍しい写真です。
もちろん金沢は需要が落ち込んでいるとはいえ加賀友禅や各地の特産布地の産地でありまだまだ街で着物姿を見ることもあるので、このような職人さんたちはいるのでしょうが、ほとんど仕事振りを目にする機会は無くなりました。
今朝はとても腹立たしい、大切にしなければならない対象が逆立ちしているのではないかという記事が「しんぶん赤旗」一面に出ていました。
[原発被災者に賠償渋る 東電 大銀行に利払い824億円]という見出しで、本来第一に賠償しなければならない被災者にはなんだかんだと賠償を渋りながら原発事故の2011年4月から2013年6月までに累計824億円も貸して責任のある銀行には一切値切る事無く利息を払い続けています。言い換えれば東電を通して本来東電への貸し手責任ある銀行は被災者や国民から電気代や税金を懐に入れているということですよね。
難しいことは頭の中でこんがらかってしまいますが、被災者や国民の立場に立てば、銀行は原発事故でさえ食い物にしているということぐらいはわかります。
この記事と関連して塩川哲也代議士(共産)は次の談話を出しています。「もはや東電に当事者能力がないことは明白です。東電を破たん処理し、利害関者であるメガバンクに責任と負担を求め、その上で、国が事故収束と賠償・除染に全面的に責任を果たす体制に改めることが必要です」
ほんとうにこの談話の通りだと思います。






