私的図書館

本好き人の365日

人生行路

2012-10-14 00:05:08 | 日々の出来事

人生楽しんでますか?

 

喫茶店でお昼を食べていると、お隣のこんな会話が聞こえてきました。

(通りかかったご婦人に席についていたご婦人が話しかける)

「あら、おばあちゃんお元気? 今日は○○さんは一緒じゃないの?」

「○○さん? ○○さんって?」

「え?」

(しばらくかみ合わない会話)

「何だか90歳まで生きてちゃいけないみたいね」

 

どうやらその90歳のご婦人は、仲良しの○○さんに年齢のことでカチンとくることを言われたみたいで、「長生きしている」→「毎日遊んで暮らしている」→「いい身分」→「早く死ね」、という図式を自分の頭の中で描いてしまったみたい…

いや、本当のところはわかりませんよ。

別に耳をすませていたわけじゃないし、隣だから嫌でも聞こえてしまっただけで、ただ私の印象では、かなり被害妄想的な部分もあるんじゃないかと。

だいたいケンカしたからって何も知らないふりすることないじゃん。

「誰にも迷惑かけていないのに、あんなこといわれるなんて。何だか90歳まで生きてちゃいけないみたいね」

…完全にすねちゃってるよ。

中学生じゃないんだから。

もう痛々しくて見ていられない。

でも自分の心の中に多少は(自分が生きていることが迷惑)という思いがなくちゃ、ああいうセリフはでてこないよなぁ。そんな考えが浮かんでくるような何か出来事がこれまでにもあったんだろうなぁ。「生きていることが迷惑」だなんてお年寄りが考えているなんて悲しいなぁ…

と私はコーヒーを飲みながら考えていました。

 

もっとふまじめでもいいのに。

他人の期待にこたえなきゃとか、誰かの役に立たなきゃだとか、誰かの負担になるのが嫌だとか、そんな立派な人に私はなれる自信がありません。

いまだってきっと誰かの負担になっているだろうし、迷惑だって私の知らないところでかけているだろうし、これからだって迷惑はかけるだろうし、だいたいみんなに助けてもらわないと生きていけないし。

そんなことを思いながら、運ばれてきた味噌かつサンドウィッチをほうばりました。

アツ、アツ…

カツが揚げたてでサックサク♪

私は多分90歳までは生きられないけれど、もし生きられたとしたら、やっぱり100歳までは生きてみたいと思うし、万一100歳まで生きられたら、110歳に挑戦するなぁ。

別に長生きをして何かをなしとげようとか、そういう野心があるわけじゃなくて、次があるのならその先に行ってみたいだけ。

やっぱり私はまじめな人間にはなれそうもありません(苦笑)