少し暖かくなったと思ったら、寒さがぶり返して来ました。
岐阜の山間部に住んでいますがまた雪です。
もういいよ~
そんな中、本屋さんに寄ったら、ようやく店頭に並べられていたので買って来ました♪
蛇蔵&海野凪子 著
『日本人の知らない日本語 3 祝! 卒業編』 (メディアファクトリー)
日本語学校でユニークな学生さんたちに囲まれ、日々奮闘する凪子先生の大人気シリーズもいよいよ3冊目。
敬語の使い方、面接のマナー、手紙の書き方といった真面目なものから、メジャーじゃなかったサンタクロース、「~アルヨ」と話す中国人のイメージ、ドイツ人の知らないバームクーヘンといった、興味深い内容も含まれています。
同じ日本語なのに、外国人に通じやすい日本語とそうでない日本語を解説したページに「ほ~」と感心してしまいました。
さすがは日本語で「日本語」を教えるプロ。
漢語でなく和語で話すとか、カタカナを使わず短く文節を切るとか、考えたこともなかった。
指を使った数の数え方もお国によってそれぞれあって、インド人が関節の数で数えるというのにはビックリ!
片手だけで16まで数えられる!!(親指で関節を差し示すので親指の関節は数えません)
カタカナが実は漢字やひらがなよりも外国の方にはわかりにいくというのも、この本で知りました。
お酒の自動販売機に驚くスウェーデン人(スウェーデンでは政府直轄店に平日6時までに行かないと買えない)
日本のマンガで夏のシーンによく使われる「ミ~ンミ~ン」という擬音の意味が初めてわかったフランス人(フランスの北部地方にセミはいない)
お寺の池にたくさん亀がいるのを見て、「おいしそ~」とつぶやく中国人(苦笑)
世界にはいろんな価値観があって、多様な文化があって、とっても面白い☆
韓国の人に「僕の愛人になって下さい」と言われても驚かないように。
韓国や中国では「愛人」は日本でいう「恋人」(または配偶者)のことです(苦笑)
今回は早くも「4巻」の予告として、なんと「袋とじ」ページがおまけでついています!
次回は日本を飛び出し、海外で日本語を学ぶ外国人を取材。
「袋とじ」だから買わなきゃ見られない。
これはいいイディアだなぁ~
ちょっとだけ紹介すると、貝原益軒の『養生訓』を教科書として使っているベルギーの日本語の授業なんかが紹介されています。
レベル高!
人々の「々」や佐々木の「々」
これは「おどり字」といってくり返しを表す記号だそうで、正式には漢字でさえないとか。
ワープロや携帯で一文字だけ打ちたい時は、「おなじ」と入れると「々」と変換されます。(機種によってはそうでないものもあります)
ご存知の方も多いのでしょうが、私は知りませんでした。
まさに「日本人の知らない日本語」!!
勉強になるな~♪♪
日本人も自分たちが使っている日本語にもっと情熱を持って接すれば、面白い発見がまだまだたくさんあることを教えてれるコミックエッセイ。
蛇蔵さんの絵柄もかわいくてとっても読みやすい。
あー、面白かった。