私的図書館

本好き人の365日

『図書館戦争』

2008-04-18 23:59:00 | 本と日常
公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律。

「メディア良化法」

人権擁護と、青少年をメディアの悪影響から守ることを建前に作られたこの法律は、恣意的に拡大解釈され、武装した良化特務機関による、事実上、表現の自由への弾圧が始まった。

一方、「メディア良化法」の検閲に対抗するため、「図書館の自由法」が成立、地方自治体に属する図書館は、この法律を根拠に自己防衛のための組織を持つに至り、あらゆる図書、出版物を守るために中央政府と対立した。

法律が制定されてから30年が経とうという現在では、両者の抗争は、完全なる武力闘争に発展している。


「………なんじゃそりゃ(笑)」


そんな架空の法律が制定された日本を舞台に、本を愛するヒロインと、その仲間(?)達が活躍する、有川浩さんの小説『図書館戦争』がアニメ化されました。

その第一回を見たのですが、これが、オ、面白い☆

本屋さんでタイトルを見た時は、あまりにも本好き直球狙いに見えたので、返って敬遠していたのですが、けっこう売れているみたいで、現在、本編4巻、別冊1巻が発売されています。

図書館+自衛隊+恋愛=?

ヒロインの笠原郁(かさはらいく)は22才。
高校生の時、メディア良化隊に本を取り上げられそうになったところを、図書隊員に助けられ、その時の王子様に憧れて図書隊に入隊した熱血バカ。

運動神経はいいものの、座学(勉強)はニガ手で自分より背の低いオニ教官の堂上にしごかれる日々。

本を愛する気持と王子様に再会できるかもという期待を支えに、厳しい訓練に耐えています。

そんな郁を取り巻く仲間たちも個性豊かで楽しい☆

中でも郁を何かと目にかけている(目の敵?)オニ教官こと堂上と郁のかけ合いが見どころです♪

郁のピンチを助けた堂上にお説教されている場面では、憧れの王子さままで自分同様バカあつかいされて、ついつい「やめてよあたしの王子様に~!!」と立場も忘れて本気で口ゲンカ。

どうみても痴話ケンカにしか見えない☆

果たして郁は憧れの王子さまに会えるのか?

原作は読んでいないのですが、これからどんな展開になるのか楽しみです♪