私的図書館

本好き人の365日

『今日の早川さん』

2008-02-17 15:11:00 | 本と日常
いろんな意味で恥ずかしい…

先日病院に行った帰りに、本屋さんで「SFが読みたい! 2008年版」なる雑誌を立ち読みしていました。

SF(サイエンス・フィクション)好きなんです。

その表紙に載っていたかわいらしいマンガ。

どうやら、どこぞやのブログで連載されている四コマまんがらしくて、もうすでに書籍化されて売られてもいるんだとか。

SFをあつかったマンガは珍しいなぁ~

と思って探してみると、ちょうどその本屋さんに置いてあったので、試しに買ってみました。

題名は『今日の早川さん』*(キラキラ)*

作者はCOCOさん。「coco's bloblog Horror & SF」というブログで書いていたマンガの内容に手を加えたものらしいです。

SFだけじゃなくて、様々なジャンルの「本好き」な女性が登場する、本好きならではの内容に、思わず顔がほころんだり、ニンマリしたり、冷や汗が流れたり………

その中で本好きオタクの特徴としてあげられていたのが、

「感想文には主観入りまくりの☆や点数をつけたりする」
「今日買った本を感想もなしでひたすら律儀にblogで紹介…」

あぁ、こ、これは自分のことか?(冷汗)

でも上には上がいるもの。
自分でも「趣味は読書です」なんて言っていますが、この本を読むと、まだまだ自分が初心者だったことを(よかった、と)痛感させられました☆

本物の「本マニア」がいかなるものか!?

住宅事情も考えずに本を買い込み、興味のない人にまでうんちくをたれ、ズラーと並んだ背表紙を見て悦にひたる…

サンリオ文庫って何?
25000円のスラニスワフ・レムの『浴槽で発見された手記』?
アレステア・レナルズの『啓示空間』って1039ページもあるの?
センス・オブ・ワンダー??

奥が深いというか、底が知れないといか、一度入ったら光さえも逃げ出せない………

登場人物の女性たちが、それぞれどこぞやの出版社をもじっているのも笑えます♪

SF好きは早川さん(怖がり、もてない)。
ホラー好きは帆掛さん(策士、モテモテ)。
純文学が岩波さんで(ちょっと年上、色々大きい)、
ライトノベルは富士見さん(高校生)。
レア本好きは国生さん(お金持ち?)とか☆

恋人のいないクリスマスを女同士ですごしたり、古本屋でレア本を取り合ったり、お互いのジャンルをけなし合ったりと、四コマまんがですが絵は使い回しが多いので内容勝負。
それでも親しみやすい絵で好感が持てます。

失恋のたびに髪を切る、モテない早川さんに、早く理想の彼氏ができるといいなぁ。

ちなみに早川さんの理想は、「美形でお金持ちでSFが好きで…」

「そんなやついねーよ」(笑)←帆掛さんのつっこみ☆

ちなみに、この本の出版元は「早川書房」です♪