私的図書館

本好き人の365日

話し相手

2005-10-08 00:52:00 | 日々の出来事
先日、病院に行ったのですが、待合室でこんな会話を聞きました。

話していたのは、70才くらいの年配のご婦人二人。

「孫娘がもう26になるんだけど、まだ結婚相手がいなくてねぇ、どこかにイイ人いない?」

「今は顔がイイだけじゃダメでしょ。家柄や収入もそこそこよくないと」

…そうか、顔がイイだけじゃダメなんだ(^∇^)

どうやら、その孫娘というのは、東京で働いていて、たまに実家に帰ってきても、30までは結婚しないと、悠長に構えているんだとか…

結婚という言葉に微妙に反応してしまう自分*(汗)*

おい、どこの誰だか知らないけれど、おばあちゃんに心配かけるなよ!(笑)

別に聞き耳をたてていたわけではないのですが、席が近いのでどうしても聞こえてきてしまう~*(音符)*

「真面目で大人しくて、へんに友達がいないほうがいいのよ」

「多少年上でもかまわない」

「そうね、7つくらいなら上でもいいわ」

…オイオイおばあちゃん、結婚するのはあんたじゃないゾ*(汗)*

それから二人の会話は途切れることなく、延々とペチャクチャ続いて、待合室ではけっこう待たされたので(ま、いつものことですが)、二人は10分以上はしゃべっていたはず。

やがて、その孫の相手にはどこの誰それがちょうどいいとか、あの会社に知り合いの誰それの息子が勤めているとか、話題はかなり具体的な内容に。

そしてそのうち、何かの拍子で、一人がもう一人に訊ねたのです。

「ところであんたどこに住んでるの?」

…エ!?
し、知り合いじゃないのかよ*(びっくり2)*

ちょっと!
それにしては、かなり重要なことまで話してなかった、あんた達?
すでに孫娘の婿の選定までしてたでしょ*(涙)*

…つまり、いままでの話は、待合室で隣同士になった二人がたまたま話していた世間話だったわけね。

どうして女性って、たまたま隣に座った人と、あんなに親しげに話しが出来るんだろう?

まあ、面白かったといえば面白かったんだけど*(星)*

結局その話は、診察室からたまたま出てきた人が、二人のうちの一人と知り合いだったらしく、まったく別の、しかし前にも増して盛況な世間話に飲まれてしまって、それっきりになってしまいました。

病院の待合室って…面白い☆