インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

愛の骸(むくろ)が累々(アルフィー・埋もれた名ラブソング)

2016-09-07 17:32:46 | カルチャー(祭)・アート・本
アルフィーの名ラブソング第二弾である。
以下、最近よくハミングしている気に入りの歌をどうぞ。

Last Stage
1:10あたりからスタートです。

狭いステージの上でいつも
かわいた心癒すために
作り笑いを売り物にして
一杯の水とひきかえてきた

休むことも許されず俺は
なんの為に心を削ってきたのか
時を唄い夢を叫び
気がつけば冷たい風の中

黄昏の街に夕日が沈む
まるで燃え尽きた愛のように
Loneliness I cry for everyone
涙あふれて
ラスト・ステージ もう二度と
愛の唄は歌わない


愛と挫折をくり返しながら
痛みをすべて唄に託してきた
遠い想い出奏でるメロディ
あの夏へはもう誰も戻れない
祈るように星空を見つめてる
充たされぬ心をいたわるように
Loneliness I cry for everyone
涙あふれて
ラスト・ステージ もう二度と
愛の唄は歌わない

誰にも本当の夢など語れない
これ以上俺は孤独になりたくない
疲れた体を癒す場所は
君のその胸の中
掴んだ夢と失した愛が
心の中で揺れている

…以下略

♪もう愛の唄は歌わない♪って、ちょっとどきりとする文句。振り返ってみれば、高見沢俊彦の328オリジナル曲のほとんどがラブソング、食傷してもおかしくない。
♪つかんだ夢となくした愛が心の中で揺れてる♪
夢(ミュージシャンとしての成功)を追求するために犠牲にした愛の数々、ロストラブの代償の上に築いた成功、喪失した愛の屍が累々と横たわっているようだ。

かくいう私も書くために犠牲にしてきたことは数知れない。
もちろん恋も犠牲になった。ある意味、家庭も。いい妻、いい母親にもなれなかった。

高見沢俊彦がラブソングを書くとき、脳裏にあるのはどの女性だろう。
小泉今日子(楽曲「木枯らしを抱いて」を提供したことで親密になったとの噂がささやかれたが、小泉側の事務所がもみ消したとのこと)、二児の母リョウコさん、はたまた……。ラストステージに歌われてる女性はきっと最愛の人だろうな。
ラブソングを休むことなく書きつづけたシンガソングライターの本音が赤裸々に明かされた歌詞で胸を打つ。

客席の赤とグリーンのペンライトのコンビが幻想的。
真夏の夜の祭典にふさわしい、最後の打ち上げ花火も華麗。2004年のサマーイベントだが、野外会場のよさは花火を打ち上げられること。でも、騒音苦情とかで会場を見つけるのが大変らしく、近年復活したサマーイベントは埼玉スーパーアリーナなど屋内施設で行われるらしい。
野外会場での壮大なスペクタル、一度観てみたかったな。

以下、ウイキから一部引用。
サマーイベント
アルフィーは夏の風物詩として野外で大規模なコンサートを行ってきた。数回の例外はあるが例年屋根のない場所で行われ、原則として同じ場所での公演は控えてきた。しかし晩年は場所探しの難航から、これらの原則は守ることが徐々に困難となっていた。
2007年にはそれまで25年間連続して行ってきた夏のイベントを一時休止、2009年8月8日、9日に開催された「YOKOHAMA PERFECT BURN」をもって、長年続けてきた夏の野外イベントは終了した。その後屋内ではあるが、さいたまスーパーアリーナで夏のイベントが3公演開催されている。

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帰国まで十日余

2016-09-07 17:05:53 | 私の作品(掌短編・エッセイ・俳句)
一時帰国で発着地の首都デリーに飛ぶのが17日、十日を切ってばたばたしている。
というわけで、記事が途絶えがちになるかもしれないが、ご容赦いただきたい。

昨日は象の頭を持つヒンドゥ神、ガネーシャの偶像を近くのパンダル(天幕を張った仮設寺院)で覗いたが、今年の偶像はいまひとつ見るべきところがなかった。
少しがっかりして、あとにした。

ベンガル湾の低気圧が発達して悪天、お祭りムードも台無しだ。

半ば以降は晴れてほしいと願っているが、どうだろう。

西オディッシャではヌアカイと言って、収穫祭。
といっても、今年は雨量が少なく、お百姓さんも渋い顔だろう。
初米を神様にお供えして祝うお祭りだが、灌漑設備が整っておらず雨の多寡に頼る農夫にとって、日照りによる凶作は死活問題、農薬をあおっての服毒自殺も相次いでいる。

さて、今はまっているロックバンド、アルフィーの秋フェスのチケットをゲットすべく、動いているが、この欄を借りて、ヘルプしてくれてる全ての人たちに深い感謝を捧げたい。購入代行をお申し出頂いた人たちに改めて、篤く感謝を捧げるばかりだ。

みなさん、ありがとうございました!!!

後日、ゲットしたとの祝報を届けられるよう祈るばかり。

さあ、いよいよ帰国が迫ってきた。


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