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「家忠日記 四」を読む 19

(庭の花盛りの花壇)

熊本の大地震は、未明にマグニチュード7.3の大地震が発生し、6強、6弱、5強、5弱と地震が頻発し、大変なことになっている。結局、この未明の地震が最大規模で本震とされ、今まで本震と呼ばれていた最初の地震は前震と呼ばれるのだという。そして本震の後の地震が余震と呼ばれる。これは呼び方の違いだけで、地震の本質が変わるわけではない。

午後、金谷宿大学「古文書に親しむ(経験者)」講座で、教授として、記念すべき第一回の講座があった。今日は自己紹介やら、資料の説明、この講座の進め方、講座への思いなどを話したりしたので、残り一時間を切り、結局テキスト2枚しか進まなかった。解読の中で4ヶ所ほど間違いがあり、読みの違いも2か所あった。皆んなが気楽に意見を言い、間違いを指摘してくれるような雰囲気にしたいと思っていたが、ある程度出来たと思う。

学生代表はNさんが手を挙げてくれ、終ってからH氏の提案で全体写真を撮った。これを使って、写真入りの名簿を作ってくれるようである。第一回目は何とか終わった。心配していた初心者のS氏も何とか付いて行けそうだと聞いた。次回からは、講座の開始時間を1時10分からとし、出来たら2時間実施したいと思う。

「家忠日記 四」の解読を続ける。

 天正十二年(1584)申七月
六日 庚辰 雨降り。
七日 辛巳 雨降り。
八日 壬午 
九日 癸未 
十日 甲申 

十一日乙酉 
十二日丙戌 
十三日丁亥 家康、伊勢より清須まで、御馬納められ候。
十四日戊子 
十五日己丑 田楽八幡岩くら、会下へ参り候。
      敵、物見出で候て、小牧人数衆も働き候。
※ 田楽八幡(たらがはちまん)- 伊多波刀神社(いたはとじんじゃ)のこと。愛知県春日井市上田楽(かみたらが)町に鎮座する神社。

十六日庚寅 
十七日辛卯 清須へ出仕候人数、半分返し候。
十八日壬辰 
十九日癸巳 
廿日 甲午 

廿一日乙未 
廿二日丙申 
廿三日丁酉 
廿四日戊戌 
廿五日己亥 

廿六日庚子 
廿七日辛丑 雨降り。
廿八日壬寅 雨降り。
廿九日癸卯 雨降り。
晦日 甲辰 雨降り。


 天正十二年(1584)申八月
 八月小
一日 乙巳 雨降り。
二日 丙午 
三日 丁未 雨降り。深溝、新造煩いにて、深溝越し候。
四日 戊申 勘左所にふる舞い候。
五日 己酉 会下へ参り候。作十郎所にふる舞い候。

六日 庚戌 
七日 辛亥 
八日 壬子 小牧へ越し候。
九日 癸丑 雨降り。
十日 甲寅 雨降り。
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