2015年クリスマス会

2015年12月23日 | 日記
音大を卒業した年からずっと続けている生徒さんたちのクリスマス会、今年で28回目となりました。カリオペくまもとを立ち上げてからは7回目ぐらいでしょうか。お陰様で生徒さんが増え続け、今年は初出演の方が6名もいらっしゃいました。年齢層も中2から70代までと幅広かったのですが、一番多いのは60代の方です。3部構成にして休憩も2回入れ、全部で2時間余りの長い演奏会になりました。
朝9時に会場入りして、はるばる県外から参加される聖歌隊のメンバー4名のレッスンをし、10時からリハーサル、12時から合唱の練習、1時開演の予定でしたが、今年は人数が多いのでリハーサルが押してしまって、合唱の練習が始まったのが12時20分でした。ドイツ語の歌なので発音の練習をしっかりやりながらの練習でしたが、総勢40名の合唱は鳥肌ものの素晴らしさでした。
定刻5分過ぎに開演。最初に歌った中高生3名が若々しくのびやかな声を聴かせてくれた後、初出演の5名の熟女たちもまた、イタリア歌曲を初々しく(笑)歌い上げて下さいました。休憩後、第2部ではドイツ歌曲が6曲にイタリア歌曲が5曲、そして聖歌隊による聖歌2曲。ここで既に2時半です。2回目の休憩を挟んで第3部の最初は、ゲスト出演の小6のお嬢さんのヴァイオリン独奏。熊日学生音楽コンクールの入賞常連さんで、今年も最優秀賞を受賞されたそうです。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番をお母様の伴奏で見事に弾いてくれて、演奏後は客席から思わず嘆声が洩れました。続いて「歌って踊れるピアニスト」のMさんの弾き語りです。ラフマニノフのヴォカリーズが天下一品の美しさでした。その後もさすがに第3部は質の高い演奏が続き、長丁場にも拘らずお客様は演奏者に釘づけになっています。残念だったのは「歌う女将さん」ことNさんが欠席だったこと。「ルサルカ」のアリアが先日のW先生のレッスンで素晴らしく仕上がっていたので、ご披露頂くのを楽しみにしていたのですが、来年に期待したいと思います。
最後に、いつもゲスト出演してくれる盟友Iさんがリストの「ローレライ」を渋く格調高く歌い上げてくれました。そしてコール・カリオペの大合唱。春と秋の発声セミナーで仕上げたバッハのカンタータ「主よ、人の望みの喜びよ」とベートーヴェンの「歓喜の歌」を全員で高らかに歌い上げて、2時間余りのコンサートが無事終わりました。
今回はセミナーに参加された方が10名ほど合唱に加わって下さったこともあり、会場は満杯でした。お客様も出演者も皆、じっと心の耳を傾けて聴き入って下さっているような温かい雰囲気で、これぞ我が教室の最も素晴らしい宝だと私は常々思っています。生徒さんが皆、それぞれ様々な制約の中でコツコツと練習を積み重ね、確実に一歩ずつ前進していかれている様子が歌ににじみ出いているので、聴いている方たちはそこに感動するのだと思うのです。盟友Iさんが「聴いているうちに涙が出た」と言ってくれましたが、何より嬉しい言葉でした。
今年は合唱だけに参加した方から、来年は独唱を披露して下さる方が出ることでしょう。歌は一人で歌っても大勢で歌っても楽しいものです。アンサンブルも楽しいです。いろんな楽しみを味わって頂きたいと思います。
ここまで書いて、いいことを思いつきました。来年は各パート1~2人ずつのアンサンブルを取り入れよう!

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2 コメント

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お疲れ様でした (N)
2015-12-24 01:22:33
先生、今日はお疲れ様でした.大盛会だったようですね。私も再挑戦のつもりでしたので先生に不参加の電話をした後もなかなかあきらめられず電車で間に合いそうな時間まで自分の中で「行く行かない」のせめぎあいでした。主人もなるだけ行けるようにと気遣ってくれたのですが、あまり無理をしても…という思いもあり、とうとう電車の時間を逃がしてしまいました。皆さんの歌も聴きたかったです。
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Unknown (吉田)
2015-12-24 07:58:09
Nさんの歌が聴けず、私も常連の皆さんもとても残念でした。一番残念な思いをされたのはNさんご自身ですよね。来年を楽しみに、また頑張りましょう!
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