旅の種々

2013年02月15日 | 日記
昨日ウィーンから無事に帰ってきました。毎回ヨーロッパから帰ると時差ボケで辛いのですが、今回はそれほどでもありません。実質3日間の滞在でしたから、日本時間が体に残っているうちに帰ってきてしまったのでしょうか(笑)。
今回は短いながら実に密度の濃い時間を過ごしたような気がします。いろんな印象が頭と心の中にごった返しているので、整理する意味で時系列に記憶を手繰っていきたいと思います。
まず出発前日。成田空港近くのホテルに前泊しました。そこで初めて、今回ご一緒するゴスペルグループの皆さんと顔合わせ。北は岩手の被災地から、大阪、東京、南は熊本、天草に跨る広域から7名のメンバーが集まりました。この7名以外に年輩のお花の先生とその娘さん、それから東京のメンバーのお母さん、計3名が応援団として参加されました。
この時点で初めて今回は7名で歌うのだと認識。この7人、ゴスペル歴もまちまちで、まるで闇鍋のような塩梅です(笑)。指導者のM先生が「メンバーがはっきりしないとプログラムが確定できないのよね」と仰っていた通り、実際に音楽祭で何を歌うのか、この時点でようやく固まってきました。手話付きで歌う曲もあり、熊本からのNさんとMさん(私の生徒さんとその生徒さん)など、初めての曲が何曲もあってさぞ焦ったことと思います。11時ぐらいまでM先生の部屋で練習をした後、お二人に私の部屋に来てもらって手話の練習や初めての曲の楽譜起こし(ゴスペルは楽譜が無いので、五線紙に書いて覚えようというもくろみです)などをしました。後は飛行機の中での練習に賭けるしかありません。
翌朝、成田で今回の旅行団の結団式。何と100名以上の大所帯です。旅行会社から3名、主催の読売カルチャーセンターから1人が随行されました。出発直前まで旅程をきちんと把握していなかった私は、ここでやっと今回はルフトハンザ(ドイツの航空会社)でフランクフルト経由でウィーンに行くのだと知りました。前日に父に「北周りで行くのか、南周りか」と尋ねられても答えられず、「どこで乗り換えるのか」と訊かれて「直行便よ」と答えていた私(-_-;)。パック旅行となると旅行社に丸投げして平気でいる私は、我ながらかなり危機意識の薄い人間です。
ともあれ、こうして機中の人となりました。ルフトハンザは初めてです。2階建ての大きな飛行機でしたが、連休初日とあって満席。隣席の老婦人は唱歌の合唱で出演されるとのことです。ここで初めて、今回の音楽祭には合唱やピアノ連弾、楽器のグループなども参加されるのだとわかりました。10時間以上のフライト中、MさんMさんはiPadやヴォイスレコーダーを駆使して練習に励んでいましたが、私はお隣さんとおしゃべりをしたり、持参した本を読んだり、うつらうつらと眠ったりしているうちにウィーンに到着。空港を出てバスに乗り込むと-1℃という表示が出ています。思っていたほど寒くありません。今年は暖冬だとか。
宿泊先は市立公園前のヒルトンホテルです。前日からウィーン入りしていたドイツ在住の友人、くみさんがロビーで待っていてくれました。昨年の春に熊本で会って以来、8か月ぶりの再会です。部屋にスーツケースが届くのを待って(くみさんへのお土産が入っているので)、8時からのオルガンコンサートに一緒に出かけることにしていたのですが、そのスーツケースがなかなか来ません。8時半ごろになってやっと届きました。オルガンコンサートは諦め、近くのレストランで2人で食事をしました。何を食べたのだったか思い出せませんが、感じのよい小さなビストロでした。2人でゆっくりくつろぐうちに、ウィーンに来た実感が湧いてきました。10時頃ホテルに戻り、相部屋になった天草のピアノ講師Yさん(彼女を含め若手が4人、アラフィフが3人というメンバー構成です)ともども旅の疲れですぐに寝てしまいました。
翌日、翌々日はいよいよ当地での演奏ですが、その前にちょっとした事件が起きました。それについてはまた明日。今日はここまでにしたいと思います。

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4 コメント

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おかえりなさいU+203C (ばんぺいゆ)
2013-02-15 23:31:53
ご無事で何よりでした。おかえりなさいU+203C
あとの話が楽しみです。
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Unknown (吉田)
2013-02-15 23:59:54
ばんぺいゆさん、早速のコメント有難うございます。続きをどうぞお楽しみに!
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Unknown (ドレミファそら豆)
2013-02-16 12:12:37
厳しい寒さだけを心配していましたが・・・暖冬だったようでよかった・よかった。
後日談を楽しみにしていま~~~~す。 (^o^)/
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Unknown (吉田)
2013-02-16 21:24:49
そら豆さんのお陰で寒さへの備えは万全でした。暖冬と言っても熊本に比べればやっぱり寒かった!
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