のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

サヨナラCOLOR

2005年10月18日 23時51分52秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 海を臨む病院に勤める医者・正平(竹中直人)の元に、
 子宮ガンを患い未知子(原田知世)が入院してきた。
 偶然にも、彼女は正平が高校時代思い焦がれた初恋の人であった。
 気楽に独り身を謳歌しているかに見える正平だが、
 実は二十数年もの間、未知子を一途に思い続けていたのだ。
 すっかり自分のことを忘れている彼女の素振りに傷つきながらも、
 献身的な治療を施す正平。徐々に回復し、正平に心を開き始めた
 未知子だったが…。

■感想 ☆☆☆☆  涙☆☆☆
 自分よりも相手を思う気持ち。
 見返りを求めない感情。
 忘れようと思っても忘れることができない人。
 それらが形作るものが「愛」だと思う。
 愛は激しいものではなく、穏やかで静かでそして
 時に哀しいもの、寂しいものなのだろう。

 場面転換に使われる蒼い静かな海と爽やかな水色の空。
 いつも傍に当たり前のようにありながら
 時にその静かさや大きさに呑み込まれそうになる。
 ストーリーとは何の関係もなく
 何気なく入れられているかに見える場面だが
 ストーリーが進めば進むほど、訴えかけ、存在感を増し始める。

 今も昔も冴えない男性がずっとずっと大切に持ち続けている感情。
 不器用な愛情の示し方は時に痛々しく時に滑稽。
 だが、滑稽であればあるほど、ラストの切なさが胸にしみわたる。

 「サヨナラから はじまることが
   たくさん あるんだよ
  本当のことが 見えてるなら
   その思いを 捨てないで」

 主題歌がラストの哀切さを更に盛り上げる。
 この曲に監督は感銘を受けて、この映画を企画したと言う。

 サヨナラから始まることはたくさんある。
 でも、そのためには、本当のことが見えてる必要がある。
 私たちは本当のことを見つめて生きているのだろうか。
 楽なほうに流されて、自分の感情さえも
 ホンモノと贋物を取り違えている生きている人は
 決して少なくないと思うのだ。

 滑稽でもいい。滑稽に見えるくらい真摯に生きたい。

ブログのご縁が重なって

2005年10月18日 23時07分25秒 | 日常生活
文字を読むのも書くのも大好きなのりぞう。
ブログ制度をかなり活用しています。
友人のブログはストーカー並に読み漁っています。

なおかつ、時間があるときは
友人のブログに書き込んでいる人の
ブログにも飛んでいきます。
文章って本当に書いている人の人柄が
そのまま出るんですよね。
興味深いです。そして面白い。

そんなブログのご縁が重なって
本日、福岡市の中心近く、赤坂にある
ヨガ教室に初参加。
習い事どころかお食事も買い物もすべて
自宅と会社の周辺で済ませる傾向にある
のりぞうには珍しく中心部への遠征です。

高層ビルの23階で
夜景を見ながらリラックスヨガにうっとり。
このシチュエーションのすべてが
いつもののりぞうとは別世界。
傍から見たら「独身貴族」(古っ!)っぽくない?
素敵なセレブっぽくない?

ヨガをしている時間は自分との対面の時間。
自己満足の世界にひたりつつも
自分自身の中に深く入り込んでいきます。

普段、こんなにゆっくり呼吸してるっけ?
普段、自分の体調に耳傾けてるっけ?
いろいろ反省だらけ。

小さい頃から
柔軟な人、やわらかい人に憧れ続けてます。
それは、体が柔らかい人、というだけではなく
考え方が柔軟な人、雰囲気がやわらかい人
人当たりの柔らかい人、もろもろすべてにおいて。

そんなことを思いながら
体をうーんと伸ばした2時間。
心も頭も体もすっきり。

素敵な時間を過ごせました。
こういうめぐり合わせがあるから
引きこもりも侮れません。