■ストーリ
「本当にしたいことは何なのか」
12歳になったばかりの僕は、終業式が終わると、
リュックサックを背負って家を飛び出した。
両親に会うために・・・。
ブリキの潜水艦に詰まった、18年前の夏の思い出。
■感想 ☆☆☆☆☆
主役の西川浩幸さんは小学生と30代半ばの男性を
演じ分け、そして、その相棒である「犬」を
坂口理恵さんが演じる。
ドラマや映画では見せることができない
舞台ならではの魅力が詰まった作品。
着ぐるみやメイクではなく、演技力だけで
犬や小学生を演じてみせる二人に
思いっきり拍手を送りたくなる。
そして、見終わった後、自分が小学生だった頃のことを
懐かしく思い返してしまう。一日が長かったあの頃。
夏休みの初日に、夏休みが永遠に続くのではないかと感じたこと。
暗くなるまで遊んで家に帰るときの夕暮れの色。
家から漂ってくるお風呂や夕ご飯の匂い。
大人に辛いことや悩みがあるなんて思いもしなかったあの頃。
だが、タケシは大人の「辛い事情」で
それまでの生活をすべて奪われる。
家族との生活も生まれたときから過ごしていた家も。
タケシは決して泣き言を言わない。願望も言わない。
「うん」「それでいいよ」
子供の願望は大人の事情には逆らえないことを
そして、今の自分では望みが叶えられないことを
悟っているタケシは終始痛々しい。
そんなタケシをぶっきらぼうに温かく見守るネモ船長と
彼の飼い犬サブリナ。
子供の頃、大人になっても
子供の気持ちを忘れないと誓った。
けれども、その気持ちさえ徐々に薄れてきている。
だから、この作品を見ると切ない懐かしい
気持ちになるのだろう。
「本当にしたいことは何なのか」
12歳になったばかりの僕は、終業式が終わると、
リュックサックを背負って家を飛び出した。
両親に会うために・・・。
ブリキの潜水艦に詰まった、18年前の夏の思い出。
■感想 ☆☆☆☆☆
主役の西川浩幸さんは小学生と30代半ばの男性を
演じ分け、そして、その相棒である「犬」を
坂口理恵さんが演じる。
ドラマや映画では見せることができない
舞台ならではの魅力が詰まった作品。
着ぐるみやメイクではなく、演技力だけで
犬や小学生を演じてみせる二人に
思いっきり拍手を送りたくなる。
そして、見終わった後、自分が小学生だった頃のことを
懐かしく思い返してしまう。一日が長かったあの頃。
夏休みの初日に、夏休みが永遠に続くのではないかと感じたこと。
暗くなるまで遊んで家に帰るときの夕暮れの色。
家から漂ってくるお風呂や夕ご飯の匂い。
大人に辛いことや悩みがあるなんて思いもしなかったあの頃。
だが、タケシは大人の「辛い事情」で
それまでの生活をすべて奪われる。
家族との生活も生まれたときから過ごしていた家も。
タケシは決して泣き言を言わない。願望も言わない。
「うん」「それでいいよ」
子供の願望は大人の事情には逆らえないことを
そして、今の自分では望みが叶えられないことを
悟っているタケシは終始痛々しい。
そんなタケシをぶっきらぼうに温かく見守るネモ船長と
彼の飼い犬サブリナ。
子供の頃、大人になっても
子供の気持ちを忘れないと誓った。
けれども、その気持ちさえ徐々に薄れてきている。
だから、この作品を見ると切ない懐かしい
気持ちになるのだろう。