納税者に寄り添う税の専門家 税理士法人 元(GEN)のブログ

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日本の会社員の給与

2021-10-06 10:55:47 | Weblog
会社員の給与はなかなか増えないですね。


令和2年分の民間給与、平均で433万円と2年連続で減少


国税庁はこのほど、令和2年分民間給与実態統計調査結果を公表した。

それによると、1年を通じて勤務した給与所得者数は前年比0・2%減の5245万人で、

過去最大だった前年より減少した。

正規は同0・1%減の3483万人、非正規は同1・0%減の1203万人だった。

なお、同年分は、副業をしている給与所得者が近年、増加したことにより、

乙欄適用者を除いた統計表を公表している。

副業により2カ所以上から給与をもらっていて、

別の会社で「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出している人に適用する

「乙欄適用者」が増加。乙欄適用者の給与はメインの給与と比べると低く、

全体の給与水準が下がってしまうことから、より実態に近づけるためだ。

1年を通じて勤務した給与所得者全体の平均給与は、

同0・8%減の433万円で2年連続の減少。

平均給与を男女別に見てみると、男性は同1・4%減の532万円、女性は同1・0%減の293万円だった。

乙欄適用者を除いてみた平均給与は439万円で、

男女別では、男性540万円、女性296万円と、全体より高い数字となっている。

1年を通じて勤務した給与所得者の平均賞与は、

新型コロナウイルスの影響により同8・1%減の65万円と、

平成21年のリーマンショック後の13・2%減に続く大幅な減少となった。

平均賞与を男女別に見ると、男性は同8・6%減の83万円、女性は同8・9%減の39万円となっている。

また、役員や青色事業専従者を除く正規の平均給与を見ると、

同1・5%減の496万円、アルバイトや派遣社員などの非正規は同0・9%増の176万円だった。

統計を取り始めた24年分以後、拡大し続けていた正規と非正規の平均給与の差が、

今回、初めて縮小。これは、正規社員の賞与が大きく減り平均給与が下がったことによる。

1年を通じて勤務した給与所得者数は5245万人で、その支払われた給与総額は、

同0・9%減の227兆1582億円、過去最大だった前年よりも減少した。

これを男女別に見ると、男性は同0・1%増の163兆7287億円で、

女性は同3・4%減の63兆4295億円と、男性は若干増加した一方、女性の減少幅は大きかった。

これを乙欄適用者を除いてみると、給与所得者数は5100万人で、

給与総額は224兆403億円、男女別に見ると、

男性は161兆6225億円、女性は62兆4178億円となっている。

 

(税のしるべ)
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