納税者に寄り添う税の専門家 税理士法人 元(GEN)のブログ

会計・税金・経営情報について「わかりやすい」を合言葉に現場の声を発信しています。

規制緩和

2006-12-31 09:28:37 | Weblog
規制緩和と税理士制度のつづきです。

○規制緩和の要請
「推進会議」は 内閣総理大臣の諮問機関の有識
者会議で内閣府本府組織令による平成16年4月
1日から平成19年3月31日まで3年間の時限設
置である。「推進会議」内の各委員会・ワーキング
グループにおいて調査・審議がおこなわれている。
「規制改革・民間開放推進のための基本方針」の
策定は閣議決定された。閣議決定は毎年3月に翌
年度の政府方針を示すかたちで改訂がおこなわれ、
各省庁はこの方針に沿って規制改革を推進する法
改正等を実施している。なお、前身等の会議とし
て平成10年1月26日から平成13年3月31日
まで行政改革推進本部規制改革委員会(平成11年
4月6日規制緩和委員会から名称変更) 平成13
年4月1日から平成16年3月31まで 総合規
制改革会議が設置されていた。
規制緩和が税理士制度に与えた影響を「見直し
基準・視点」に関する進捗状況で確認しておくと、
・ 税理士については、その業務として、裁判所
において補佐人として訴訟代理人とともに出頭し、
陳述をすることができる制度が創設された。ま
た、中小企業の計算書類等の正確さに対する信
頼性を高めるために会計参与制度が創設された。
・学位取得等による試験科目の免除について見直した。
・ 税理士試験について、職歴による受験資格要件
である業務従事年数を職務の種類に応じて3年か
ら10年までとする従前制度から、一律に最も短い
3年に短縮するとともに、専門学校卒業者を短大
卒業者に相当する取扱いとして受験資格を認めた。
・ 税理士試験不合格者に対する成績通知を行った。
税理士試験について模範解答又は採点方針、必要な
キーワード、採点基準等を公表することが要請され
ている。
・ 強制入会制を採る各資格について、それぞれの
団体の役員に資格者以外の者を任用することが要
請された。日本税理士会連合会に現在、外部理事が
1名就任している。
・ 資格者間における競争を活性化する観点から、
報酬規定を会則記載事項から削除した。
・広告規制が見直され原則自由とした。
・研修が努力規定とされた。
・税理士法人制度が創設された。
規制緩和は供給を増やして需要を抑制するというの
が本質であり、市場原理の優先であるから公平な競争
に重点がおかれる。従って試験制度のある資格制度に
おいては「機会均等」の実現が第一義となる。
「推進会議」は「中間答申」において長年税務に関
わってきた職員の経験・専門性の活用について否定
するものではないが、と理解を示しながらも税理士
試験は税理士として当然習得しておくべき事項につ
いて、出題がなされ合否の決定がなされるものと考
えており、税理士に必要な経験・専門性を有する職
員であれば、税理士試験を受験しても当然合格する
ものと考えている、と見解を示している。「中間答申」
の本年度の措置として「当面実施すべき事項として、
税務職員が特例措置により資格を取得するにあたって
受講している講習や試験の内容、合否を決める基準等
は現在、公表されていないが透明性と資格の質の確
保の見地から、実施している講習や試験の内容等を
公表すべきである。」と規制緩和による「機会均等」の要
請をしている。


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規制緩和

2006-12-30 17:40:21 | Weblog
答申がでましたね。

規制改革・民間開放の推進に関する第3次答申(平成18年12月25日)
概要
http://www.kisei-kaikaku.go.jp/minutes/meeting/2006/10/item_1225_03.pdf
本文
http://www.kisei-kaikaku.go.jp/minutes/meeting/2006/10/item_1225_04.pdf
参考資料
http://www.kisei-kaikaku.go.jp/minutes/meeting/2006/10/item_1225_05.pdf


東京会論壇より

規制緩和と税理士制度

○はじめに
「税理士会から提案しなければ何も動かない」(東京
税理士界NO.595)との現状認識は本年6月に「税理
士の資格取得制度及び試験制度に関する意見」(以下
「意見書」という)を東京税理士会(以下「東京会」と
いう)の支部長会・理事会合同会議において機関決定
し、規制改革・民間開放推進会議(以下「推進会議」と
いう)及び日本税理士会連合会(以下「日税連」という)
に 提出した。(前出NO.594)
「推進会議」は本年3月に第13回の会議を開催し
本年度の答申に向けて検討する重点11項目について
今後の進め方を確認するとともに、「資格制度の見直
し」を重点項目に含め、「これまでに策定してきた資
格制度に関する基準・視点について、再検証する必
要がある」とし、「検討の方向性は業務独占資格を中
心に各制度の現状を把握し、論点整理を行った上で、
これまで行政改革委員会等において策定した資格制
度の見直しの基準・視点について、必要な見直しを
行う」とした。東京会制度部はこの千載一遇の機会
を捉え「意見書」案を策定し、法対策特別委員会を
とおして各支部法対策委員会等へ意見照会を得るな
どして「意見書」を取りまとめた。(前出NO.594)
「推進会議」は「資格制度の見直し」について強
制入会制度、資格者の質の向上等を論点整理の中心
と予定していたが本年7月に公表した「規制改革・
民間開放の推進のための重点検討事項に関する中間
答申」(以下「中間答申」という)において東京会の
「意見書」等の検討をおこなった結果「本年度の
措置として「税務官公署職員に対する資格付与制
度のあり方の見直し」(「中間答申」60頁)を盛り
込んだ。法改正項目を絞り込んだ今回の「意見書」
の提案方法は今後の税理士法改正の新たなる道筋
と期待される。
 

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確定申告

2006-12-27 17:17:13 | Weblog
事務所で

連続、来客対応。

確定申告の

誤りやすい事例。

住宅ローン控除の続きです。

共有名義で

住宅を

購入した場合

連帯保証だと

保証人は

控除の

対象になりません。

共有者が

同じ内容の

債務について

それぞれが

独立して

全責任を

負う

連帯債務の場合が

それぞれ控除の対象に

なります。

「連帯債務がある場合の住宅借入金等の年末残高の計算明細書」

を使用します。


では

浅草会に

行って来ます。



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確定申告

2006-12-26 17:03:16 | Weblog
一日雨です。

午前中、月例のお客様訪問1社。

午後から2社。

事務所に戻って来客対応。

確定申告の

誤りやすい事例の

つづきです。

住宅ローン控除。

要件のうち

住宅の

床面積が50㎡以上と

されています。

この床面積は登記簿上の

床面積によります。

売買契約書で

50㎡以上とされていても

登記簿で

50㎡に

満たない場合は

控除の対象に

なりません。



では

お客様の

忘年会に

行ってきます。




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確定申告

2006-12-25 18:04:43 | Weblog
確定申告の

誤りやすい事例

の続きです。

医療費控除。

健康保険等により

補てんされる金額が

あるにもかかわらず

控除をしていない。

出産育児一時金、高額療養費など

補てん金は控除しますが

申告段階で

未収のもので

あっても

見積りにより

控除します。

また

補てんの

対象となる

医療費ごとに

控除の計算を

行います。

出産手当金

傷病手当金などの

附加金は

補てん金に

該当しません。


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確定申告

2006-12-24 14:43:42 | Weblog
この時期は

業界の人は



休日出かな。

昨日のつづきです。

誤りやすい事例

医療費控除の限度額を控除していない。

あるいは単純に10万円を控除している。

合計所得金額が200万円未満の者は

控除額はその5%相当額となる。

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確定申告

2006-12-23 17:12:36 | Weblog
事務所で申告審議。

お客様来社、新設会社の設立。

昨日の

雑誌の取材から。

確定申告の

誤りやすい事例。

医療費控除。

生計を一にしていない

子の治療費を

親が支払った場合

その治療費を

親の医療費控除の対象に

含めている。


医療費控除は

自己又は自己と

生計を一にする配偶者

その他の親族に係る医療費に

限られる。


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年末調整

2006-12-22 21:22:30 | Weblog
事務所は

年末調整一色に。

雑誌の取材を受ける。

テーマは確定申告の

誤りやすい事例。

午後から

お客様訪問。

決算報告。

その後

高田馬場事務所で

打合せ。

夕方から

月例の

お客様訪問。

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株主

2006-12-21 19:29:19 | Weblog
毎年、年末になると

勤務している会社を

退職して

独立して

会社を設立する相談が多い。

最近の傾向は

同僚や

仕事仲間と

創業する傾向にある。

独立しやすい

仕事いうのが

あるのかどうか

わからないけど

社会人として

最初に就いた

仕事が

独立を決める要素に

なるのは当然の

なりゆき。

仲間とスタートするから

出資も公平にということに

なるのかな。

株主平等主義。

いまふう。

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社長

2006-12-19 23:01:47 | Weblog
午前中、数ヶ月前に契約した

お客様を訪問。

脱サラして会社を設立

初年度から順調な業績です。

事業計画を示され

年末年始に再度練って

その後に打合せをしたいとのこと。

事務所に戻り来客対応1社。

お客様を訪問するスタッフに同行する。

年末年始はあまり

休まないのかな。

事務所に再び戻り

最新のITの話を専門家から聞く。

興味深い。


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