納税者に寄り添う税の専門家 税理士法人 元(GEN)のブログ

会計・税金・経営情報について「わかりやすい」を合言葉に現場の声を発信しています。

消費税増税法案、衆議院通過

2012-06-27 16:21:18 | Weblog
消費税増税法案は衆議院を通過し

政権与党は事実上分裂状態。

ポイントは

①税率      2014年4月に8%、2015年10月に10%

②低所得者対策  8%引き上げ時に現金給付。
         給付付き税額控除か軽減税率の導入を検討。

③経済成長目標  名目3% 実質2%の経済成長率の目標を明記


中小企業の価格転嫁は相当深刻な問題(日本商工会議所)

価格転嫁対策、ありますか?

消費増税法案の行方

2012-06-24 13:55:33 | Weblog
株主総会が続きます。

ここ何年か参加している総会があります。

経営陣が株主の質問に丁寧に対応し

総会を途中で打ち切ることはありません。

その真摯な態度に毎回感心しています。

このデフレのときに業績を伸ばしました。

経営課題も明確で今後が楽しみです。


修正後の消費税増税法案の決議は明後日のようですが

法案が成立して政権与党が崩壊するかどうか

デフレ克服はまだまだ先のようです。




消費増税修正協議

2012-06-11 17:54:04 | Weblog
民自、2段階上げで一致(日経)

先週、そもそも論の話をしました。

(1)社会保障と税一体改革⇒増税は消費税、100%社会保障の財源に充てる
①人口減少社会 少子高齢化⇒働き手が減り、医療・年金・介護の比率が増えていくなかで
  社会保障を安定化させ、機能強化することが大きな目的
 ②日本の長期債務のGDP比212%と極めて高い。(但し91.5%が国内消化)
 ③消費税増税分は1%現行の社会保障の機能強化⇒社会保障の充実・子ども・子育て対策
                       ・医療・介護の充実・年金制度の改善 
          1%は基礎年金の国庫負担⇒年金の国庫負担2分1
          3%は社会保障の安定財源⇒持続可能な社会保障の第一歩を作る
④国会議員歳費のカット(12.88%) 国会議員の定数削減
 ⑤景気対策→名目成長率を3%、実質成長率を2% 閣議決定した政府の責任を法案に記載している
  デフレが続いている中で「どう景気を良くしていくのか」

(2) 経済成長派 名目GDPが成長すると、租税収入はそれ以上のペースで増える
 ①デフレ下で増税しても増収はない。増税すれば、景気がさらに悪化し税収は落ちる。
 ②日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。
 ③設備投資の促進と技術革新。
 ④消費税にインボイス方式を導入、社会保険未加入の法人を減らす。
 ⑤一定の物価上昇率を目標として定め、その目標を達成するまで金融を緩和する。

(3)小さい政府⇒政府の役割を国防とか警察など限定的にとらえ、国民に対するサービスを減らす
 ①官から民へ 国から地方へ のスローガン。
 ②政府の役割を小さくすればするほど経済は発展する。
 ③規制撤廃、公営企業の民営化、社会保障費の削減。
 ④大企業、富裕層に対して減税。
 ⑤トリクルダウン仮説。

(4)大きい政府⇒高福祉・高負担政策
 ①社会民主主義的な政策、福祉国家体制。
 ②累進課税制度。大企業、富裕層に対して課税強化。
 ③ビルドインスタビライザーの役割。
 ④ベーシックインカム制度。
 ⑤高収益企業、高額所得者の社会的還元。

(5)与野党の修正協議
 ①消費税税率の引き上げ時期
 ②低所得層対策
 ③最低保障年金制度
 ④後期高齢者制度
 ⑤幼稚園と保育園の一体化