山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

執着を離れて・・・

2015-09-06 09:27:37 | 日記
春の芽吹きの頃の美味しい山菜『釣鐘人参」
秋になりますとこんなに可愛い花が咲きます
子供が幼い頃は子供の手を引いて摘み草に夢中になりました
あの頃は花よりも食材としての理解していました別名 「やまみつば」
遠い昔と今が花を眺めていますと懐かしく交錯しています







日が暮れてゆく静けさの中
ひっそりとうつむいて開く「ゆうすげ」

明朝日が昇る頃はしぼんでしまう儚い一夜花
余りにも寿命が短いので月明かりを頼りに見に行きますと
虫の声を聞きながらうつむいて咲いていました

余りの美しさ見とれていますと
綺麗なのになんか寂しくなりました
なんという潔さなのでしょう

ふと人間社会の 執着と重ね合わせて見ていますと
自分で気付かない心の動きを
察知したように思えました
植物は人間社会を映す一面を持った鏡なのかも・・・・・



冷たい長雨の後 ようやく
お日様が顔を出して温かい秋らしい日になりました

お腹を空かせた蝶が「 おとこえし」 の蜜を吸いに次々に現れました
よっぽどお腹が空いていたのでしょう
私がカメラを構えて周りをうろうろしても
逃げようともしません
あの冷たい雨の時はどこにていたのでしょう?
これからはどんどん日が短くなって
蝶たちには厳しい季節になってくるでしょう

今のうちに一杯美味しい蜂を吸ってお腹を一杯にして・・・と言ってあげたいけれど
その一方では
形あるものは全て無になっていって
時は流れて変わらざるを得ない現実があります




コメント
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