山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

待望の秋

2023-08-05 14:48:07 | 旅行

七夕や秋を定る夜のはじめ       松尾芭蕉

 

 

この句は義母がよく七夕の日に詠んでおりました

「又始まった」顔を見合わせて笑っていました

義母が亡きあとこの句があの有名な芭蕉さんの句であったことを

後になって始めて知ったのです

そうです今日から暦の上では秋、秋、秋ですね

夕暮れ時に涼を求めて外に出れば夕焼け空にお月さまが昇っていました

月明かりもほどほどで今日の日中暑さを忘れさせてくれます

ひんやりとした空気に包まれて今日が静かに終わってゆくことに感謝します

 

野に咲く花もふく風も確実に秋のものになってきました

 

 

秋の七草の一つ「ききょう」 です

この濃い紫は夕暮れ時にはさらに濃くなって涼風に揺れればもう

秋の訪れを身近に感じるのです

又もうすぐにやってくるお盆花としてもかかせません

桔梗はこぼれだねで良く殖えますので

墓地にはいっぱいの桔梗が咲きます

 

 

これも七草にしんがりを務めております「なでしこ」 です

あちこちに有りますが私は殊にこの大きな石造名号の前に

ありますのが好きです

大きな石と,か細い姿のナデシコの対比が良いのです

「なでしこジャパン」「やまとなでしこ」 等と良くいわれますが

なかなかしぶとい花なのです

今頃から咲いて秋の霜が降りる頃まで頑張るのです

だからこそ「なでしこジャパン」なのです

優しい花姿が幼い子供をなでるような花    名前の由来だそうです

そして花ことも純愛、無邪気。、小ぶりで可愛らしそのままです

そして、、、

 

 

今月の荒さんのカレンダーです

そうですそのとうりです

夏休みも早や半ば中だるみ気味の君に送ります

 

 

これも秋の七草の仲間「おみなえし」 です

まとまって黄色く咲く細ずやかな花姿が優しく風にそよぐ姿から

女郎花の当て字です

「儚い恋」が花ことばです

因みにこの黄色は粟だそうです

オミナエシはこぼれ種では殖えません

心して種を播かないと自然消滅します

 

女郎花と比べてみますとずっしりとした茎に

白い花(白米)だそうです「オトコエシ」男郎花です

花ことばも野性味、慎重、賢明、と男性的です

もう少しすればこの草むらからしきりにコウロギの声も聞かれるでしょう

 

 

 

秋の七草の筆頭務めます「萩」です

小さい花を枝いっぱいに咲かせて

細い枝先にうつむいて咲いていることから

思案、内気、柔軟な精神等の花ことばです

日中は暑くても朝夕に吹く風に揺れて爽やかさを感じます

万葉集にも萩を詠んだ歌が一番多くて百四十首もあるそうです

 

 

水べりに爽やかに咲きます「さわききょう」 です

四季折々に変化を見せてくれます草木は

季の移りをいちはやく感じ私達に自然の素晴らしさを

教えてくれます

早くも紅葉の「べにまんさく」 です

この一枝は道路のちかくにあるからでしょうか

まだまだ秋とは申しましても、残暑も厳しい毎日ですね

それでも徐々に空が高くなって風も涼しさをましてくるでしょう

草木もだんだんと色付いてくるのでしよう

 

今年の七月は平均気温が1,91度上回ったそうです

七月の猛暑日は2,435地点と気象庁が集計を始めた2,012年以降で

二番目の多さだそうです

温暖化を言われてなお今地球を破壊するあの戦争も一因なのでしょう

それでも何とか今日を迎えられて暑い暑い夏をのりこえられたかな?と

ほっとしております

日も短くなれば日照時間も少なくなって

ふく風、虫の声、澄んでゆく池の水、高くなる空

そして野に咲く秋のはなばなと、、、心待ちにしています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする