今日一月十七日は恒例の厄除け祈祷会でした
早朝はとても寒くて庭のつつじの葉が霜で真っ白です
冷たい風に風鎮も静かに揺れております
護摩を焚きます不動堂です
皆さま寒さ対策をして集まって下さいました
明治の初めに厄除けでゆうめいな松本の午伏寺から
御分身を頂いてきました
厄除け白衣観音様です
白衣はすっかり黒衣となってしまいましたが
不動堂の前でどっしりと護っていてくださいます
不動堂の中では疫病退散の実を身を以って
果たされました慈恵大師様の尊像や
お不動様がお護摩の煙の中でじっと見守っていてくださいます
このお札こそ慈恵大師様が禅定に入られて
このようなお姿になって厄病を追い払ったとされる
角大師と言われるお札です
このようなことを言ってもう三年になります
信じても信じなくても何かにすがりたくなるような昨今ですね
皆さまにこのお札と厄除け観音様のお札とお不動様のおふだと
お赤飯(赤いものを悪魔が嫌うとされて居て)を沢山蒸かして
パックに詰めました
折から今日は「おむすびの日」だそうです
二十八年前に起きました阪神大震災で炊き出しのでおにぎりで被災者を
元気付けたからだそうです
米五百Ｋを3百人で約1万個のおにぎりを作ったそうです
暖かな人の手で握ったおにぎりが
傷つき弱った人々を救ったのでしょう
この新聞を見て私も一パックごとに心をこめて皆さまの
心願蛾成就することを願って詰めました
春一番に咲きます春蘭が芽を伸ばして春待顔です
朝は曇っておりましたが祈祷が済んで皆さま帰られる頃には
陽が射してきました
南アルプスは相変わらずの厳しい表情ですが
平地には雪が無くて昨年とは大違いです
今日のお天気の様に皆さまの願い事が
お観音様やお不動様に届くことを願っての一日です
