山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

終戦七五年めに

2020-08-15 14:03:58 | 日記

終戦の日八月一五日正午より一分間我が町の寺院は

揃って平和を願う鐘をつきます

 

 

 

昨年新築した鐘を住職が山門の鐘を孫が

それぞれ三、二,一、ゴ~ンと鳴らしました

この戦争で三百十万が命をおとしたそうです

国土は焦土と化しましたが

その体験を語る方がだんだんと少なくなっているようです

私達は先人の厳しい体験を忘れないで後世に

二度とこのようなことが起こらない様に伝えなくてはなtりません

そんな思いで合掌をしました

そしてもう一つコロナが一刻でも早く終息しますように、、、、と

鐘の音は余韻を響かせて私達の願いを乗せて周りの山々にに吸い込まれていきました

厳しい残暑の中の一分間でした

 

明けて今日は送り盆です

日中は相変わらずの残暑です

モクモクとした 入道雲をバックに自由奔放に枝を伸ばしています

嫌われ草の「ぼたんずる」です

この草はとても甘い香りでいつも蝶や蜂に囲まれています

花ことばも休息、心地よい癒しだそうです

丸で花の門ともいうくらいです

 

さすがに暦の上では秋を思わせてくれます「柚香菊」(ゆうがぎく)です

野菊で一番早い開花です

その花の香りが柚子に似ていてこのなまえだそうです

朝夕の涼しさから野菊の季節になったのです

他の野菊の硬い蕾を横目に見て涼風に揺れて咲く姿からか

花ことばも天真爛漫だそうです

 

杉木立見あげる木々の隙間から

チラチラとこぼれる陽ざしを受けて立派に育ちました 「くさぎ」です

晩秋に実る実が草木染めの藍の色だそうです

花の香りが悪くてこのような名前だそうです

 

木陰はやはりとても涼しくて秋の到来を感じます

秋の七草の筆頭の「萩」 です

萩は万葉集にも一番多く詠まれている人気の花です

万葉の頃は馬に乗って萩の花見をしたという記述も残されています

一寸した風に揺れて咲くさまに季節の移り変わり思わせられます

七月末のお施餓鬼会からお盆の法要と仏事をこなして

ほっとする時でもあります

お公家さまが手に持っておられるヒノキの扇に葉が似ていて

「ひおうぎ」 です

晩秋の頃の実が黒くてつややかで「ぬばたま」といわれます

ぬばたまは黒髪の枕詞にもなっています

一日花で花ことばも誠実だそうです

決して華やかではありませんが

誠実そうな花姿です

 

コロナだけでも大変なのに連日のこの残暑

身も心ボロボロなんて方もおいでることでしょう

どうぞこの山の奥に咲きます

萩やユウガギクが風に揺れますのを感じて

我が待つ秋は近ずいていると思っていただけましたら幸いです

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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