日一日と、散っていく木の葉さえ残り少なくなって
本格的な冬に入っていくはざまで・・・
寒気に耐えながら、純白の小粒な花 「こめつつじ」 が
美しさの中に一抹の寂しさを漂わせ
慎ましく咲いていました。
追いかけられるような雑事の毎日、
有るか無きかの様な楚々とした花が 北風に揺れる様は、
心引き締まる気がします。
急に寒くなって、うっすらと雪が積もった朝、
「はまぎく」 の上に小さなしじみちょうが横たわっていました。
そっと触れると、微かに動いて・・・。
「今日という日が、昨日と同じに過ごせる事は決して当たり前ではないのよ」 と
言われている様で・・・。