金曜8時にプロレスをやらなくなって久しい。
ゆきたんくが20代の頃には、プロレスがブームになっていた。
ヒーローアントニオ猪木が現役で、藤波がいて、長州がいて、タイガーマスクがいて、一週間に一度は興奮できたものだった。
とくにアントニオ猪木のプロレスは色気があり、誰にでもまねのできるものではないと思っていた。
受けの美学、キラー、テクニシャンと様々な引き出しを持っていた。
生き方そのものが稀有のアスリートである。
アントニオ猪木vs馳浩 1992.1.4東京ドーム
この試合は東京ドームで見た。
家ではビデオを撮っていた。
ドームで見ても、テレビの画面で見ても、空間の使い方がこれほどうまいレスラーはいない。
リングを舞台に見立てて、演じている役者のようだ。