伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

いったいどこまで・・・

2008-10-19 21:59:33 | 言いたんく

最初の写真はグーグル・アースの初期画面だ。
これだけでバーチャルな世界旅行が楽しめる。
すごい時代になったものだ。
ある意味あきれかえっているゆきたんくだ。

何にって、技術の進歩である。

 コンピューターはあくまでツールだが、ここまで一元管理が簡単にできるものとは思わなかった。またそういうふうになるとも思えなかった。

 まず音楽の話だが、高校時代に聴く音楽からやる音楽に目覚めた。
楽器も友達に手ほどきを受けたソプラノリコーダーから弦楽器になった。
一番最初の弦楽器はマンドリン。イギリスのミュージシャン、マイクオールフィールドのデビューアルバムチューブーベルズを聴いたのがきっかけだ。


チューブラーベルズのジャケット

 この曲は一人のミュージシャンが殆どの楽器を弾き、多重録音により出来上がっている。多重録音という手法のさきがけである。

 ゆきたんくも真似をしたかったが、そんな機械が身近にある訳がない。
テープレコーダーにリコーダーの音を録音し、その音と自分の生音を重ねたものを他のレコーダーに録るピンポン録音をして楽しんでいた。

 その後、小学校時代の友人がプロのミュージシャンを目指しており、オープンリールの4トラックレコーダーで多重録音ができることを知った。そして社会人になり、初めて手に入れたのが、ティアックのポーター1というマルチトラッカーだ。

 今では、ハードディスクレコーディングが主だが、PCでもアプリケーションを使えば多重録音ができるようになった。マイク・オールドフィールドとの出会いが元である。

 そうなればセカンドアルバムも聴くようになる。
センカドアルバムのタイトルはハージェストリッジ。


ハージェストリッジのジャケット

 辞書をみても載っていないし、魚眼レンズで獲ったような写真をあつらえたジャケットの意味は分らないし、曲は地味(よく聴くとそうではない)だし・・・。

 PCでインターネットができるようななってから、ネット仲間というのができ、より多くの情報を手に入れることができた。情報の入手である。

 日本ではマイナーなミュージシャンのマイク・オールドフィールドのことをよく知っている日本人の一人と勝手に思っていたが、所詮井の中の蛙で上には上がいることを知った。そしてハージェストというのは地名で、イングランドとウェールズにまたがる丘陵の辺りにあるという。リッジだけになったら辞書で調べたらあった。丘と言う意味だ。自分が知ってしたのはhillだけだった。あちら風にいうとハージェスト尾根が一番近いらしい。

 次に、旅の話だ。出不精だったゆきたんくが現在では旅行好きだ。
ホームページの旅のコーナーまで造っている。


2003年にイギリスに行く機会を持った。
 当然、チューブラーベルズの生まれたマナーハウスや、先のハージェストリッジに行きたくなるのはマイクファンの人情である。

 そして行った。残念ながら抹茶アイス風の茂みのところまでは行かなかったが、ハージェストリッジの入り口の柵を越えて、草原の中を歩くことができたのだ。約30年の執念である。

 そのハージェストリッジもグーグル・アースでみることができる。
最初は画像が荒かったが、イギリスは精細な写真が多くなってきており、今では草原の羊も見える感じがする。


ハージェスト・リッジだ。ひし形に盛り上がっている。

 この写真を高度を下げてみると、ジャケットの中の他の丘陵や、丘の中の茂みなどが見えてくる。1974年の当時、どうやってあのジャケットの写真を撮ったのだろうか。

 今は「情報の入手」をする側から「情報の発信」をする側になったゆきたんくである。そうすると、「あれが出来ればいいのに、これが出来ればいいのに・・・」と思っていたことができる世の中になってきている。

 今回は「音楽」と「旅」について書いてみた。いずれもPCが表現をするための手段になっている。それらが時を越えて、ジャンルを超えてリンクさせることができるのがコンピューターなのだろう。この先、いったいどこまで技術が進歩するのやら・・・


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