そう、ずっと意味の分からなかった展示があった。
乗り物じゃないじゃないか。
当然である。
乗り物博物館ではなくて、交通博物館なのだ。
大人になってやっと意味が分かった。
交通機関が走る場所は道路である。
その道路等は乗り物だけが行き来する訳ではない。
人も行き来するのである。
人だけの道路もあって当たり前である。
そういう意味合いで展示されていたのだろう。
子どもの頃は、そのことに気がつかなかった。
というよりも、展示そのものが当時あったのかも曖昧な状態である。
日本三大奇橋の一つ、山口県岩国市の錦帯橋の模型である。
よく見ると、鏡で橋の造りがよく見えるようになっている。
川を渡るための橋の造りの解説は、大変貴重なものであった。
様々な博物館等に学芸員の方がいらっしゃるが、素晴らしいものを伝える専門家の存在はなくてはならないものだと思う。
かくして、つっくんはここには興味を示さなかった。
写真を撮っている間に、どこかにランデブーである(笑)
ゆきたんくが錦帯橋に実際に行ったのは2009年8月6日。
これから3年後のことである。
なかなか歩きにくい錦帯橋。
構築学的には重量に強い構造である。アーチ橋構造はどの国でも見られる。
交通博物館では鏡で見ることができた、橋の構造である。素晴らしい造りだ。