伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

旅の楽しみ225・ケルン

2014-08-09 23:23:58 | 

さて今夏旅行最初の目的地はケルンだ。

20年以上前から大変お世話になった方がいた。

大学でドイツ文学の教授をされていた。

残念ながら8年前に病気で他界された。

その方と、「いつか一緒に見たいと思います。」

と話していたのがケルン大聖堂なのだ。



この2本の尖塔が特徴的だ。 西側


 ザンクト・ペーター・ウッド・ウント・マリア大聖堂というのが正式名称だ。

ゴシック様式の建築物では世界最大である。

157mの高さを誇る大聖堂だ。

角度を変えて見る。


 


大聖堂の南側


 

 

中にも入ってみた。

神父様が、忙しそうに動き回っている。

観光地といいつつ、「神に仕える場」としての仕事場なのであるから。

やはり写真ではこの感動を伝えきることができない。

とにかく山のようにでかいのだ。

そして同行のS氏のおかげで、またとない感動の出会いをすることになる。

大聖堂よりも南に400mほど行ったところに調査発掘の現場があった。



しっかりとした石造りの住居跡が出てきたようだ。

 


井戸と思われる施設もある。


 ここが何であるのかはゆきたんくにはわからない。

ただ一つ分かっていることは、S氏が言った言葉に集約されている。

「今度、ここを見る機会があったとしたら、施設として残されているか、全く関係のない建物が立っていることでしょう。」

本当にその通りだと思った。

20年に渡ったケルン大聖堂への思い、そして故人への報告、古い時代の遺跡に触れることができたのである。


 

 

矢印上がケルン大聖堂。 矢印下が発掘場所

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