学校教育現場で小中一貫教育が言われるようになって久しい。
日本中で,小中一貫校(同じ敷地の中に小学校と中がっうがある。)や小中一貫教育校(中学校区で交流が行われている。)が増えている。
ゆきたんくの母校であった,東京都品川区立伊藤中学校も,区立原小学校と統合し,小中一貫校伊藤学園としての現在がある。
今日のお題も昨日に引き続き「軍艦島」だ。
かつて世界一の人口密度を誇ったこの島には小学校と中学校があった。
その写真を見ていただきたい。
軍艦島正式名称は「端島(はしま)」という。
軍艦島には三菱社の私立端島小中学校が造られた。
1921年の公立に移管し高浜村立端島小学校となり中学校が併設される。
その11年後,6階建ての鉄筋コンクリートの校舎に生まれ変わった。
さらに3年後7階が増設された。
1階から4階までが小学校,5~7階までが中学校で,1棟の中に小中学校が入っていた。
1階が防波壁で半分しか見えない,7階は崩れ始めている。海側(北東側)からの風景。
閉校後46年経ち,この姿となった。
この校舎の中には,当時の机や黒板,教材資料が残されている(写真で見た)。
第一見学広場(南西側)から見た校舎
こちらからだと,7階の屋根が見えている。
端島に暮らす人たちは,家族のように仲がよかったという。
この学校もある意味,日本初の小中一貫校なのではないか。