「クラウド」
このごろ聞く新しい言葉だ。
早速本を買った。
1時間でわかるクラウド
1時間で分かると書いてあるので飛びついた。
通常ならば1時間、ゆきたんくならば5時間だろう。
今までのパーソナルコンビューティングは、自前のパソコンにアプリケーションがあり、そのヴァージョンアップ、データ管理などを自分でやらなればならなかった。
そして、高機能な機種も出できた。
もたらされたものは、パソコンの動作が非常重くなったということだ。
この本によると、クラウド(雲)=インターネットだという。
個人のパソコンでしていたことを、インターネットでつかながっている別の場所で行うという考えだ。
いままでは個人のパソコンでアプリケーションを立ち上げて作業を行っていた。
高価なアプリケーションの購入、ヴァージョンアップ、パソコン動作が重くなるという弊害を生んだ。
クラウドでは、パソコンをインターネットつなぐことによって様々なサービスを受けられるという。
自分のコンピューターの使い方を検証してみた。
ゆきたんくの使っているgmailはグーグルのサービスだ。
メーラーなしでメールのやりとりをしている。
QRコードも、作成サイトがあって、文書を送れば作ってくれる。
プログサービスもクラウドではないか。
写真を選び、テキストを入力すれば、見栄えのいいホームへージになるのだ。
例を挙げればまだまだある。
しかし、一番の特徴とは何か。
1台のコンピューターでの処理スピードの何倍も速いスピード処理ができることだ。
それをハドゥープという。
自分のパソコンで処理していた仕事を、インターネット上の受付サーバー(物理サーバー)に送る。
受付サーバーから、数千台の仮想サーバー(実態はデータセンターに格納された物理サーバー)に送り仕事をさせる。
それを瞬時に集約して、ユーザーに返す。
インターネットという技術がありきの技術である。
考えてみれば、ゆきたんくは「幸たんく」というホームページの管理者である。
しかし、自分の作ったデータを自分のサーバーから閲覧者に送信している訳ではない。
データが19GBくらいあるのだから、かなり重くなってしまう。
トクトクというサーバーを1月200円でレンタルしている。
そこのサーバーにデータがあるので、閲覧者がアクセスするのはトクトクである。
そして、データの管理をしてくれている。
ゆきたんくのパソコンがクラッシュしても、「幸たんく」のデータは壊れないという訳だ。
トクトクの方で様々なメンテナンスもやってくれている。
かつてゆきたんくがシステムエンジニアだった頃、新宿の会社にある端末(CRTとキーボード)で仕事をしていた。
その端末は神奈川県にある巨大システムとケーブルでつながっていた。
そう、今よりも30年くらい前は、クラウドのような形が当たり前だったのである。
マイクロソフトが高機能なOSやアブリを作り、それを処理するインテルのCPUという形が壊れてきたと、この本の筆者も書いています。
これからの時代は「情報処理を他人のコンピューターにまかせる」考えに変わってくるのだと思う。
さて、情報漏洩の問題もあるが、それはどうなるのだろうか。