生田緑地

2015-12-03 01:09:41 | その他旅行き
川崎市岡本太郎美術館のある生田緑地は広いところだった。
東口駐車場から歩いたのだが、ただ緑があるだけの公園ではなく、いろんな施設があった。
「日本民家園」てのがあって、昔の伝統的な日本の民家が幾つも移築されているようだ。
有料施設でだいぶ奥行きが深そうだったので時間の問題もあり入っていないが、被写体として面白そうだった。
機会をみてまた来よう。
入口の建物には干し柿が吊ってあって雰囲気を出していた。



他にもプラネタリウムのある科学館や、その前の広場には蒸気機関車や客車が静態保存されてる。
蒸気機関車はよくあるけど、客車を展示するとは珍しい。
中にも入れるようだ。
向かい合わせの座席に座って休憩している人が窓から顔を覗かせていて、動いていない汽車に旅しているように乗っているのが、クスリと笑いを誘った。



さらに行くとメタセコイア?の針葉樹林帯があった。
北米の森林公園か?と思わせる。
ちょっとした高台なんだろう、登山道みたいな入口があった。
梅園やバラ園もあるらしい。
すごいな、なんでもありだ。
お弁当やおやつを持って来て、そんなこんなを見て歩いたら、一日過ごせそう。
これから寒くなるから、気を抜いてゆっくりするにはちょっと難がありそで残念だが。
春を待とう。



紅葉のきれいなところがあったので横道に入ると、日本民家園と接しているらしく中を覗く事ができた。
合掌造りと思われる大きな家が間近に見れた。
ここにも干し柿が。
秋も深まった。



しかしさすがに東京近郊。
訪れる人も多く、私の知っている公園の人口密度ではない。
これは観光地のそれだ。
公園って人の少ない所ではないか。
どこに行けば人の少ない静かな場所があるのか。
もっぱら最近、お休みの時湧きあがる感慨だ。




タロさんのお膝元

2015-12-01 01:41:09 | その他旅行き
新居の居間は徐々に生活スペースが広くなって、落ち着いて過ごせるようになった。
まだまだ未整理のダンボールの山は高いが、そろそろ遊びに出かけてみよう。
まずは手近なところで、川崎市岡本太郎美術館へ。
太郎さん、川崎市の出身だったのね。

<樹霊>


美術館は生田緑地というところにあった。
へえ、いい公園があるんだ。
奥まった場所にある美術館まで歩くと、太郎さんの作品が出迎えてくれた。
その向こうにカフェがある。
お昼前で、作品見学している内にお腹が空きそう。
先に腹ごしらえしておこうと食事した。
企画展「岡本太郎と中村正義 東京展」をフィーチャーした二色のパンのサンドウィッチとTAROブレンドをいただいた。
美術館のカフェは雰囲気よくていいですな。

<TAROブレンド>


美術館に入ってみると、残念ながらというか当然ながらというか、写真撮影は禁止。
まずは常設展から見学した。
太郎さんが生きた時代時代の背景や、その時々の社会環境から生み出された作品の解釈を読み、そんなメッセージが込められているのかと勉強しながら鑑賞した。
太郎さんの作品は言わずと知れた自由奔放なデザイン。
今回一番目を引いたのは「誇り」というオブジェ。
レプリカだけど、その曲線と直線の織り成すバランスがすばらしい。
眺めていたら背筋がゾクゾクっとした。

<美術館入口>


他にも絵や写真やオブジェ、焼き物に椅子に小物に仮面と、太郎さんワールドを満喫した。
美術館は大きく二つの建物からなっていて、片方が今見た常設展で、もう片方で企画展をやっていた。
が、常設展で私の芸術欲?はすっかり満たされて、企画展はサラサラと見て終えた。
まあこれまでもこんなもんだ。
芸術鑑賞すると頭を使うのか、普段は鑑賞後半になると、歩いて見て周っているのに眠くなって、カクッと倒れそうになるのだ。
それでも今回は太郎さんの熱に刺激され続けたからか、眠くなることはなかった。

<母の塔/基部>


鑑賞を終え外に出ると、外には美術館最大の作品「母の塔」が聳えていた。
こちらは撮影可能。
なんとも奇抜なデザインだ。
アングルを変えて何枚も撮影した。
背景にうろこ雲がきれいだった。

<母の塔/頭部>


美術館のショップで訪問記念にランチョンマットを買った。
旧居で使っていた脚の折れたテーブルは捨ててきたので、新調したテーブルを汚さないよう買ってみた。
しかし、こんなランチョンマットだとこちらも汚せない。
以降、お行儀よく食事することになった。

<ランチョンマット>