タロさんのお膝元

2015-12-01 01:41:09 | その他旅行き
新居の居間は徐々に生活スペースが広くなって、落ち着いて過ごせるようになった。
まだまだ未整理のダンボールの山は高いが、そろそろ遊びに出かけてみよう。
まずは手近なところで、川崎市岡本太郎美術館へ。
太郎さん、川崎市の出身だったのね。

<樹霊>


美術館は生田緑地というところにあった。
へえ、いい公園があるんだ。
奥まった場所にある美術館まで歩くと、太郎さんの作品が出迎えてくれた。
その向こうにカフェがある。
お昼前で、作品見学している内にお腹が空きそう。
先に腹ごしらえしておこうと食事した。
企画展「岡本太郎と中村正義 東京展」をフィーチャーした二色のパンのサンドウィッチとTAROブレンドをいただいた。
美術館のカフェは雰囲気よくていいですな。

<TAROブレンド>


美術館に入ってみると、残念ながらというか当然ながらというか、写真撮影は禁止。
まずは常設展から見学した。
太郎さんが生きた時代時代の背景や、その時々の社会環境から生み出された作品の解釈を読み、そんなメッセージが込められているのかと勉強しながら鑑賞した。
太郎さんの作品は言わずと知れた自由奔放なデザイン。
今回一番目を引いたのは「誇り」というオブジェ。
レプリカだけど、その曲線と直線の織り成すバランスがすばらしい。
眺めていたら背筋がゾクゾクっとした。

<美術館入口>


他にも絵や写真やオブジェ、焼き物に椅子に小物に仮面と、太郎さんワールドを満喫した。
美術館は大きく二つの建物からなっていて、片方が今見た常設展で、もう片方で企画展をやっていた。
が、常設展で私の芸術欲?はすっかり満たされて、企画展はサラサラと見て終えた。
まあこれまでもこんなもんだ。
芸術鑑賞すると頭を使うのか、普段は鑑賞後半になると、歩いて見て周っているのに眠くなって、カクッと倒れそうになるのだ。
それでも今回は太郎さんの熱に刺激され続けたからか、眠くなることはなかった。

<母の塔/基部>


鑑賞を終え外に出ると、外には美術館最大の作品「母の塔」が聳えていた。
こちらは撮影可能。
なんとも奇抜なデザインだ。
アングルを変えて何枚も撮影した。
背景にうろこ雲がきれいだった。

<母の塔/頭部>


美術館のショップで訪問記念にランチョンマットを買った。
旧居で使っていた脚の折れたテーブルは捨ててきたので、新調したテーブルを汚さないよう買ってみた。
しかし、こんなランチョンマットだとこちらも汚せない。
以降、お行儀よく食事することになった。

<ランチョンマット>