風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

フィンランドの旅・北カレリア

2014年07月08日 21時16分42秒 | 旅行
北カレリアの中心地 ヨエンスーへ
6月19日 ヘルシンキ駅から電車でヨエンスーに行きました。
<IC(InterCity train)10時12発・ヨエンスー14時40分着>
ヘルシンキ駅は切符の改札口は無く、乗車ホームへは、フリー通行です。
乗車チケットは、電車内で車掌さんが点検です。
ヘルシンキはこの国の首都ですが、市民の活動に適当な人口構成と
社会システムの充実で、市民にも旅人にも優しい空気が流れています。






駅構内は列車の発着時は、少し人の流れが多くなりますが、すぐに、写真の
ように、ユッタリとした広場になります。
フィンランドの国土は、日本より少し狭い程度です。人口は約541万4千人
(北海道の人口に近い)です。
ヘルシンキの人口は約60万人です。
この国は、小学校では通知簿は無く、さらに塾や予備校もアリマセン。
大学入学時の平均年齢は25歳です。小学校~大学まで、学費無料。
若者は大切に育てられています。
このような社会システムの故でしょうか街を行き交う人々からは、
やわらかくておだやかな「雰囲気」を感じます。

ヨエンスー


ヨエンスー駅到着。






ヨエンスーは北カレリアの中心地で、森と湖に囲まれた、フィンランド人の故郷
の様な存在のようです。
しかし、カレリア地方は、ロシアとの長い国境の地でにあり、かなりの領域が
ロシア(旧ソ連時代)に呑み込まれた悲しみの土地です。
北カレリアは割譲を逃れ、フィンランド領です。
街の中心・緑に囲まれた「ピエリス川」は、フィンランド人は口には出しません
が、忘れる事の出来ない「なみだ」の流れであるように思いました。


ヨエンスーの街の中心部にある「マーケット広場」・朝の10時頃、歩いて
いると、市民が楽しく「モーニング」です。午後、広場を横切りましたが、
全て「閉店」。国民文化の違いです。
  

昼前に、マーケット広場を歩いていると、プ~ンとする「イイ」ニオイ!!
身体が反応、近づいてみると、大鍋の中は、「焼き飯」でした。
即購入。店の二人は、親子でした。思わず、何所からですかと話しかける
と「サイゴン」の答えが、返ってきました。
ホテルに帰り、横になっていると「ベトナム難民」(1970年代末~
80年代)のことが頭をよぎりました。
もし、この家族がベトナム難民であれば、母親の方は、少女時代の
サイゴンで「身体」に焼き付いた熱い空気は、「こころ」に生きて
いたに違いない。
この北の冷たい「かぜ」が少女の肌に触れる度に「なみだ」を流し、
大人へと成長したと想いました。
この家族の「幸せ」をそっと「祈る」。


コメント (3)
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号外・・・バイクの松尾さん

2014年07月07日 16時13分25秒 | 旅行
世界の旅人・バイクの松尾さん
松尾さんは、すでに地球を1500ccバイクで走破しています。
今回は、アラビア半島・北アフリカ・ヨーロッパ・シベリアを走る計画で、今年の2月16日成田を出発しました。昨日はロシア・ソチから連絡がありました。
(ビザが取れ無く計画変更・イラン→アゼルバイジャン→アルメニア→グルジア→ロシア)


ソチから


彼の出身地・佐賀新聞の記事(現在は東京在住)


私(MUGAKU)も応援。


現地で知り合った、日本人スワーダさんが中心となり、歓迎会を開いてくれています。


松尾さんは、普通のサラリーマンでした。彼は必要最小費用で世界を走っています。
彼の「ふところ」の中は、ドルよりはるかに強い、クリーンな「こころ」です。
旅先で、イロイロな支援・応援の輪が自然に生まれています。
国際交流・国際平和の見本です。!!
(松尾さんの英語は、私と同じで、中学1年1学期から進歩ナシ)





松尾さんのブログ・掲示板のアドレスは  http://blog.goo.ne.jp/bikenomatsuo
です。  または、 バイクの松尾→で検索。
ご訪問・応援をよろしくお願いします。            MUGAKU

コメント (2)
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フィンランドの旅・タリンへ

2014年07月03日 21時40分11秒 | 旅行
ヘルシンキからエストニアのタリンへ

6月18日・ヘルシンキのマーケット広場から海に向かって右側の大通りを約10分歩くと、高速船(リンダ・ライン)乗り場があります。これに乗り、1時間40分(片道)で行けるタリンを日帰りで歩いてきました。

時間表のO印の便を利用しました。EU加盟でパスポートコントロールも無く、ユーロが使え、チケット売り場でチケットを購入・即乗船。実にストレスの無い快適な船旅でした。


港から約15分歩くらい歩くと、世界遺産・タリン旧市街を代表する、この塔(聖オレフ教会)が見えてきます。
タリンは、ハンザ同盟(13世紀~17世紀に北海・バルト海=北ヨーロッパに成立した貿易都市の連合体)に加盟し、貿易の富で生まれた街です。城壁に囲まれた、小さなこの街は往時の繁栄を旅人に伝えてくれます。




ラエコヤ広場・世界からの観光客で溢れています。








外側城壁のひさしを利用した、コーヒー店。3階程度の場所にあり、狭くて急な石階段は少しコシがヒケました。
ここでも、野鳥(シジュウガラ?)の訪問を受け、感動です。しかも、ギョウギがイイ!!
食べ終わるのを待っての交流です。



帰りの船の中で、織田信長によって潰された、自治都市「堺」は堀で囲まれ、自由な商業・貿易都市として繁栄を極めたのですが、ココに似てイタノカナ・・・ウツラウツラの中で、頭をカスメマシタ・・・。
コメント (1)
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