風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

若者の明日

2014年12月31日 20時12分55秒 | 日記
危機管理と特定秘密保護法
若者の明日は「幸せ」への「道」となるのでしょうか・・・心配デス。

国家の「危機」はつくり出されたケースが多い様に思います。
中国・満州の柳条湖で日本の経営する南満州鉄道が爆破されました。
日本軍(=関東軍)は満州全土に戦線を拡大し、1932年日本は傀儡国家・満州国をつくりました。(1932年)
柳条湖で満鉄線路を爆破したのは、日本兵です。「危機」はこの様に作り出され、そして「秘密」でした。
当時のスローガン「守れ満蒙・帝国の生命線」・・・庶民は完全に踊らせられたのです。
日本の敗戦により、満州国は消滅し、この地に渡った罪なき人々に大きな被害がでました。

帰国元中国残留女性の話(ローカル新聞の記事から)
12歳くらいの時に一度だけ、養母に「本当のお母さんどこにいますか」と聞いたことがあった。・・・養母は「実の親のことをまだ覚えているのか」と怒った。・・・一人の部屋に入ると「お母さん、日本に帰ったかな、まだ瀋陽市にいるかな、生きているかな」・・・これが、十代の女性の歩みでした。
このようなことを二度と起さないようにするのが、大人の務めです。


大方の砂浜・サーフィンをしている父親を待っている母と娘。


高知城の石段で日向ぼっこ。


五台山・竹林寺。幸せへのスタート。 


私たちの国は67%が森林です。平野部に人口集中です。
特に東京・大阪・名古屋等の大都市に人・文化・産業が集中しています。
戦争には最も弱い構造です。しかも、「原発」は海岸線に立地しています。
戦争は出来ない国です。!!

現在の世界人口  ・・・ 約70億。
2050年の世界人口・・・約90億。
21世紀末の世界人口・・・約100億。

日本人の「平和と幸せ」は、軍事力ではなく、徹底的な「平和国家」として、世界に認められる事です。それを基礎に、世界中に優秀な商品を輸出・わが国に必要な物資の輸入。
これが、残り少ない、ヨロヨロ・ヨタヨタ(=私)の「夢」です。

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明日の「夢」

2014年12月28日 20時29分22秒 | 日記
「みんなの幸せ」

私達の明日の「幸せ」は国家のリーダーの行動に負うところが多いように思います。
民主主義の原点は「選挙」です。
今回の衆議院選挙の投票率は小選挙区52.66%で戦後最低です。
この数字こそが、国家のリーダーの最大責任です。

また、どのような組織においても、リーダーの使命の第一は高品位な行動です。
この点が崩れると、やがて腐食が進み、弱体化、崩壊へと進みます。

 ・・・「福島の汚染水は港湾内で完全にブロックされている」
 ・・・「海洋に流出している量は1日300トン」 
どちらが正しいのか、市民は解っています。

日々の生活で「幸せ」を肌身に感じることが出来る「政治」が明日の「夢」です。


写真は晩秋早朝の仁淀川です。上流には数個のダムがあり、自然に大きなダメージを与えています。しかし、下流域では、豊かな森林と太平洋からの大量の雨が「力」となり、川の健康を取り戻しています。再生可能の証明です。!!


<おまけ>

写真はミヤンマーです。長期間にわたる軍事政権から民主主義への移行期です。
2度旅をしましたが、市民は穏やかで素朴な感じを受けました。
急激な社会変化で、市民生活に混乱が生じないことを祈っています。







写真は南米大陸南端のビーグル水道です。
この海域には、海遊民「ヤーガン族」が住んでいました。現在では純粋なヤーガン族の生存者は一人もいません。
ここに流れる「潮風」は「悲しみ」のニオイがしました。
繰り返してはイケマセン。

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暖流のような「こころ」で

2014年12月18日 22時58分17秒 | 日記
四国山地・南斜面より
私はこのローカルで生まれ・育ち・働き・残り時間は後ワズカデス。
父母の時代は戦争・戦後の子育て等で大変な苦労の「時間」でした。苦しみや悲しみは、奥歯で噛みしめて、生き抜いた。それは、父母の背中が物語っていました。
私達庶民生活の根幹は、八百年余にわたって変わってはいないように思います。
武士社会では、上級者に服従することは、絶対であり、美徳であったのです。
このことは、時代は変わっても、大きな変化は無かった様に思います。
今も昔も、庶民は「ガマン」で生きています。
だけど、その原因は、みんな、良く解かっています。・・・





この小学校は、廃校になりました。このブロック塀の向こうに柏島(写真の島)が見えます。
この島の小・中学校も廃校になっています。
教室の窓から、運動場から海で働く「父母の姿」を見ながら育った「時」は、もう戻りません。







ここはプラモデルの展示を中心とする「海洋堂ホビー館四万十」です。
元の体育館や教室(打井川小学校・廃校)が利用されています。
ここで、走り泣いた「子供達」のニオイが流れている様な気がします。



早春の四万十川。自然は「こころ」に一番デス。


私は、昔の「空気」が流れている様な環境は大切にすると共に、
今日の「地域生活」が、さらに質的により良くなる様に「地域」
をつくり変えてゆく努力が必要であると思います。
地域住民の「こころ」で!!

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地球の旅人・忘年会

2014年12月11日 20時02分12秒 | 旅行
地球を駆けた旅人のこころ

12月7日、「バイクの松尾」(→で検索)さんとその仲間の忘年会・報告会に出席しました。
松尾さん(71歳)は、退職後、大型バイク(1500cc)で11年10カ月・118カ国・35万Km走破。今は冬季のヨーロッパから、一時帰国中です。
新宿に36名が集結です。そのメンバーの「人間力」に驚き感動しました。



参加者活動の一部分を紹介します。
松尾さんの紹介文を持っている黄緑色ダウンジャケットの女性は聴覚障碍者です。
単独・オートバイでサハラ砂漠走破、アフリカを縦断しました。
松尾さん(赤のキャップ・ジャージ)右隣りの男性は、オートバイで5大陸走破・アマゾン川を自作のイカダで川下り。
小児麻痺で両足が不自由な男性、オートバイでオーストラリアやタイをツーリング。
この人達は、砂漠の向こうに・地平線の彼方に・濁流なかで、何を目指していたのでしょうか・・・私には解かりません。
話していて、唯一解かるのは、目には見えませんが、身体の「芯」に熱く・優しく・剛い「モノ」が存在している様に想います。それは、ピカピカと輝く純粋な「人間力」です。

愛媛・松山在住で「Landscape diary ランスケダイアリー」(→で検索)のランスケさんは15年間にわたり、厳冬期の石鎚山で写真を撮っています。彼の身体の「芯」には修験者の魂が宿っており、それ故、彼が撮った石鎚山を照らす「月光」は神の「眼光」のように想えます。この方も純粋な「人間力」をお持ちの方であると確信しています。

ここで述べた方々は市井の「宝石」です。ヨロヨロ・ヨタヨタ人生の私には、遠い存在ですが少しでも、近づける様、努力しようと思っています。

<おまけ>
原宿・表参道のイルミネーションです。(12月8日)
大都会有名通りのアツ化粧と人の多さに酔いました。




柴又帝釈天・寅さんの街(12月9日・午前中)





似たような「人生航路」の私にとっては、この街を流れる「空気」に親しみを感じました。


東京駅・丸ビル界隈(12月9日・昼過ぎ)
花の都・東京です。私の存在ではあまりにも遠く、腰を下ろすことも出来ません。




丸ビル1Fの広場・豪華なクリスマスツリー・庶民の夢世界。


晩秋の残り香が、丸ビルのガラス壁に・・・。

<写真はFUJIFILM X10で撮ったものです>



コメント (2)
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ローカルには「夢」がある!!

2014年12月04日 19時41分14秒 | 日記
明日の「夢」は、住民の視点で・・・
最近、よく目にする「地方創生」とは、何を意味しているのでしょうか?
地方に「命」を創るのでしょうか・・・
地方に生活の「場」を創るのでしょうか・・・
私達の祖先は定着農耕民として、その命を「ツナグ」ために、
山地の急斜面から平野まで生活の「場」を築いて来ました。
しかし、高度経済発展により「便利で快適」な日常生活の実現は、
ローカルの生活環境を大きく変えました。
山間や海辺等の交通不便な集落は急激な人口減により、
消滅の危機に瀕しています。
これも、「時」の流れです。
これからは、地域の拠点となっている町や村を、
新しい「ローカル」社会につくり変える事が急がれます。
それは、地域住民の生活の安定と幸せにつながると想います。
住民は、地域で生き抜く「知恵」を身に付け、必用な場合は
政治をも取り込み、自分達が「主力」となり「道」を創りましょう。





地域の小・中学校は廃校になると、通学は村営のバスです。
その先の高校は、下宿代を含め全費用家庭の負担です。!!
日常生活に必要な「お店」も在りません。!!
若い家族の離村は、個人の努力の限界を超えているからです。

政治のやること・・・道路の整備・便利な場所への生活拠点
 移転補助・農作物栽培技術の指導・・・
住民のやること・・・新しく「夢」に生きようとする新参入者
 への援助・楽しく「土」で生きることが出来る条件整備・・・
伝統の殻を破り、発想や行動を変えることで、地域の再生です。

政府は「地方創生」の具体策として、中央から「お役人」さんを
派遣するようです。地域に根を下ろさない、上からの「指導」は
効果は期待できません。
<お役人さんの常道>
お役人さんは、上(=東京)を向いて歩いています。
大地(=地域の生活)は見ていません。




東京は、華やかで美しく、しかも安全・安心の評判が高い世界的な大都市です。
これからも、この良い状況は続くのでしょうか・・・
わが国が進めている「グローバル化」は極端な勝ち負けの
「弱肉強食社会」・「格差社会」です。
バランスを失いつつあり、混乱が進行している事は「新聞」・「TV」で
毎日のように目にしています。
「TPP」は農産物の自由化を目的としています。
大陸の「企業的農業生産」に対して、わが国の零細経営農業は
大敗北することは確実です。
全国的に、農業は衰退し、確実に重症化します。

食糧の外国依存は、石油と同じで、輸入にストップがかかると
生活は大混乱し、社会不安となります。!!






ノルウエーの世界的な観光地・ゾグネスフィヨルドの集落です。
観光客が押し寄せるのは「夏季」です。
U字谷の中では平地は乏しく、交通の便は悪く、冬季は寒冷で長い、
「生活環境」は恵まれていません。
しかし、目の前には、美しい集落です。
政治や住民の「視点」に大きな差異がある様に思います。




コメント (4)
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