風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

幸せ社会・鏡川のカワセミ・思い出の旅 リガ

2017年05月31日 19時25分14秒 | 日記
幸せ社会はどこかへ・・・
ローカル新聞記事より・作家 柳 美里(ゆう みり)の言葉で私の「こころ」は凍りついた。

「原発事故で避難した子どもがいじめや暴力に遭っていて、耐えられない思いです。小学生のころ、私のあだ名は「ばい菌」でした。いじめはすさまじいものだったし、家庭も崩壊していた・・・」

私たちの「幸せ」を育てる原点は「教育」にあると思います。
義務教育は点数獲得が最重要です。その結果で高校入学、格差レッテルを背中に貼り付けられます。
温かい友情を育む時間や自分の長所を自分で確認し、自分で伸ばす機会はゼロに近い。

さらに、安倍さんを中心とする「お友達」内閣は「1億総活躍社会」とか言っております。

日本の非正規雇用は40%を超え、さらに増殖しています。
子供たちは親の不安定な生活の中で育っています。
親も子も「夢」や「努力」の結果等は無関係です。

「1億総不安定社会」へと邁進中!!




明日に生きる子供たちを温かく・やわらかく育てる教育環境を整えましょう!!

  *** 鏡川・カワセミ ***
川岸はセメントブロック、岸辺の木々は伐採。カワセミの「巣立ち」は迫っています。
巣穴の周辺はヒナと親鳥が止まり、安全を確保する「みどりの木」はアリマセン。
自然環境はバランスを失っています。心配です。






ヒナも順調に育っているようです・今日は巣穴の前でシャワー・ノビノビ体操(5月29日)!!










31日午前中・ヒナの成長で、お母ちゃんもお父ちゃんもリラックス。早く出てオイデ~ !!
美味しいゴハンは外ですヨ~ !!
子供を育てる「親」は人間も小鳥もオナジですネ~ !!
 
  *** 旅の思い出・ラトビアの首都 リガ *** 
この日の朝は、比較的暖かく、旧市街に向かう足取りも軽かった。
この街に流れる空気は、ソ連から解放された市民の「こころ」と同じ様に想いました。
   (1944年・ソ連が併合~1991年独立回復)







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山空気・鏡川・マジャール人の国

2017年05月26日 20時20分30秒 | 日記
天候や季節に関係なく、「山空気」に触れると心身が軽くなります。
地上での時間に限りが見えてきた私は「低級」に加えて「元気」も減衰しています。
日本国憲法により、国家のための国民(=臣民)から、国民中心の「国家」(=国民主権)へと生まれ変わったのですが・・・その内容は充実発展しているのでしょうか!! 心配です!!
国民の声を無視した「原発再稼働」・「辺野古米軍基地建設工事」・「共謀罪」法案強行採決・・・

5月23日・昼前に自宅出発。よさこい峠で、この爺さん(老木)にアイサツ。
下を向くな、前を向け、最後まで!! 爺さんの「魂」が響いてきました!!



瓶ヶ森・ここに来ると「こころ」のトゲがいつの間にか消えています。


子持権現・神の側、アケボノツツジは頑張っていました。

   < 23日、瓶ヶ森駐車場で車泊・24日、午前中は霧雨 >




少し肌寒い「山空気」が目に心にしみこみ、身体の芯が洗浄された様な心地よい気分でした。


  * * * 鏡 川 ・ カ ワ セ ミ * * *






(撮影日:5月21日午前中・嘴には小さなゴリやハエ・小さなヒナにはこれで十分かな?)






(撮影日:5月26日午前中・嘴に大きなハエ・ヒナも成長・「顔見せ」が楽しみ!!)


  *** マジャール人の国・ハンガリー ***

思い出旅・ハンガリーの都・ブダペスト。この街は2度歩いています。
最初はウイーンから国際河川ドナウの定期船でブダペスト、数日滞在後プラハへ。
2度目はウイーンから電車で日帰りでした。
この国の住民マジャール人はウラル地方の騎馬民族がルーツです。
アジアの仲間です。
氏名は苗字が先、名前が後です。われわれと同じです。


国会議事堂・ドナウの河畔に美しい姿で立っています。
1884年から20年の歳月をかけて建設されました。
(外観:ネオ・ゴシック・中央の卵型円蓋:ルネサンス風・尖塔:ゴシック風)
くさり橋を渡り、王宮の丘へ。そこから眺めたドナウ川と国会議事堂は最高でした。
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清流のなかの少女・鏡川流域の小鳥たち・ジャール平原

2017年05月19日 19時51分00秒 | 日記
西の山並みに雲がかかり、日暮れ時の様なやわらかい空気が川を覆っていました。
今日の「カワセミ」は終わりにしよう。(午後4時半ごろ)
堰に近い上流の方で水遊びをしていた10人余の中学生グループもいつの間にか土手に上がっていました。
ところが、一人の少女が反転し、川に向かって歩き出し、立ち止まって、水面に目をやっていました。(5月14日)



キラキラと輝く清流のなかで、大人たちが背負わした意味のない「青春の荷物」を流し去っているように思えました。
何時の時代も若人によって、新しい「時のながれ」は創られます。

耐用年数を大きく超えた、ヨロヨロ・ヨボヨボの私の「こころ」は拭いても拭いても「クモリ」は取れませんが・・・

非正規雇用は就労者の50%近くとなり、少年少女の周りは暗く重い空気が漂っていますが・・・

それでも、それぞれの持ち味が活かされる社会、明日に夢が持てる社会を願っています!!

  *** 鏡 川 の 小 鳥 た ち ****


(カワセミ・撮影日:5月14日)


(ヤマガラ・新宮公園・撮影日:5月17日)


(新宮公園・撮影日:5月18日)


(餌をクワエテ巣穴に・ヒナの誕生かな?・撮影日:5月19日・午前中)


(ササゴイ・撮影日:5月19日・午前中)


  * * * ラオス・ジャール平原・モン族の里 * * *

ジャール平原モンの里を歩くと、私の幼少時代に身体に沁みこんでいた「風と人」の「ニオイ」が蘇ります。
自然に逆らわず、自然の力を生かした、慎ましい生活が・・・
賞味期限のシールと使い捨ての日々を少し反省です。


(この鳴き声で1日が始まります)






(暗くなる前に夕食・寝床へ・鶏の鳴き声で朝食準備・窓はアリマセン)


(野良仕事に出発)
(全画像は2016年4月10日・午前8時から10時に撮影)

近年、オートバイ・電気・テレビ等が家庭に入って来ました!!
自給自足型農業から換金作物栽培型農業に移行しています。
急激な社会の変質にモン族の伝統的生活文化が対応できるか心配です。

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老衰社会・新緑の瓶ケ森・湖上生活

2017年05月12日 09時36分26秒 | 日記
私たちの日常は成熟を待たづして「老衰」が進行しています。
安全保障関連法に基づき、自衛隊艦船による米艦防護が実施されました。
憲法無視で国民の安全・安心生活を危険にさらす「オアソビ」です。

政府の発表:米軍の活動への影響や相手方との関係もあり・・・「基本的には公表しない」。
( = 軍事行動は国民に秘密 ) これは、戦争準備の常道です!!
高度に発達した「戦争技術」の下での「平和」維持は、国民に正確な「情報」を伝え、そこから発生する、誤りのない国民の判断で政府の暴走を阻止することが唯一の方法です。

私たちの「目や心」の老衰化が心配です!!
 
    < ローカルでは様々な「老衰」が目の前で進行しています >
政治の力で、新しい生活様式を創造し、解決できる分野は多数あると思います
が・・・




  *** 新緑のよさこい峠・瓶ケ森周辺 ***
5月11日・晴天・新緑のよさこい峠や瓶ケ森周辺歩きです。
天気が良いと、身体が「ムズムズ」して、屋根の下では落ち着きません!!
いつものルート、仁淀川右岸~本川・長沢~よさこい峠~瓶ケ森です。

  < よさこい峠・大先輩の老木に「アイサツ」でスタートです >

(5月11日・撮影)


(2015年7月24日・撮影)


(瓶ケ森)

(子持権現・遠くは石鎚山、神々の住む森がつづきます)






(アケボノツツジ)
(全画像・5月11日・撮影)

  * * * 鏡川・カワセミ * * *
カワセミは川に面した土の斜面に、穴を掘り、巣をつくります。
私が毎日徘徊している、鏡川の斜面は全てセメントで固めてあります。
セメント斜面に水面から約50㎝位の高さの「土壁」が流力で出来ています。
その部分に営巣していますので雨で水位が上がると巣穴は水没。ヒナの誕生は消滅です。

メジロを飼育している愛鳥家が摘発されたニュースを新聞紙面で知りました。(12日・記事)
メジロは減少傾向にあるとは思いません、絶滅危惧種でもありません、大事にメジロを飼うのは昔から庶民文化の一つです!!

カワセミの様な個体数が少ない野鳥こそ、「営巣場所」を公費で確保するのが,真の愛鳥精神であり、愛鳥運動の大切な分野であると思います!!



(5月8日・撮影)

  *** 湖上生活・カンボジアのトンレサップ湖 ***
(バンコク経由プノンペンまで飛行機・プノンペン~トンレサップ湖(高速観光船)~シェムリアップ)
 湖上生活者の無理のないシンプルな情景に魅かれます。

 ( 農 民 の 家 屋 )




 ( 漁 民 の 家 屋 )
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市民生活・自然のなかで

2017年05月04日 15時25分56秒 | 日記
憲法施行70年、ヨロヨロ・ヨタヨタ低級人生の私には、発言の資格は乏しいが、それでも変化のない「空気の流れ」が悲しい。
日常生活の中で「国民主権」・「民主主義」は生きているのだろうかと思っています・・・

鎌倉幕府(成立・1192年)から江戸幕府(滅亡・1897年)までの武家支配は、一貫して「主君への忠誠」・「家父長制」等が日常社会の基礎でした。
そして、新しくスタートした明治の指導者は、日本の伝統文化の主柱であった「皇室」を利用し、天皇の名で政治を独占できる仕組みを作りました(=大日本帝国憲法)、その結果は、「太平洋戦争」の敗戦です。

  < 高知県出身者・明治の声 >
植木枝盛の憲法案・・・基本的人権の保障や人民の抵抗権を主張・・・
中江兆民・・・天皇よりたまわった憲法ははたしていかなるものか。玉か瓦か、いまだにその実を見もしないで、まずその名に酔っている・・・


1945年の敗戦まで、形を変えた封建的思想は、大地に浸みこむ水の様に存続していました。
敗戦による市民生活の大混乱、その中で、「日本国憲法」が成立(公布1946年11月3日)。
この新しいスタートも、また「市民不在」です。

私たちは長い歴史を持っていますが、「国民主権」や「民主主義」を国民の手で創り上げた経験を持たない国民です!!

1946年6月28日・憲法公布前の吉田首相の発言・・・「正当防衛、国家の防衛による戦争を認めることは、戦争を誘発する有害な考え方であり・・・」

1950年7月20日・(6月25日朝鮮戦争・マッカーサーの指令で軽軍隊「警察予備隊」発足)吉田首相発言・・・「警察予備隊の目的は、まったく治安維持にある。・・・したがって、それは軍隊ではない」(警察予備隊は自衛隊へ成長)

日本国憲法は、出発当初から大国の圧力で適当に解釈、軽視され、今日に至っています。

「安全保障関連法」に基づき、米艦防護が実施されました。
最も安全な日本の太平洋沿岸で防護する必要性はあるのでしょうか???
憲法無視の「戦争ゴッコ」は世界のワライモノです!!


  *** 自然のなかで・甫喜ケ峰森林公園 ***

5月2日・自宅から車で約1時間、国道32号・根引峠を越え、森林公園へ。
約40年ぶりの公園歩きです。
私の記憶では、公園歩きは、入り口の駐車場がスタート点でした。
自動販売機も無く、完全な自然公園であったように思っていました。
今は、頂上部まで車での通行が可能、休憩地点には自動販売機も設置されており、今風の大型自然公園となっています。
40年前に子供たちとお弁当を食べた馬酔木の斜面は何所であったのか分かりませんでした。




あの頃と同じ気分で、馬酔木の下でお弁当を開き、周辺の森や、草むらに目をやりました。
大きく成長した馬酔木の森で、止まることのない、引き返すことのできない「時」の流れの激しさを再認識です。


  *** 自然のなかで・鏡川 ****

天気の良い日は鏡川ですが、ここ数日は午後に川岸です。
私はカワセミを待っているのですが、それだけではアリマセン。
小学校時代の夏は、この鏡川が全てでした。
泳ぎが出来るようになったのも、小魚を採ったのもこの川です。
清流の輝き、ニオイ、川面をながれる風等は身体にしみこんで消えることはアリマセン。

川底は荒れ、流水も少し濁り、さらに今年は川岸の木々も切り払われました。
それでも、ここに舞う「カワセミ」や流れる「川空気」は「こころ」を温かくしてくれます。
(それ故、シャッターチャンスはミスばかりです)




(撮影日時:5月2日・16時49分)

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