風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

北の旅・アラスカ (NO.2)

2016年08月30日 15時05分48秒 | 旅行
原野の初秋は人間社会の原点に回帰した様な気分でした。
氷河期が終ろうとしている1万年前後、海面は低く、干潟のようなベーリング海峡を徒歩で渡り、ここ極北の原野での人間生活が始まりました。
人間は野生動物に遠慮しながら、また食料として依存しながら、自然に逆らわず生きた時代を漠然と頭に描きながらの旅でした。(2007年9月)
(ヨロヨロ・ヨタヨタの人生航路の私は、見知らぬ土地でも、そこにはイイ空気や風が流れているように想うと「旅」となります。極めてシンプルで生活力のない男です。)


極北の原野。自然が人間の利益を求める「力」を拒否した地域です。


  < デ ナ リ 国 立 公 園 >










(ワンダーレイク・清々しい空気が良く似合っていた若い二人)

ここは、自然が厳重に保護されている国立公園ですが、私は人間と野生動物の活動・共存の原点を感じました!!


デナリ公園入口から車で約30分、宿泊したGH(ゲストハウス=民宿)の庭からの眺めです。
早朝、散歩に出かけると、大型野生動物の「お土産」(=ウンチ)がコロガッテいました。
自然の空気と風が身体の芯まで沁みこんだ最高の思い出となった「民宿」です。

  < ふ ろ く >
鏡川上流地域の山田、稲の刈り取りが始まりました。「オトナリ」さんは雑草に覆われた放棄地です。これも「時」の流れでしょうか・・・

(2016年8月撮影)
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日本とドイツ ??

2016年08月25日 16時13分55秒 | 日記
戦争の後始末・・・
1945年8月15日、自国民のみならず外国人にも、大きな犠牲を生んだ戦争が敗戦で終わった日です。
昨日(24日)のローカル新聞「慰安婦支援きょう決定」・政府は韓国財団への10億円拠出・・・

貴国の若い女性に大きな取り返しのつかない被害を与えました。国家として、反省し謝罪します・・・国家財政から10億円支出とは、このような意味です(私の解釈)
政府の言辞「慰安婦支援」は意味不明です。特に外国人には理解不可能です。

ドイツは同じ敗戦国です。戦争の後始末について例をあげてみます。

1月27日 「ナチズムの犠牲者を追悼・記念する日」
アウシュヴィッツで虐殺した、ユダヤ人600万人に対して事実を認め、反省・謝罪です。
ホロコースト記念碑を建立しています。国会やブランデンブルグ門のある中心地にサッカーフィールド4つ分の広さです。

7月20日 「抵抗運動記念日」
これは、ヒトラー暗殺未遂事件が発生した日です。
ヒトラーについては、絶対忘れては「イケマセン」の意味をこめた国民の決意です。

ドイツは、自国の「戦争責任」を事実として明確に認めています。

ポーランドのオシエンチム(ドイツ語ではアウシュヴィッツ)にはナチスドイツのユダヤ人虐殺施設が保存されています。
オランダのアムステルダムにはユダヤ人少女アンネが隠れていた家が記念館として保存されています。記念館への案内出発点は「少女像」です。


  < 日 本 の 明 日 >

太平洋戦争後、70年が過ぎました。その間、わが国は1度も外国で武器を使用していません。
世界の人々は、「平和の国」として認めています。




東京・丸の内。世界的な大都市ですが「テロ」は心配無用です。


京都・このグループは、中国語を話していました。


京都・嵐山、家族で安心安全観光。


奈良・春日神社。日本の伝統文化・古い木造建築が大事に保存されています。

わが国は、山地面積が72.8%ですので国民生活は狭い平野部に集中です。
さらに大都市は巨大人口と超精密電子設備で成り立っています。

爆弾には弱く、戦争の出来ない国です。平和のみが「生きる道」です。
安心安全・友好親切が「明日の道」です。


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高知は「ジュンスイ」の国・北の旅(アラスカ)

2016年08月19日 20時08分57秒 | 旅行
高知の森林面積は85%・「日本一」です。
みどりの斜面からに湧き出る「純水」は、清流となり全ての川を満たしています。
これも「日本一」です。
市内を流れる清流・鏡川の上流域は最高の夏休み「自然教室」・「自然プール」です。


鏡川支流・的渕川にある「畑川水泳場」、小学生・中学生・ファミリーに適した「自然プール」です。ここは、安心安全の特別推薦水泳場です。(前ページにも書きました)
橋のたもとには仮設トイレも設置されています。



畑川水泳場の橋から、上流に向かって車で約10分。小さな神社の先に、この待避所。車1~2台は駐車できます。トイレはアリマセン。


道路待避所の川側、川原に下りてゆく小道です。


ここは4~5歳から小学低学年に最適の自然プール。
1~2ファミリーが限界です。トイレはアリマセン。


高知県庁前から約1時間。円行寺~峠のトンネル(網川トンネル)~網川道の駅(トイレ)~鏡川上流・「弘瀬」の自然プール。
子供から大人までの水泳場。

  ( よ り 道 )
水泳場所から、少し上流に廃校となった「土佐山中学校」があります。
運動場・体育館・校舎等の施設は立ち入り禁止。
市長さんお願いします!!
この廃校施設を壊さないで、子供やファミリーの自然教室に利用できるように
御配慮をお願いします。





(素晴らしい自然環境に包まれている旧土佐山中学校・壊さず市民のために生かしましょう)

  < 北 の 旅 ・ ア ラ ス カ >

星野道夫さんの「アラスカ 風のような物語」に出会い、数年後のアラスカ旅です。
成田~バンクーバー(乗り継ぎ)~アンカレッジの往復・(帰途バンクーバーで2泊)。


(バンクーバー上空・空港で数時間待ち、アンカレジへ出発)


アンカレッジに2泊・レンタカーで「タルキ―トナ」へ。
(この街は星野道夫さんが時々滞在しています)
宿泊していた「YH」の滞在者がデナリ国立公園までのハイウエイが
「水没」通行止めですと教えてくれました。
少し待てば通行可能だろうと思いながら、3日間滞在しましたが・・・
平原に水が溜まると、数日では状況が変化しない事が解かり、アンカレッジに引き返しました。
(日本的な発想で大失敗)・(画像はタルキ―トナのダウンタウン)


マタヌスカ氷河・大陸氷河です。
(アンカレッジからの日帰り氷河歩き・数回)




キーナイ半島の氷河・観光船より。

初めてのアラスカでしたが、内陸部は悪天候で予定変更、消化不良でした。


    < お ま け > 「核の傘」は破れ傘・役に立ちません!!
非核三原則・・・「核兵器を持たず,つくらず、もちこませず」
これは、「国の方針」であると中学生や高校生は「社会科」で勉強します。

数日前のローカル新聞に「安倍首相が米軍高官に核兵器の「先制不使用」に
異論を伝えたと米紙が報道」の記事がありました。

自分達一家は手を汚したくないが、お隣さんがお使いになることはサンセイ!!

日常社会では「人の倫」に反します。通用しません。

「核の傘」は相手が同等の核兵器を所有している場合は「力」無しです。

同盟国のために、自国の壊滅は国民が許しません。世界の常識です。

「核の傘」は中国には「効果」無しです。

わが国の「平和」は外交力と政治力で実現しましょう。
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山風のなかで

2016年08月14日 22時19分55秒 | 日記
暑さに負けています。年々進行!!
午前中の約2時間は鏡川上流をフラフラ・ヨロヨロと走り、行き先は「平家の滝」が多いです。
滝からの風は、少し湿気を帯びたやわらかい空気となり、これが身体に沁みこむと「こころ」が前に向きます。
その日の気分で、約1時間・ページに目を通したり、空を見たりです。

(畑川水泳場・高知市「鏡支所」と「平家の滝」の中間)

  < 四国カルスト・天狗高原 >
14日・自宅を3時半に出て、4時に写真家M氏と合流、天狗高原へ出発。
1週間前に約束していました。夜明けの「山空気」で元気再建が目的です。




天狗荘の少し手前で「日の出」。私は、レンズより「山空気」が先です、シンプル人間の私には、これが一番良く効く「天然元気薬」です。


道路端・徹夜で「星」を見ていた「母と娘」。M氏に「流星」に感動しましたと話していました。
姫鶴平までの道路待避所には「星」や「夜明け」の写真を撮る方が数名いました。




姫鶴平のキャンプ場・高原の清涼な空気が大人気ですが、しかし・・・
トイレは、近くにナク、水場も狭く、設備が不十分です。
夏期だけの「仮設トイレ」は絶対必要です!!






10時半ごろ、展望台近くの遊歩道周辺歩き。ススキや薄紫のツリガネニンジンが風になびき、季節の流れが身体に沁みてきました。
真っ白い「ツリガネニンジン」に初めてオアイしました。草原で遊ぶ仲良し少女です。
(撮影日時・8月14日午前中)
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明日に生きる若者・南の旅

2016年08月10日 21時00分22秒 | 日記
中学生や高校生は・・・

日本国憲法の三大原則・・・国民主権・基本的人権の尊重・平和主義。
平和主義・・・戦争の放棄(憲法9条1項)・戦力の不保持・交戦権の否認(憲法9条2項)。
中学校・高等学校の社会科教科書に書いてあります。

日本を代表する学者の意見(新聞記事より)

記者・・・憲法9条2項の戦力不保持は実態から懸け離れているとして、リベラル派の一部からも削除論が唱えられています。

学者・・・「現実を理念に近づける努力がわれわれ国民に課されていると解すべきだ。理念を消すことで平和への努力が失われることを恐れる」

私の解釈・・・自衛隊や安全保障関連法は憲法違反ですが9条に近づくように努力しましょう。
       (これは、大人用の理論です、中高生に対しては??)
ヨボヨボで低級な私の思うこと・・・日本国憲法の平和主義(9条)の本質的な問題点について、
中高の教室では「関心を持たないように・考えないように・暗記のみ」、受験のために!!
点数獲得が重点、真の勉強はどこかへ~!!

 < 南の旅・アルゼンチンのフエゴ島 >
日本の正月が南米最南端の街・フエゴ島ウシュアイアでは真夏です。
また、この島は海遊民(ヤーガン族)が住む島でした。




20年くらい前に、日本大使がパタゴニアについて書いた本(津田正夫著・「火の国パタゴニア」)で、フエゴ島の海遊民「ヤーガン族」の存在を知り、退職後の旅となりました。
本に載っていた同じ教会をメインストリートで見つけ感動。


フエゴ島最大の街(アルゼンチン側)・ウシュアイア。
南極からの「風」が強く、着陸が危ぶまれましたが、どうにか着陸。


ビーグル水道。真夏でしたが、冷たく重い「風」が海峡を流れていました。
数千年をかけて、この地にたどり着き生きた、人間の「力」は、私は想像できません。








黒く重い潮の流れは、自然と人間の共存を拒否し続けている様に想え、
海獣の勢力圏に迷い込んだ気分です。

真夏とはいへ、上空に黒い雲がかかると体感温度は冬の様な感じです。

ヤーガン族の女性は、夏でも凍てつく、この海に潜り、魚貝類を採り、家族を支えました。

数年前に純粋なヤーガン族は消滅しました。
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