風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

季節のカオリ!!

2016年09月28日 15時01分06秒 | 日記
今日(28日)初めてモズの鳴き声を聞きました。
あと数日で10月ですが、蒸し暑く秋の気配すら感じることが出来ません。
ところが、朝9時ごろ窓から外を眺めていると「キッキッキ~」の鳴き声デス!!
季節の流れが少しだけ身体に沁みてきました。

今月の23日・24日は瓶ケ森でした。
23日・自宅5時半出発、何時ものコース・仁淀川~長沢~よさこい峠~瓶ケ森です。




長沢谷筋は曇りで、今にも雨が落ちてきそうな天気です。
道路沿いには生活の「ニオイ」がする家屋が点在。
家の側には「先輩シール」の軽トラ。
時々車を止め、フラフラ・ヨロヨロ散歩。

よさこい峠近くの、この老木前に8時頃到着。
「老木」はこの谷筋の守護神であり、私の敬愛する大先輩でもあります。
画像で解かるように、年々老化が進行していますが、存在の「力」は
衰えていません。
私の理想デス・オレも朽ち果てるまで、前向きで生きてやろう・・・

よさこい峠➡土小屋➡よさこい峠➡シラザ峠の森➡瓶ケ森
駐車場に午後2時ごろ到着。
瓶ケ森駐車場近くは重い霧、視界不良でヤットの到着でした。

ヨロヨロ・ヨボヨボの私は、何所に行っても、その日の天気は
あまり気になりません!!
雨やガスや風に合わせます。その場その時の「くうき」で行動します。

そして、気が向くと「パチパチ」です。
自分の「こころ」に合わせてのファインダーです。

(23日車泊・星空はガスのカーテン・スクラップノートで時間つぶし)

 < 24日・天気良好・瓶ケ森 > 

24日・朝7時ごろ、コーヒーカップを手に秋空を見上げていると・・・
「カラ君」がキョロキョロ・久しぶりにイイ天気ダ~
どこに行こうかナァ~
急いでカメラを取り出し、パチパチ。
「カラ君」はオレと同じ気持ちの様ダ~






山は実りの秋でした。
キノコや木の実は自然のご馳走です。
神様は、この森の「ジュウミン」に厳しい冬に備えての美味しくて
栄養価満点の食料をプレゼントです。


(瓶ケ森より石鎚山・24日早朝撮影)

23日・瓶ケ森駐車場に午後4時半ごろ、1台の車が下りて来ました。
この場所にこの時間帯に来る方は、「山または星」の写真屋サン!!

この方は「のんびり山歩」さんでした。
彼のHP「のんびり山歩」は1年前から時々目を通していました。
彼はHPの写真や文章と同じく、やわらかく温かい誠実な人間味が
にじみ出ていました。
自然のなかでの、この出会いは不純物を含まな「山空気」のアジです。
最良の感動です。

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ビニールハウス教育

2016年09月21日 20時29分16秒 | 日記
今日(9月21日)のローカル新聞夕刊に関東大震災時の朝鮮人・中国人虐殺記事が2部取り上げられていました。

「朝鮮人」が放火・井戸に毒を投げ入れた等の流言を警察や行政機関までも信用し、対抗策に乗り出した・・・

街中では「自警団」が組織され、こん棒・ハンマー・鍬などで武装し、朝鮮人とみなすと襲いかかり虐殺したのです。

横浜市教育委員会発行の中学生向け副読本から関東大震災時の朝鮮・中国人虐殺が削除される恐れがある・・・歴史学者らが明確な記述を求めている。

わが国の教育現場では、生徒に対して最重要学習内容である「歴史の事実」を教科書や副読本から削除し、隠し、現政権に都合のイイ部分だけを教えることが主流となっています。
まるで「ビニールハウス」教育です。全身で受け止める必要のある、「真実」という厳しい「雨や風」を遮断した!!

近隣諸国と平和友好関係を構築する「基礎的知識」が欠如した社会へと向かっています。


高知県・入野の浜。父親のサーフィンが終るのを待っています。


お城の石段で日向ボッコ。


中学生は鏡川堤防上の道・小学生は車進入禁止の小道で耐寒運動。


子供たちが成長し、社会人として「幸せ」な生活を送ることが出来る世の中に
することが大人の義務です。

私たちは、過去の失敗を勉強することを忘れてはイケマセン!!


太平洋戦争の死者約300万人、その内約200万人は最後の1年で亡くなっています。
夢や希望・結婚・子供の成長などすべて国家に奪われたのです。

国家の指導者が総合的判断を誤り、生じた犠牲者です!!

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責任・日本とアメリカ

2016年09月14日 21時26分25秒 | 旅行
日本政府は責任認めて!!(ローカル新聞・9月14日より)
関東大震災(1923年)による大混乱の中で朝鮮人(犠牲者6000人以上)や中国人(犠牲者700人以上)が日本人により虐殺されました。
犠牲になった中国人関係者が来日し、追悼行事を行い、「・・・日本政府にこの史実を認めてほしい」と要望しています。
日本政府は回答を出していません。

2016年9月6日アメリカ・オバマ大統領はラオスを初訪問し、米軍爆撃が「多くの村や渓谷を丸ごと破壊し、無数の民間人を殺害した」・・・アメリカ軍の空爆を認め謝罪し、クラスター爆弾等の不発弾撤去に900万ドル拠出を約束しました。
(ベトナム戦争中に米軍は200万トンを超す爆弾を投下。多くの不発弾が今でも住民を苦しめています)

<ラオス・ジャール平原シェンクワン・モン族集落>







この地域は、ベトナム・ホーチミンルートに隣接していますので、米軍の猛爆撃を受けました。
村では大型爆弾の殻をよく見かけます。建築資材や農具に加工し利用しています。




モンの人達は、伝統的な家屋に住み、農業で生計をたて、質素な暮らしをしています。
近年、電気も入りました。

 < ラ オ ス ・ ム ア ン ゴ イ >

(画像はノーンキャウの船着き場・ここから川船で約1時間、ムアンゴイ到着)




(ムアンゴイ船着き場)






この集落は、電気は入っていますが他の集落への道路は通じていません。
住民も旅人も川船で移動です。
集落の中心は1本道で、そこには小さな食品店や雑貨店が数件ありました。
私の子供時代(昭和20~30年)と同じ空気が流れ、何となく居心地が良かった。
しかし、路地には爆弾のカケラが・・・
(ルアンパバン~乗り合いバス~ノーンキャウ・1泊~川船~ムアンゴイ)

不発弾や地雷の残存が多い地域は、開発も遅れ、生活も苦しい様です。

オバマ大統領の責任を認めた決断は、被害地域の生活安全安定を
もたらし、またラオスとアメリカの友好信頼の発展になると思います。
 
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事実を知る!!

2016年09月07日 16時38分20秒 | 日記
今日(9月7日)のローカル新聞・・・フィリピンに大型巡視船2隻供与・・・これは中国対抗策です。
隣国の中国に「力」で対抗しようとする、わが国の軍事外交です。愚劣な政治です。

中国の国土は日本の25倍。

中国の人口は日本の10倍。

中国の出生数は1600万人、日本は約100万人。

中国の兵士数は約299万人、日本自衛隊員数は約25万人。

中国は核武装した超大国です。「力」で対抗することは不可能です。

私たちは世界一の「平和友好」を目指す国・最高品質の工業製品を生み出す国・世界有数の安心安全社会の国。

この道のみが国家の安全と平和を切り拓く道です!!



京都・天龍寺の前を歩いていると、外国の方が足を止め,見つめていました。


京都・嵐山渡月橋。


京都・清水寺。和服女性も外国人。


奈良・春日神社。


東京新宿のスタバ・数か国語でニギヤカ。

安心安全で歩くことが出来、親切で友好的な市民、世界の人々が認める日本!!
(ヨロヨロ・ヨボヨボの私の夢です)


   < ふ ろ く >

  「中国に親近感なし」83%(2016年3月13日・ローカル新聞より)

わが国が中国でしてきたことを知ることがこれからの日中関係のスタート台です。

わが国は「日英同盟」を理由に第一次世界大戦に参戦。
2015年・中国に「二十一か条の要求」を突きつけました。
第5号・・・中央政府二政治財政及軍事顧問トシテ有力ナル日本人ヲ傭聘セシムルコト。
この項目は、中国の激しい反対で削除しました。

中国は、5月9日、日本の要求を受諾した日を「国恥記念日」と定めました。

張作霖爆殺事件(1928年)・・・日本軍が爆殺。

柳条湖事件(1931年)・・・日本軍が爆破・日本の傀儡国家・満州国建国。

その後、太平洋戦争敗北(1945年8月15日)まで中国で戦争行為継続。
中国人犠牲者は1千万人以上とも言われています。
これらは、中国民族に焼き付いています。

さらに、現在の中国は共産党独裁専制国家です。
共産党指導者は共産党独占政治を批判する「中国市民の声」をそらすために
「日本」を利用します。この挑発行為に乗ってはいけません。

わが国は、平和友好外交に徹すべきです。軍事力では勝てません。
アメリカは日本のために戦いません。世界の常識です。
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山は初秋!!

2016年09月02日 17時13分23秒 | 日記
よさこい峠から瓶ケ森を歩く
この夏の暑さは、身体の芯に重く食い込みました。
午前中の2時間、鏡川上流域を50CCモーターでサンポするのがヤットデシタ!!

ここ数日、朝夕が少し涼しくなったので、初秋の「山空気」で元気再建を期して、よさこい峠から瓶ケ森歩きです。
8月31日・4時半自宅出発、7時前によさこい峠到着。長沢谷筋では数回車を止め、「昔空気」を求めて、ヨロヨロ歩きです。この谷筋は雨戸が閉まった家屋が目立ち、すれ違う山仕事用の軽四輪トラックは「オトシヨリシール」ばかりです。


この老木の前では、いつも長めの休憩です。今朝の「谷風」は、夏の暑さを洗い流してくれ、秋を思わせる冷気が「霊気」となり、山門で手を合わしている様な気分となりました。
この谷筋唯一の長沢小学校は全児童数10人です。1年生は1人です・・・










土小屋から瓶ケ森間の斜面や山裾を約3時間。初秋の「カオリ」が足を止めます。
温室や手入れされた畑で生まれた、ウツクシイ花々には全く興味がアリマセン。
厳しい雨や風の中で、自然のままの「顔」で微笑みかけてくれる花々は、老いぼれ、鈍くなった「こころ」をギュウ~と引き締めてくれます。
歩き疲れると木陰で車を止めオヒルネ、そしてコンビニ・エコノミーお昼弁当、イイ時間が流れます。


太陽が西に傾くと、やわらかい斜光が石鎚の山々を包みます。
悲しいこと・寂しいこと・重い思い出等が溶けて薄くなり、その後は「明日」への「思い」が流れます・・・実現性に乏しい夢世界ですが・・・


優しい光の中での夕食。山ではいつも同じ、オニギリとチビカップうどん。
今夜は晴天、気温は下がり、初冬のようです。
羽毛服で背もたれイスに深く腰を落とす。
時間は流れ、キラキラと輝く「星空」を仰いでいると、こころの奥で眠っていた、日常の生活では口に出すことが出来ない、多くの「モノ」が脳裏をかすめます・・・涙は流れませんが。(何時もの繰り返しです)


昨夜瓶ケ森駐車場では、車泊の方が5人いました。全員年金受給年齢の様に想えました?
星空・山空気・山風・・・ここは無料の最高級ホテル・私の定宿です!!

昼過ぎに瓶ケ森を後にし、旧寒風山トンネルに向かう。
四国山地南斜面は、初秋の「山風」のなかでした。
(以上の写真は全て8月31日・9月1日に撮ったものです)

  < お ま け ・ 山 里 >

椿山の里・数年前からこの山頂集落を歩いています。
私の青春・「昭和」が目の前に見えるからです。
戦後の大混乱の中、ローカルの親たちは「汗と土」塗れで、子供の成長を唯一の夢として生きました。




廃校になった椿山小学校の児童数は昭和20年は45人・閉校時の昭和47年は2人です。
高度経済成長・大量生産大量消費と共に、この集落は消えました。
これは「時」の流れです・・・

しかし、今日の政治の流れは異常です。極めて不平等です。

TPPは工業製品・農産物の自由競争です。
企業は国際競争を勝ち抜くために、低賃金労働者(=非正規雇用者)を多くしています。
若者の多くは、明日への夢や希望は消滅です。

農業分野は、海外の安い農産物が流入です。
中山間地域の弱小農業は消滅です。

日本社会はバランスを失い、市民の生活は安定性を欠き、大きな格差社会の到来です。

安倍さんは見ているが見えていない、ニューヨークの通りが・・・
道路の両側では天国と地獄が・・・
両手は2丁拳銃からドルに・・・
自由競争、一握りの富める者と多くの貧しい人々の街・・・

コメント (2)
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