風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

今日を生きる・尾根歩き

2018年04月25日 16時17分02秒 | 日記
今日を生きる・・・実はムツカシイ!!
数日前のローカル新聞によると、県人口は戦前と同じ人口になった!!

主たる原因は自然減です。(赤ちゃんの生まれる数より、死者数が多い)
さらに、交通不便・零細経営の中山間地域集落の消滅、県中心部への人口集中です。

これは、日本全国のローカル共通現象です・・・

現政府が進めている、農業分野のグローバル化=自由競争は中山間地域の零細経営農家に壊滅的打撃を与えると思います・・・

高齢化人口減の地域に若い移住者を呼び込むポスターを目にしますが、子供たちが成長すると、小学・中学への通学手段、高校生になると遠距離通学費や高額の下宿代等、問題多しです!! 

  (画像は市内中心部から約1時間以内の山里です)






近年、若い母親労働者が増加しています。
保育園の不足が問題視されていますが、若い母親が幼児を預け、出社するには「場所」と「時間」が大切です!!
小規模運営・交通便利な場所等での認可・監督・指導・経費補助等が急がれます。

  *** 尾根歩き・瓶ヶ森周辺 ***

4月19・20日は、よさこい峠・シラザ峠・瓶ヶ森の斜面や森歩きでした。
冬期閉鎖されていた車道は、4月13日開門でしたので5カ月ぶりの歩きです。
精神年齢の進歩がみられない私は、前夜から興奮でネツキが悪かった!!
朝5時に自宅出発、長沢ダム湖の最奥部、廃屋前で休憩。
この場所では、「元気な昭和」が消滅寸前、その事実に、己の覚悟をも認識!!


よさこい峠近くの老木に5カ月ぶりに再会・アイサツ。
満身創痍のこの老木は、全身全霊をかけて、長沢谷筋を見守り続けています。
もう子供たちの元気な声も姿も、お年寄りの思い出となりましたが・・・
(長沢小学校の新入1年生は昨年は1名でした)
私はこの老木が大好きです。
私もこの老木の様に生ある限り、「信念」に生きたいです。


シラザ峠からの、霊峰石鎚山。半世紀前、石鎚山から瓶ケ森への縦走は、この峠の避難小屋を利用していました。
今は新築の快適な木造避難小屋があります。


シラザ峠近くのブナの森・秋が深まると黄金色に輝く葉は実に美しい。しかし、目にすることは、数年に1度くらいです、黄金色になる前に茶色に変色し、秋風で散ってしまうからです。


車の窓ガラスに写っている「瓶ケ森」を撮っている私。


瓶ケ森登山から降りてきた女性。
素晴らしい登山日和でしたので車道も散歩してきました。
これから、松山に帰ります。(立ち話で)


先ほど、登山女性と立ち話しをした同じ場所で、午後4時頃、石鎚山にカメラを向けていると、背後で呼び声がしました。
振り向くと、札幌ナンバー・大型・BMW・オフロードの女性ライダーでした。
長沢へのルート確認でしたので、「よさこい峠」を左折・見落とさないようにと伝えました。
ここで、落日を待ちましたが、期待外れでした。


(昨年の秋)


瓶ヶ森駐車場で夕食・何時もの和食フルコース???
年金生活者はこれで充分です・車泊。
(19日夜・山中私一人・夜風の中で動物の鳴き声が・・・ドキドキでした)


  < 2 0 日   瓶 ヶ 森 歩 き >
朝陽のなか、不純物を含まない「山空気」と小鳥の「鳴き声」に包まれての歩き。
何度繰り返しても新鮮な感動に包まれます。

(瓶ケ森より石鎚山)


(人気の広大な笹原=瓶ケ森・氷見2000石原)


(子持権現)

登山口近くまで下山(7時45分)・昨夜お世話になった超エコノミーホテル=私の愛車。


帰り道・絶景ポイント案内板からの瓶ヶ森方面。


 

この山並みの向こう(南)は太平洋・高知です。

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明日の夢・身近な自然・旅の思い出 フィンランド

2018年04月18日 17時30分15秒 | 日記
日本を代表する言論人の意見・・・日本の一番の「国難」は、北朝鮮の核・ミサイル開発ではなく、少子高齢化、人口減少である。
100年後には日本の人口が5千万人を切ると・・・これは良い意見でしょうか???
少し、下記の資料を参考にしてください。

日本 ・・・人口 1億2657万人   耕地面積率 12.33%   

ドイツ・・・人口   8068万人   耕地面積率 34.55%

イギリス・・人口   6471万人   耕地面積率 25.05%

日本は狭い平野部に人口が集中しています。
高額な住宅費・交通費・教育費等で質的市民生活は最悪です。
人口が半減しても、ヨーロッパ先進国並みです。
国難はどこにも見当たりません!!

山間部の斜面は市民の休暇滞在・土いじり・野菜栽培・野山散策等に活用する。

遊園地やゲームセンターで、子供たちが大金で遊ぶ日常に終止符を打ちましょう!!

 * * * 身 近 な 自 然 * * * 

画像は高知市内から1時間以内、鏡川ダム上流地域です。
夏季は家族や若者らの川遊びで人気です。
無添加・純粋の山空気と清流、さらに入場料ナシ!!




数日前に、愛車50CC で周ってきました。
昨年の台風による山崩れは何も手を打っていません。
旧中学も放置され、崩壊を待っている様です。








植林は手入れを放棄していますので、「モヤシ林」となり、暴風雨には弱く危険です。
過疎高齢化・木材の低価格等で改善は個人の努力では遅すぎ、手に負えません。

旧中学校施設は、高知市内から1時間以内です。
家族の滞在型自然体験施設、市民小グループの運動会・合宿・研究発表や作品展示の場には最適デス。
市内中心部には巨額な費用を投じて巨大な施設が次々と誕生しています。
こちらは、再利用ですので、僅かな費用で市民のための、素晴らしい施設が出来ます。
(山里・過疎地域は目立ちませんのでムリカナ!!)

 * * * フ ィ ン ラ ン ド * * *
フィンランドの面積は日本よりやや小さい。土地は氷河地形ですので、ヤセ、湖沼が多く、農耕に適していません。
人口は約550万人です。
首都でも市電・バス・郊外電車が市民生活の中心です。
穏やかでやわらかい市民生活は旅人をも心地よく包む!!









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衰退・鏡川・ラオスの発展

2018年04月12日 19時47分50秒 | 日記
ここまで衰退・・・これでイイのでしょうか!!
わが国の食料自給率は40%・先進主要国の中では最低です。

例えば、イギリスの食料自給率は74%です。
この国では、農家に経営規模の大小に関係なく、多額の補助金を出しています。
食料自給率を高め、国民ために食生活の安定安心を保障しています。

数日前のローカル新聞記事で再認識デス。

平野部の市街地に近い農村で、小学入学新1年生が1名であるとの記事でした。
農業に従事している、友人や知り合いでも、子供たちが農業を継いでいるという話題は殆どアリマセンでした。
これがローカルの現状です。
交通不便な山間部だけではアリマセン!!

 * * * 鏡 川 の 自 然 * * *

天気の良い日の午前中は鏡川南岸で鳥見です。
冬鳥が北へ帰り、水面は少し寂しい。
今朝、10時前に定位置に立っていると、散歩中の女性が小魚が大量に死んでいると話してくれました。
その場所では、役所の方や漁協関係者が調査していました、死んでいるのは、遡上してきたばかりの、稚鮎とのことです。
そこは、住宅や事務所からの排水口がある場所ですので、夜間に毒性のあるものが流された事と思います。
鏡川の両岸はセメントブロックで固められており、岸辺の樹木も近年伐採され、川底に堆積した砂利も数年間隔で引き上げられ、土木業者に売却されています。
これらは、自然環境破壊です。野鳥や魚類には大きな悪影響を与えていると思います。

 <オオバン・撮影日 4月4日>


 <ムクドリ・撮影日 4月4日>


 <以下はマガモ・仲良しペアー 撮影日 4月12日>






私(画像の影)が立っている直下、雑草の根元部分に薄い土の層があります。
そこにカワセミが穴を掘り、営巣します。
増水・野良猫・アオダイショウで繁殖環境は最悪デスが土の層はここのみデス!!


鏡川ダムや砂防ダム直下の川底は、小石や砂が下流域に流され、ヤセ荒れています。
下流域に堆積した砂利は上流に返し、自然環境の維持に努めるべきですが、残念ながら業者に売却されています!!




 * * * ラ オ ス の 発 展 * * *

ラオス人の平均年収は約9万円です。私の幼少時代と同じ程度の経済状況です。
私は、ジャール平原のモン族集落がお気に入りでです。
出会う里人の持つ雰囲気で、父母の生き様を思い出します。
具体的な日常生活は、殆ど記憶にありませんが、身体の芯に焼き付いている父母の「体温」が反応するからです!!
電気・テレビ・オートバイ等が日常生活に急速浸透しています。
この激流に負けない、バランスの取れた、ラオスの発展を願うのみデス!!

<画像はジャール平原の日曜市で撮ったものです>





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ローカル社会・海に向かう・ビーグル水道

2018年04月04日 21時53分56秒 | 日記
高知の山間部・太平洋に面した海岸部、ともに、大好きです。
無責任ですが、自然に身体で挑み、背中の「汗」や収穫の「喜び」が子供を育てた時代が懐かしいのです。
斜面の山里は消滅に瀕しています。
歩いているとお年寄りが多く、放棄耕作地は急速に拡大しています。

<画像は高知市内から1時間以内の山間部の現状です>




高知県の森林面積は約84%、日本1位です。
少子高齢化による人口減も最高のスピードの様に想います。
対策として、生産性の向上がよく言われていますが・・・
山間部の斜面や棚田では高価な大型機械化農業は成立しません。
他県でも同じ状況である様に思います。

個人の努力では、不可能デス!!

スイスでは山岳酪農経営者の所得は60%が補助金です。
離農者数も、平野部より山岳地域が少ない様です!!

*** 柏島~叶崎~竜串~大岐の浜 ヨタヨタ走り ***(3月29~30日)私は、季節の変わり目は、日常の生活領域から離れた「遠く」に行きたくなります。
今回は幡多地域の海岸線(渭南海岸)を周ってきました。
上記のコースは、社会人になってからです。何時も同じルートを走っています。
黒く重い黒潮のながれと太平洋からの潮風に身体を晒すと「こころ」中に溜まった「重いモノ」がカルクナリマス。

<柏島を見下ろす展望台(旧道)では、寝転んだり、ヨタヨタサンポで時間を忘れます>


 < 叶 崎 >
渭南海岸・高知県側のこの岬は大のお気に入りです。
手足を大きく広げ、命を懸けて、太平洋の暴風雨を受け止めている様に想えます!!
(足摺岬は巨人の鋼鉄製胸板の様に見えて好きではアリマセン)
道路脇の展望台に腰を下ろすとウツラウツラ・・・そして、灯台までヨロヨロ歩き。


 < 竜串・爪白キャンプ場 >
このキャンプ場奥に、海岸へ下りる小道があります。
ここが今夜の宿・堤防上で、いつものゴウカな夕食・車中泊。


この青年は大型バイクで、宇都宮からです。5日間休暇が取れたので、四国ツーリングと話してくれました。




(以上の全画像 撮影日:3月29日)



 < 大 岐 の 浜 > 3月30日
この浜は人工物は見当たりません。
広大な砂浜と松林の緑壁。
大のお気に入りです。
今日は風が強く、魔人が白く長い舌を幾重も伸ばしています。
この魔境に一人の女性がサーフボードを片手に敢然と挑戦!!








 < オトシヨリの昔ばなし >
この桜の花の下に小さな小学校がありました。
教室の窓からは、太平洋と荒磯、元気な歌声も。
私が初めてここを知ったのは1968年ごろ。
「二十四の瞳」の分教場を連想したものです。


 < 祈 り の 道 >
この岩石海岸を数分走れば、土佐佐賀です。
車を止めて休憩をしていると「お遍路」様が通り過ぎて行きました。
孤高で清心、凛とした背中に、手を合わせたくなりました。

(以上の画像 撮影日 3月30日)

 * * * ビーグル水道 * * *
渭南海岸から黒く重い太平洋を眺めていると、ビーグル水道が脳裏をかすめました。
ヤーガン族は、ベーリング海峡が湿地帯であった1万年以上前に、アラスカに渡り、さらに、数千年かけてビーグル水道に到達しました。白人の進出で激減し、近年、純粋ヤーガン族は地球上から姿を消しました。
(画像はビーグル水道)



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