風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

しあわせのハグ!!

2014年02月24日 20時35分44秒 | 旅行
台北の旅
台北を歩いて来ました。久しく忘れていた「こころ」が温かくなる4日間でした。
   台湾人対象の対日意識調査<2010年>
       日本に親しみを感じる・・・62%
       最も好きな国・・・日本・52%(アメリカ8%・中国大陸5%)
お隣さんからの「やさしい」声は、生活の「ツカレ」を取り払ってくれ、元気にしてくれます。 ここ一年余りお隣さん(=隣国)とは、辛くて寂しい「お付き合い」です。

台北で行き先が分からず、街角で市民に尋ねると、雨天の中、傘もささず、丁寧に教えてくれました。電車のホームが分からず聞くと、ホームまで案内をしてくれました。
「しあわせ」のハグをしていただいた気持ちになりました。!!



台湾の市民は、日々の心配ごとや夢を神仏に全身全霊をこめて、お願いをしている様に想いました。
私達の神仏への御願いは形式的・儀礼的傾向が多く、少し質を異にしています。






中正記念堂・・・総統蒋介石の顕彰施設・蒋介石と妻の宋美齢・愛用車
巨大な施設と展示資料の内容に驚きました。





忠烈祠・・・国家に貢献のあった兵士や政治家など、英霊33万柱を祀る。



中華民国の総統府(この建物は旧日本総督府)

巨大な各施設や旧日本総督府には、少し「こころ」が重くなりました。

      祇園精舎の鐘の声
      諸行無常の響きあり
      沙羅双樹の花の色
      盛者必衰の理をあらわす
      ただ春の夜の夢のごとし
      たけき者も遂には滅びぬ
      偏に風の前の塵に同じ

              平家物語




日本人観光客に人気のある「九份」・・・狭い石段の路地にお土産店や喫茶店がひしめき合っている。子供の頃、大きな楽しみであった、神祭日の屋台が並んでいた石段を思い出し、郷愁を感じました。小雨にけむる山の下の街灯りも良かった。

台湾は飛行機でわずか3時間です。治安も対日感情も良く、安心安全で気持ちの良い、4日間の旅でした。

私のヨロヨロ・ヨタヨタ人生は、残すところ、後わずかです。
それでも、こころの深層には「寂しさ」があります。
明日が今日よりも、少しでも良くなる様にと念じ、
あちこちと彷徨っています。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋葉祭り

2014年02月13日 20時14分38秒 | 日記
秋葉祭りに行ってきました。
2月11日・晴れ、絶好の「御祭り」日和でした。
秋葉まつりは、仁淀川上流域(国道33号線・愛媛との県境)四国山地の奥深い山里(沢渡・別枝・霧の窪)で江戸時代に生まれ守られ、今日も華やかで盛大に開催されています。
伝統の「雰囲気」が漂い、また山里の澄んだ「空気」は過ぎ去った、昔の「思い出の世界」にソット導いてくれます。厳冬期でありますが、「こころ」が暖かくなります。


鼻高(祭りの総采配役)の先導で秋葉神社役員の入場です。
山里の伝統権威のような「空気」が流れます。
これに続き、御輿や伝統装束を身に着けた行列が入場します。




祭りの行列(練り)は数時間をかけて、山里の斜面を神社・旧名家・お寺等に立ち寄り、秋葉神社の祭り広場に入場します。
この行列とともに「あるく」急斜面の小道は元気イッパイの子供たちが走ったり、転んだりした「通学の小道」・手の温もりが染み込んでいる生活の「畑」・お年寄りから子供までの家族の団欒が詰まっていた「民家」等に出会います。ここではタイムトンネルを通り抜け、昨日のことであった様な子供時代に帰ります。心や身体の深いところに溜まっている何やら「硬いモノ」が消え、不純物のない爽やかな「あのころ」に戻ります。 




「油売り」は、「鼻高」(総采配役)の前方を唯一「あるく」ことが出来ます。
行列を待つ人々を笑わせ、雰囲気を熱く盛り上げる役です。
また四手飾りをつけた短い竹の棒=防火の「御守り」を売る役目も担っています。
この「御守り」を買ってくれた方の「こども」や「観光客」に感謝の気持ちの「ハグ」をしていました。
「抱きしめる」とは全くチガイマス!!
ありがとうの「こころ」をソット手にのせ、背中を「トントン」です。
他人に「感謝の心」を伝える、最高の行為だと思います。
ほんとうに行って良かった!!
山里のまつりは「こころ」も「身体」も「幸せ」にしてくれました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早春

2014年02月05日 21時06分29秒 | 日記
春はそこまで・・・
ローガンメガネは、毎日が日曜日で、コタツの周りが活動領域です。しかし、暖かくなり、春の気配を身体が感じるようになると、何か「イイこと」がありそうな気になります。
ヨロヨロ・ヨタヨタの生活には、季節の流れがカンフル剤で、「元気」を運んできてくれます。
1月29日はポカポカ陽気でした。久しぶりに愛用の「50ccカブ」で高知城に行ってきました。
紅梅の花が、春は近いゾー! 野山を歩け・空気が美味いゾー! やさしく背中を押してくれました。

 (写真は29日撮ったものです)

2月4日・「立春」。「太平洋」の潮風を吸い込んで「冬眠」から脱出しようと思い、弁当持参で東部の海岸線(芸西)を周ってきました。
この地域は、暖流黒潮が全海岸線を洗っていますので「霜」は降りません。この温暖気候を生かしたビニールハウスによる「ナス・キュウリ」等の促成栽培が盛んです。地域の自然条件を生かした素晴らしい近代的な農業が営まれています。



  (写真は4日撮ったものです)

2月5日、今日は少し「風」は冷たいが、早春を探しに、自宅近くの「山里」を「愛用のカブ」で散歩です。
陽当たりの良い南斜面は、春の「カオリ」があちこちで顔を出していました。・・・菜の花・やぶ椿・うめの花。





 (写真は5日撮ったものです)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする