風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

夏の終わりに・初秋の山空気・旅の思い出(カナダ)

2017年08月31日 19時57分34秒 | 日記
今日で私の夏は終わり(8月31日)ですが・・・少し気になることがあり心配です。

ある県の知事さんが全国学力テストの成績が良くないことに怒り、全国平均を上回った県内公立小学校の校長の名前を公表した・・・(新聞記事より)

このことは、全国の小学校でペーパーテストの「獲得点数」に重点を置いた教育が主流となっていることの証です。

人間は生まれた時から様々な「個性」を持ち、みんな異なっています。
小学校教育は児童が自分を見つめる時間です、均一人間をつくる場ではアリマセン。
教員は温かくやわらかい多様な人間を育てる事が使命です。
わが国の教育システムの成果は、高校生によく現れているように思います。
多くの学校では、学校キライ・教科キライ・自分キライの隆盛です。
個人の持つ素晴らしい「才能」は育っていません!!

  * * * 初秋の山空気 * * *

8月27日・28日は石鎚山の土小屋から瓶ケ森の徘徊です。
この山域は何度歩いても目に入って来る木々、身体に浸みてくる山空気は新鮮で飽きることはアリマセン。
フラフラ・ヨタヨタ人生航路の私は、ここの山空気が元気の再生・活力の再建になっている様に思っています。


27日・午前8時半・よさこい峠近くの「長老さん(=老木)」にアイサツ、今日のスタートです。


尾根筋に目を向けると、秋のやわらかい雲です。
恐ろしい形相の「入道」様はどこかへ。


伊吹山登山口近くの老木、全身「ツル」の着物を羽織っています。
晩秋の錦がお気に入りです。


石鎚山は初秋のススキが良く似合っています。


今日のdinnerは最高です!!
食事途中から真綿の様な霧に包まれ・・・
数メートル先、車横にテントを設営している方の灯りがボンヤリ・・・
星も見えません・・・
この山空気のなかで、一人で過ごす時間はお気に入りです・・・(車内泊)
(以上の画像は全て27日に撮ったものです)




28日・早朝の瓶ヶ森斜面や周辺の山並みを流れるガスと山空気、少し肌寒かった。

  *** オンタリオ州立アルコンギン公園 ***

この日は冷たい風のなかで、高校生グループがキャンプに出発しました。
カヌーに積み込む荷物で解かりました。
大陸の厳しい自然環境なかで、生き抜くに必要な「生の教育」に感動しました。
(日本であれば、天候の悪い日は即中止!!)






(画像・ストックより/ 2012・10・10/ALGONQIN PROVINCIAL PARK)
この地域(東京都の3倍以上)は木材伐採により自然が破壊されていましたが、1893年最初の州立公園に制定し、自然を再生しました。
 
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教育について・初秋のかぜ・思い出の旅(大陸の秋)

2017年08月24日 20時53分46秒 | 日記
子供たちにとっては夏の終わりは「お盆」であるように想います。
連日30度を超える猛暑ですが、昨日も今日も、鏡川で遊ぶ中学生はチラホラです。

9月に入ると、中学3年生は高校進学への最終段階に突入です!!
自分で熟慮することより、暗記の量が勝負です。

ペーパーテストの数値により、社会に対しては「背中」に、自分に対しては「こころ」にレッテルを貼り付けられます。

明日に生きる若者は年齢や経験を重ね、自己判断で「夢・希望・才能」等に向かうのが「正道」ですが、この道は極めて狭く困難です。これは、日本全国共通です。

子供時代に受けた「差別選別」は外からは見えない大きな「心の傷」となり、癒えることは困難です・・・

  * * * 初 秋 の か ぜ * * *

今日の午前中(8月24日)鏡川支流の的渕川上流域・平家の滝まで、50CCバイクで「サンポ」です。
棚田では稲の刈り取りもすすみ、トンボが舞い、初秋の「かぜ」が流れています。
今日も気温は30度を超えていますが、山畑のやわらかい空気が「目と心」を包んでくれました。




(24日午前中撮影)


(ストックより・高齢化の進行でしょうか、このような光景は消えて久しい)


(ストックより・旧式農業機械は雑草の中・山間部では時々見かけます)

  * * * 大 陸 の 秋 ・ カ ナ ダ * * *

宿泊していたGH(=民宿)のお隣さんの家です。
広い庭にこの大木です。
大自然と共に生きているシンプルな生活環境に感動しました。


(2012・10・4/Mont-Tremblant・Qc・CANADA)
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親の背中と汗・数十年ぶりの安和海岸・土小屋から瓶ヶ森・アラスカ

2017年08月19日 13時19分01秒 | 日記
少年期に経験した夏休みの「鏡川」は身心の奥深くに力強く生きています。
小学校4年生から中学2年生までは、一人の人間として最も大切な「こころ」が定まる時間であった様に思います。

1950年代のローカルでは、両親は子供を育て、少しでも良い教育を受けさせることのみに「生きた」のです。

昼食後は「一人」で鏡川へ直行。学年が進むにつれて、浅場から本流へと自己判断のチャレンジでした。

川に行く時も帰った時も、とくに母親の眼差しは、重くて温かかったように思います。

両親の汗と背中で育てられた「こころ」は、低級でフラフラ・ヨロヨロの私を今でも「律し」続けています。

  < 時 の な が れ >
8月13日の午前中、鏡川上流域を約2時間、50CCモーターでサンポでした。
「家族」の健康で楽しい「時間」が清流のなかで、キラキラと輝いていました。




(円行寺~トンネル~弘瀬・旧土佐山中学校、トイレあり)




(大穴峡、トイレ・駐車場アリ、旧土佐山中学校より車で約15分の上流)




(大穴峡より車で約15分の上流)

高知市内から約1時間、入場料ナシ。
不純物を含まない清流と空気。
若い家族には最高の子育て自然環境!!

  * * * 安 和 海 岸 * * *

8月8日・数十年ぶりに安和海岸を歩いてきました。
若いころ、夏に友人と二人でこの海に潜り、モリで磯魚をネライマシタ。
海岸から少し沖に「サンゴ礁」あった様な記憶が残っています。
その友人も、数年前に星空へ旅立ちしました。

今回は高校2年生の運転手役で行きました。(自宅から片道約1時間)
彼の趣味は「撮り鉄」です。大阪から夏休みを利用して母親の故郷訪問でした。


安和の入り江に面した急斜面は「ビワ」の産地です。収穫後も「カガシ」は沖を見張っていました。




JR安和駅・小さな駅舎。昔の木造駅舎は消えて久しいようです。 

* * * 土 小 屋 か ら 瓶 ケ 森 * * *(8月17日・18日)

お盆が終り、四国の屋根、石鎚山や瓶ケ森は初秋のやさしい「山空気・山風」が流れています。
それに全身をサラスと夏バテ解消の特効薬となります。
何時ものルートで、「よさこい峠」へと出発(17日9時半)。


昼前に長沢を守護している、この長老さん(=老木)にアイサツ。齢ゆえか葉の色に元気がない。
爺さん、俺たちは同じ条件、共に明日への夢をモトウ!!
 

よさこい峠から土小屋に向かっていると、前方で「精霊犬」が通行人をテロから守っています。


近づいてみると、腐食した倒木でした。ここは神の住む森です。神は倒木を「精霊犬」に育て、「山好人」に山ルール守らせているのです。テロとは関係ありません!!

土小屋の石鎚神社側のベンチに入ると「風雪さん」がいました。少し遅れて「のんびり山歩」さんも到着です。
私はお二人の山写真を中心とするHPの大フアンですので、直接お話もでき、勉強にもなり感激しました。








道路斜面で撮りました。




瓶ヶ森駐車場に午後6時ごろ到着。石鎚の燃える落日を期待しましたが厚い雲です。
初秋の様な心地よい「山空気」に包まれて、ゴウカな夕食。そして車泊。


19日・曇天。午前9時半、瓶ケ森駐車場出発。
途中、伊予富士の登り口近くで愛媛の「鳥撮り」さんと1時間程度雑談。
彼の鳥撮り技術・情熱・装備等に感動しました。
昼前に帰宅。

* * * 思 い 出 の 旅 ・ ア ラ ス カ * * *


(キーナイフィヨルドの氷河・観光船より)


(マタヌスカ氷河・大陸内で氷河消滅)


(原野の一本道・トンネルはアリマセンでしたので、運転の下手な私でもOK)

アラスカは古い原型の自然と現代の生活文化が併存している唯一の場所の様に思います!! 
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戦争・鏡川・よさこい祭り・旅の思い出(アラスカ)

2017年08月11日 22時30分16秒 | 日記
戦争は私たち市民の「こころ」の深いところに消すことの出来ない「悲しみ」を残します。
数日前の朝日新聞DIGITAL版記事・長崎に原爆が投下された翌日(8月10日)の「写真」が掲載されていました。
その写真は、生気を失い疲れきった大人の様な眼差しの15歳の女学生です。
彼女の足元には黒こげの遺体が・・・
彼女は今も元気です。
彼女によると、彼女の目の先には焼け落ちた「自宅」、その灰のなかの遺体には「母」の着物の一部が・・・
これも、自分の「運命」だと思い・・・頑張ってきました・・・

  * * * 鏡 川 * * *

鏡川は高知市民の生活の川です。
四季を通じて、大人から子供まで、自然の中で健康で楽しい時間を持つことが出来ます。
特に夏休み、この水辺は子供たちの「自然」を知る野外教室です。
若い父母にとっては、やわらかくて温かい「ファミリー」をつくる最適の場所の様に思います。




(鏡ダムの上流です)




(以上の写真はストックより)


(撮影日:7月30日・宗安寺)

  * * * よ さ こ い 祭 り * * *

「よさこい鳴子踊り」は戦後生まれで、大量生産・大量消費の「御時世」と共に「全国」に拡散デス。
古い伝統文化とは無関係デス。
踊り・衣装・音楽は原則「自由」デス。(グループごとに統一しています)
参加費は個人負担で数万円デス。
踊り子は一人一人が主役デス。数日間の「スター」デス。


(TVでオナジミの県出身女優)



















(龍馬先輩の先導で踊る、このグループは飛び入り自由・参加費ナシ)

(以上の写真は8月11日・追手筋ひろめ市場近くで撮ったものです)

 * * * アラスカ・マタヌスカ氷河 * * *

大陸氷河の末端を歩くことが出来ました。
氷河の流れが大地を削り、その土砂が氷河の末端部分に露出しています。
圧倒的な自然の「力」を眼と足で理解しました。




(氷河の末端部分、土砂の中を歩いている私)
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楽しい夏休み・四国カルスト天狗高原・旅の思い出(カナダ バンフ)

2017年08月03日 09時12分39秒 | 日記
楽しい家族の夏休み???
子供たちにとって、お父さんお母さんと過ごす「夏休み」は最高の楽しみです。
両親にとっては、大切な「家族」をつくる時間です。

日本人の夏休み・・・約6日

ドイツ人の夏休み・・・33日~37日

イタリア人の夏休み・・・32日~42日

日本の非正規雇用者40%(1990年・・・約20%)

正社員の平均年収・・・約513万円。

派遣社員の平均年収・・・約328万円。

若き「日本人ファミリー」にとっては最も大切な夏休みは短く、しかも、40%を越えた非正規雇用者は年収も低く、夏休みは「夢のまた夢」デス。

安倍首相の「1億総活躍社会」とはモンクは言わず「一生働け」社会の建設でしょうか・・・
年金受給年齢「75歳から」もチラホラ・・・


7月28日の羽田空港・里帰りの「お母さん」と小さな子供たちが多い様に見えました。




28日、午後の便、空席待ち、ナントカ乗れ、夕方には自宅へ。

 * * * 四国カルスト・天狗高原 * * *

8月2日・写真家Mさんと午前4時に市内出発。5時半頃には、谷筋を見下ろすことが出来る「ポイント」に到着。
予期せぬ「天狗=神様」のプレゼント、「雲海」に遭遇しました。


  (写真家Mさん)


  (鳥形山を正面に望む谷筋)




  (山里の朝を優しく包む雲海)

  < 朝露のなか・小さな輝き >
実は高原の霊気のなかで「カノジョ達」に逢うことが目的でした。




 (ヒメユリ)


 (カキラン)


 (この景観の永久不滅を祈るお坊様)・(全画像は8月2日に撮影したものです)

  < お ま け >
 四国カルスト・姫鶴平 キャンプ場




 (撮影日:2016年8月14日)
大人気のキャンプ場・この場所には「トイレ」がアリマセン!!
昨日(2日)出会った九州からのファミリー・キャンプ人が「トイレ」ナシは
困りますと言っていました!!
(トイレは道路を横切り、坂道を上った姫鶴荘裏側にあります)

 *** 旅の思い出・カナディアンロッキーの懐 バンフ ***










大陸の蒼い空と山空気・身体の芯に溜まっていた重いモノが消えました。
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