風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

諸行無常・瓶ヶ森・鏡川・旅の思い出 ラオス旧正月

2017年11月30日 19時03分22秒 | 日記
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
猛き者も終には滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ
             「平家物語」

山中賢一さんの写真展 「幻聴」で「こころ」が震えました。

写真にも言葉にも!!

山が哭く・・・
木々が哭く・・・
雪まじりの風が哭き続けている・・・

山中賢一さんが人生・その存在をかけた「画像」により、別子銅山に生きた「人々」の息吹やこの「ヤマ」に流れていた「風」が私の「こころ」に沁みてきました。

私には、すべてが「諸行無常」の響きに聞こえます。

「別子銅山」にながれた時間、そのものが、風に舞う「チリ」の様に想えます。


  *** 土小屋から瓶ヶ森 ***

11月25日・26日 自宅~長沢~よさこい峠往復⇔土小屋~瓶ヶ森でした。
冬の山空気は冷たいが、こころの中は温かくなります。

白猪谷キャンプ場からよさこい峠までの山道は「季節」の道です。
高度を上げると、冬は忍び足。


この登り道の最上部でウデを組んで、長沢谷筋を見守っている長老さん(=老木)にアイサツ。
この冬、最後になるかもしれないので!!(雪が積もる12月には閉鎖)


土小屋~よさこい峠間の日陰斜面・不純物を含まない「山氷」。




この場所の前はアイスバーン、車もカメラをもつ足下もスベリ、危険でした!!


この大木兄弟も古くからのオトモダチです。



(2009年8月19日・撮影)

瓶ヶ森に移動、石鎚山の落日を待つ。
私は夕暮れのこの時間帯が大のお気に入りです。
人工色の氾濫する世の中、純粋な自然の色に引き込まれます!!




山は冬です。
サンポビトは見かけません。
落日まじかの夕日に染まる「瓶ヶ森」散歩道。




25日・夕食(昔の青年はこれでもサイコウ)・車泊


(撮影日:11月25日)

  *** 鏡川 ・ 水辺の野鳥 ***

午前中約2時間は鏡川南岸です。
瀬音と川風に身心をサラスと昼食がオイシイので!!

落ちアユハンター・ミサゴは元気!!






美味しそうな「エサ」を仲良くイタダイテいます。
(オオバン・バン・カイツブリ)

(以上23日撮影)

(オナガガモ)


(川風は冷たかった・子供3人組はズボンを濡らして川遊び・元気に感激)

(以上24日撮影)

 *** ラオス・ルアンパバン・旧正月 水かけ祭り ***
世界遺産・ルアンパバン元日の「水かけ祭り」です。
メインストリートは「水かけ」でみんなビショヌレ・路上は水ビタシです。
熱帯のこの町にピッタリのお祭りです。
水をかけあい、清めて、新年を祝う!!





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「家」???・天狗高原冬景色・鏡川・旅の思い出 バンフ

2017年11月23日 19時51分26秒 | 日記
「家」と表現される言葉に、私は少し抵抗感を持っています。
若き頃は、結婚式(披露宴)に出席する機会が多かった。
その際の招待状・会場案内には「○○家」と「△△家」結婚・・・という表現が圧倒的に多かった。
結婚する二人の個人名より「家」が優先でした???

今日でも政界では、この傾向が強く、祖父の代から「政治家」で・・・「名家」の「出」である・・・
個人の努力や能力よりも、「家」を選ぶ傾向が強い!!

日本丸の「舵」を握る正副代表二人をみると、明白です。

長い武家支配の「家」文化が、今日でも元気です。
心配です!!

  *** 天狗高原 冬景色 ***

11月21日・四国カルスト 天狗高原の「雪見」!!
高知の平野部は「黒潮」の影響で、冬季は温暖で雪景色とは無縁です。
(黒潮本流に洗われる海岸線は霜もおりません)
シンプルな私は、初冬の雪景色を見たくて「天狗」行きでした。

ルートは須崎から新荘川沿い、新田です。
午前8時前の新荘川は川霧が漂い、冬の到来が目に沁みてきました。




天狗高原は快晴・無風で暖かく、「雪」は少しでしたが、ヨロヨロ・ヨボヨボの私には好日でした。




雪の斜面でウサギ君が元気にサンポ(?)


その足跡を「イシカメ」爺さんがジィ~と見つめていました。

(全画像撮影日:11月21日)


 * * * 鏡 川 の 野 鳥 * * *

天気の良い日の午前中は鏡川で「鳥見」・清流の瀬音のなかで!!

落ちアユの整理係・ミサゴは忙しく舞っています。






清流のなかでミンナ元気。
 (バンとカイツブリ)


 (カルガモ)


 (オナガガモ)

(全画像撮影日:11月18日~23日)

  *** 旅の思い出 カナダ・バンフ ***

カナジアンロッキーの観光・ハイキング基地「バンフ」の街は「大陸」の風がながれ、そのサイズは全「LL」です。
私の「カラダ」には大きすぎ腰が引けました。









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自然のなかで・初冬の森・旅の思い出 アラスカ

2017年11月16日 15時57分41秒 | 日記
私は野山に流れる「風」が好きです。
なぜなら、その風の中で育ったからです。
大陸東岸のモンスーン気候は人間が生きる最良の自然環境です。
私たち庶民は、古くから水稲・雑穀・イモ類等の栽培で生きてきました。
田畑で汗を流すことで、子供を育てたのです。
私の少年時代は、全て「自然のなか」でしたので、「残り」が少なくなった、今でも野山に流れる「風」やそこに生きる人々の「ニオイ」で元気になります。

 *** 初冬の森・土小屋から瓶ヶ森 あるき ***

11月12日・13日、「四国の屋根」あるきでした。
フラフラ・ヨロヨロ人生航路の私は、家の中よりも「山空気」が好きです。
トゲトゲ・ギラギラの「街空気」は身体にアイマセン。
温かくやわらかい「山空気」は誰にでもやさしいので!!

彷徨ルート:長沢~白猪谷キャンプ場(休憩)~よさこい峠⇔土小屋~瓶ケ森~旧寒風山トンネル。

白猪谷キャンプ場・9時半到着。この場所で持参のコーヒータイム。
登山準備をしていた二人の女性と少し言葉を交わしました。
そこの山に登ります(指をさして)・・・ 昔は寺川でバスに乗りました・・・
多分この地域の出身者で定年前後(?)のように想えました。
一人の女性が「ふかしイモ」を口にしていました。
オイシソ~!!(私の子供の頃のオヤツ)目をそらして、下の谷を見る!!


(筒上山からの尾根筋は霧氷が輝いていました)




この谷筋の長老(=老木)にアイサツ。
初冬の冷気に歯を食いしばっている様でした。
オレも「頑張るゾ~」という気持ちになりました。


(初冬の瓶ヶ森・散歩人)


(日没まじか、霊気漂う石鎚山)


(初冬・斜面の宝石)












(瓶駐車場で夕食 ・ 車泊)


(13日・早朝・瓶ヶ森 登り口方向)


(子持権現)


(石鎚山)

(以上の全画像は11月12日・13日に撮ったものです)

  *** 旅の思い出・アラスカ ***

アラスカは「人間」と「野生動物」が共存している「幸せ」のクニです。
大自然のなかでは、忘却していた、純真な「こころ」の自由が再生します。

<Denali National Park・Denali=Mt.Mckineley>




<Wonder Lake>






<Kenai Fjord National Park>

(アラスカ全画像は再掲載です・よろしくお願いします)
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反省と責任・私の昭和(椿山)・鏡川・旅の思い出(カンボジア)

2017年11月09日 16時00分04秒 | 日記
アメリカ大統領の東京訪問が大きく報道されていました。
北朝鮮との軍事対決が主要な内容です。
アメリカ服従外交で日本の「平和」が約束されるのでしょうか???

アメリカはベトナム戦争では敗北、アフガン戦争・イラク戦争では現地の混乱は、今も続いています。

私たちも、国民に大きな犠牲(死者約310万人)をもたらした、太平洋戦争の反省は不十分、責任も不明確です。
例えば、インパール作戦・・・8万5千人動員、戦死者2万1千人・戦病死8400人・戦傷者約3万人。
退却路は白骨街道と言われていました。
補給を無視、制空権ナシの最も無謀な作戦の結果です!!

北朝鮮は核爆弾を推定6~8発保有しているようです。
(北朝鮮の核弾頭は最大で50㏏・広島型原爆の3倍の威力)
東京に着弾すると1発で約130万人の死者がでると予測されています。

尖閣諸島領有で危機的な関係の中国は約260発の原爆を保有しています。

善隣友好外交に徹することが「日本」の平和と国民の幸せの「道」です。

 * * * 私 の 昭 和 ( 椿 山 ) * * *

11月5日・椿山を歩いてきました。

仕事がうまくいかない時は、近くの「森」で、緑の空気で深呼吸でした。
仕事でこころが重くなった時は、近くの「森」で、鏡川を見下ろしていました。
仕事で嬉しくなった時は、近くの「森」で、青空を見上げていました。
この繰り返しがヨロヨロ・ヨタヨタ男の若き日々・昭和です。

椿山の石段や崩壊しつつある家屋を見つめていると、私の「昭和」が蘇ります。
昭和の椿山では、障子の中の話声も、山畑の上を見ても、下を見ても、みんな隣のおじちゃんやおばちゃん。

「時」のながれは無情です。
傾いた柱・破れた瓦屋根でも、ここで暮らしていた里人の温もりを感じますが、人の気配はアリマセン。
大きな社会の潮流にに押し流されたのです。
自分の「こころ」で山里を後にしたのではありません。

この椿山にながれる山空気は間違いなく、昭和人の心の故郷です。

帰りたくとも帰れない・・・

私も同じです・・・

(氏仏堂の杉の大木・里人に代わり、集落を守護しています)













(椿山 撮影日:11月5日)

  * * * 鏡 川 * * *

11月6・7・9日、午前中は鏡川南岸でした。
季節はめぐり、落ちアユのシーズンです。
産卵を終え、弱った「アユ」の後始末に、空からは「ミサゴ」、水中では「スズキ」、堰の上では「シラサギ」が活躍しています。
自然のながれは、何一つ無駄がありません!!

(ミサゴのお食事準備)










 < 川岸のナカマ > 
 (モズ♀)


 (イカルチドリ)


 (ジョウビタキ・♀)

(全画像 撮影日:11月6・7・9日 午前中)

 *** 旅の思い出・カンボジア シェムリアプ ***

シェムリアプ(アンコールワットの街)での観光や移動バスはホテルや民宿(=GH=ゲストハウス)のフロントで取り扱っており、観光代金やバス運賃は明示してあります。

長距離バスの利用は、バスステーションまで送ってくれます。(注意:夜間利用は厳禁)

安心安全の旅が出来ます。

カンボジア内戦の終了時(1979年)は国民の85%が14歳以下でした。
カンボジアの平和と調和のある市民生活が続くことを願っています。










(カンボジア 全画像 再掲載・よろしくお願いします)
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黄葉の山道・旅の思い出(Angkor Wat)

2017年11月01日 19時50分39秒 | 日記
四国の屋根・石鎚山から瓶ケ森の秋は斜面の黄葉で最終です。
高知県は森林面積は83.4%(日本1位)です。
高知市内から見える、北の山並みは杉・桧の植林が多く、年中緑の斜面です。
私の秋は石鎚山から瓶ヶ森の彷徨です。
「紅葉」は、私にとっては「キツク」て少し腰がひけます。
「黄葉」は目から優しく入り、「こころ」の奥までしみてきます。
そして、季節の終わりを静かに教えてくれます。

 * * * 黄 葉 の 山 道 * * *

10月26日~27日・旧寒風山トンネルからよさこい峠・ヨロヨロ往復。
(いつものコース、長沢からよさこい峠へは22日の台風で通行止め)

26日・6時半自宅出発。9時、旧寒風山トンネルからユーホーラインを走る。
少し高度が上がると、黄葉の斜面でした。










ここを歩く際は、よさこい峠直下の「古老」(=老木)にアイサツは欠かしません。
晩秋の厳しい山風で少し体力が弱っているように想えました。
先輩、ともにガンバリましょう!!


折り返し、シラザの森へ・大のお気に入り、ブナの森です。
先ず、石鎚山に手を合わせ、歩いて数分先の「ブナ」へ。
黄金色に輝く「ブナ」にオアイするのは、数年ぶりです。






子持権現・瓶ヶ森へ
(前方が子持権現・後方が瓶ケ森)




路傍の小さな秋






瓶ヶ森駐車場(下)は避難小屋建設資材をヘリコプターで荷揚げ中でしたので、半分は立ち入り禁止でした。
午後6時夕食・戦後育ちの私にとっては、豪華なフルコースです。(車泊)




27日・朝陽の森・瓶ケ森の向こうは雲海。




 * * * 旅の思い出・アンコールワット * * *

カンボジアの世界遺産アンコールワットへは、バンコク乗り換えプノンペンまで飛行機。
プノンペンからシェムリアプ(アンコールワットのある街)へは往路はトンレサップ湖を高速観光船で復路はバスです。
湖に点在する島々、車窓から農村等が目に入り、この地域に生きる人々の笑顔や汗が伝わってきます。
アンコールワットは12世紀初頭に創建されました。
フランスの植民地・カンボジア内戦等、苦難の道が続きました。
この地を訪れる「旅人」は世界遺産「アンコールワット」だけでなく、大きな犠牲が出た「植民地」・「内戦」等を心の奥に残してくれることを願っています。









(カンボジア全画像は再掲載です。よろしくお願いします。)
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