風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

自由と平等

2012年11月17日 20時23分43秒 | 日記
ミャンマーの市民生活
先進諸国は、ミャンマーは軍事的政治の色彩が薄れ、「自由と平等」の社会へと進んでいると評価し、経済分野を中心に援助交渉を始めた。この様なニュースをよく目にします。私は2009年と2010年にミャンマーを訪問しました。軍事政権下での「市民生活」について主に関心を置いた旅でした。最大都市ヤンゴンの汽車やバスはオンボロでしたが市民の表情は「柔らかく・優しく・温かい」ものでした。
(写真)ヤンゴン市民の熱い祈り場であり、外国人観光客も多く訪問する、朝陽に輝く「シュエダゴン・パヤー」

ヤンゴンの街角、昼食をとる市民。本当に美味しそうに楽しく食べていました。生活のツカレは感じられませんでした。
バガンの落日
世界的に有名な仏教遺跡の観光地バガンは、市民の足も観光客の足も、多くは小さな「馬車」です。強い陽射しのなか、幌の下で揺られながらの遺跡巡りは、この地の観光には最適です。またロウガンメガネの私は、少し疲れたので、仏塔の日陰で「ウタネ」をしていると土地の人が、「私の家」で休んだらと言ってくれました。生涯忘れることは無いでしょう。
インレー湖の漁師
この湖は水深が浅い場所が多いようです。小舟のうえから魚の潜んでいる場所に円錐形の網を落とし、その中に閉じ込めた魚を竹の竿先に着けた「モリ」で突く漁法です。大量の捕獲ではなく、自然の資源が維持される漁法です。

この国の人々は貧富の大きな差は無く、周囲の自然条件を生かし、つつましく生活しています。温かく優しい人々です。
先進諸国の経済面に重点を置いた急激な援助は一部の人々を富まし、社会的格差を生み、人々の生活に混乱をもたらします。援助は教育や健康面を第一にすべきです。その方法によって、人々の社会生活に大事な「自由と平等」は充実・発展すると想います。

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晩秋

2012年11月01日 22時34分27秒 | 日記
ここ数日、朝夕が少し肌寒く、秋の深まりが感じられます。私は山里の稲の収穫で「秋」のながれを知ります。あちこちで目にするのは、老人と農業の情景です。ローカル生活の原点は、生きるための自給自足型の農業です。しかし、この方法では、今日の日々の生活を支える事は困難でしょう。山里の人口減は時の流れのように想います。ローガンメガネの私はこの季節、愛用のホンダカブで鏡川上流域の集落をよく周っています。・・・梅の木・柿の又・草峰・吉原・・・これらの地名はなんとなく心と身体に、やわらかく・優しく入ってきます。この地に暮らしてきた人々の温もりのように想います。
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