風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

フィンランドの旅・ヘルシンキ

2014年06月28日 10時18分50秒 | 旅行
ヘルシンキのマーケット広場・スオメンリンナ島
今朝(17日)は早くから目が覚め、まるで小学校ころの「遠足の朝」と同じ気分です。
午前中はマーケット広場をうろつき、午後は、世界遺産・スオメンリンナ島を歩きます。
マーケット広場は、「北の風」が染込んだ「土のアジ」・「手のカオリ」・温かくて無愛想な「作り手の目」等が身体に空気のように入り込む、大好きな場所です。


マーケット広場を見守る白亜の大聖堂








ここの店主・女性は、私が立っているのに、何所かに行き、消えました。これがイイ!!


木の温かさを感じる小さな作品・作り手であり売り手でもあるオジサン(初老・私より若い)は無愛想であったが眼差しは優しさで溢れていました。






ウスペンスキー寺院(ロシア正教)


ここで昼食・鮭スープはサイコウ・元気回復。この後、スオメンリンナ島へ。

世界遺産・要塞の島 スオメンリンナ島へは、市営の小さな、このフェリーで15分です。
乗り場・切符売り場は、マーケット広場岸壁中央付近です。


この島の要塞は、スウエーデンが統治していた時代にロシアに備えて、建設が開始されたものです。
浅く・岩礁が多い、この海域の「時の流れ」が身体に直に響いてきます。







スオメンリンナの斜面を黄色く染めっているのは、この花です。菜の花ではアリマセン。


少し疲れたのでコーヒーブレイクです。スズメが目の前で飛び交うので、皿を隣りのテーブルに移すと、お食事開始です。北欧の平和はホンモノです。ミンナ「幸せ」!!

コメント (2)
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フィンランドの旅

2014年06月26日 22時14分14秒 | 旅行
ヘルシンキ・北カレリア・タリンの風

「北の風」が好きで、フィンランドのヘルシンキに向かっています。
6月15日・昼過ぎに自宅を出発、この日は関空近くのホテルで宿泊。
16日フィンランド航空・10時45分発・ヘルシンキ行きの機内で約6時間が経ち、飛行ルートのTV画面では、ウラル山脈が近いことを示していました。窓下に広がる大地をボンヤリと眺めていました。


そこは、氷河時代の終焉を伝える約1万年前の姿と何ら変わることがないツンドラの地(エニセイ川とオビ川に挟まれた西シベリア低地?)です。
木々の緑は見えません、表土の少し下は、永久凍土と想います。
人間生活に必要な穀物生産が出来ない、「不毛」の大地です。蛇行する川が冷たく、その事情を語っています。
寒くて冷たい「無表情」の風は「南」に向かって流れています。
流れて行く先は、「黒」い「土」が広がる豊穣で穀物生産が約束されています。
ロシアの南に向かう「原点」がここにあるように想いました。
ウクライナやクリミヤ半島の諸問題が脳裏をかすめました。
<ふろく>
写真は16日撮ったものです。約3時間後にヘルシンキ到着です。
ヘルシンキ往復チケットは5カ月前にネットで購入・5万円です。申し込み1週間以内に全額支払・日程変更不可・中止しても返金無しです。
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思い出旅・・・こころに染みる自然

2014年06月12日 20時45分47秒 | 旅行
スウエーデン北極圏・アビスコ国立公園を歩く
この旅は(2009年6月19日~7月1日)北欧の自然や住民の空気を身体に染込ますことが目的でした。
北欧への旅は、いつものクセで「遠回り」(=南回り)コースを選びます。これが実に楽しい!!
出発は関西空港から午前中の便でバンコクへ飛びます。午後3~5時到着。
この空港は、東南アジアを代表する空港であり、世界中からの旅人が行き交っています。
これをを眺めているだけでも数時間・コーヒーを飲んだり・ウタネしたり・少し本も開きます。そして、深夜便に乗り、ヨーロッパ早朝着。(タイ国際航空利用)
この旅も関空→バンコク→ストックホルム空港(約3時間の待合で国内便に乗り換え)→キールナ空港着(午後3時)です。
空港はどこの国でも、老若男女、誰にでも解かるように案内板が設置されています。
心配はいりません!!
3時間以上の乗り換え時間を持てば、実に楽しい旅の「味」となります。


キールナ空港よりバスでダウンタウンに移動。キールナはスウエーデンを代表する鉄鉱石を産する街です。写真はキールナ鉄山。




翌日、汽車でキールナ駅からアビスコ国立公園駅に移動。駅舎から徒歩数分で「アビスコツーリストステーション」(公園内唯一の宿泊施設・レストラン・お土産コーナー)。ここに宿泊。


写真の山は「ラポーテン」です。この地域の原住民である「サーミ」の聖なる山です。
自然が厳重に護られています。一切の人工物は排除されています。

(北海道の二風谷ダムは、この地域に住む「アイヌ」の聖なる場所でした。そこを破壊し、「コンクリート」で固めダムを造りました。)



ニューラ山からのツーリストステーションへの帰り道。


この公園内にある機械で動く施設はニューラ山に登るリフトのみです。
このリフトの乗り場で「毛布」が渡されました? リフトが動き出すと「風」が冷たく、極北の厳しい気候を体感しました。
公園内は遊歩道が多数あり、各自、体力や好み合ったコースを選び、楽しんでいました。
自然と地域の「こころ」(=聖地)からなるアビスコの空気は、今日も明日も、やさしさの原点です。
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旅・・・大陸の果て

2014年06月08日 21時32分35秒 | 旅行
旅の思い出・・・フエゴ島
南米大陸最南端・フエゴ島は20005年12月末・現地の夏季に訪ねました。
この地に最初に関心をもったのは、津田正夫著「火の国・パタゴニア」でしたが殆んど忘れかけていました。
その後、フエゴ島には純粋ヤーガン族は女性1名の生存(?)のみであるとのことを知り、フエゴ島の旅を決意しました。


写真はビーグル水道です。
暖流・黒潮育ちの私にとっては、海面は碧く冷たく、流れる空気も身体を締め付けるように感じました。


このビーグル水道沿岸に遊漁民ヤーガン族が生活をしていました。夏でも凍てつくような海で、男性は海獣類・女性は貝類を捕り生活の糧としていました。
約1万2千年~1万年前(氷河期の終り)にベーリング地峡(=今のベーリング海峡)を歩いて渡り、さらに、数千年かけて、フェゴ島に到着したと想います。


写真はビーグル水道からのフエゴ島・アルゼンチン領ウシュワイアです。
ヤーガン族について、PC上に書くのは二回目です。何千年にも渡る歴史を持ち、厳しい自然条件を生活に取り込み、生き抜いてきた「民」が地球上から消滅しました。
このような悲劇は許してはいけないし、繰り返してはいけません。
わが国は「美しい」自然に恵まれ、平和で幸せな日常生活の国です。戦争に巻き込まれると、この平和と幸せは、「取り戻す」ことは出来ません。
コメント (2)
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