風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

鏡川通信号外・「北の旅」思い出

2016年02月25日 14時37分33秒 | 旅行
鏡 川 通 信 ・ 号 外 

地球の旅人・バイクの松尾さんの高松講演会を紹介します。
よろしくお願いします。 (私の友人です)
松尾清晴・佐賀県嬉野市出身。
鹿島実業高校定時制卒業・難関の国鉄合格。
1965年から東京で車掌として勤務。
JR移行後は専務車掌から雑務職に降格。国労組合員であったのが理由らしい。
以後退職まで、窓際族以下の「軒下族」として雨や木枯らしに晒される場所で
働かされ、JR経営陣に「いじめ」続けられました。

退職後、2000年10月から今日まで1500ccオートバイを相棒に
「地球の旅人」です。!! 
真っ直ぐで強いイイ男です。(HPは・・・バイクの松尾・・・で検索)

    
     鏡 川 通 信  今日(25日)午前10時ごろの鏡川


鏡川下流域に「カモ」さん達が大集結です。北に帰るための
「諸注意確認会」デスネ!!


     「北 の 旅」 思 い 出

2011年7月の乗り継ぎ大好き旅。フィンランドのイナリ・
ノルウエーのノルカップ(北岬)・ロフォーテン諸島の歩きデス!!

旅 日 程
7月3日 関西空港 00:30 出発 → バンコク 04:20到着。
     空港 ⇔ ダウンタウン歩き(タクシー利用)
7月4日 バンコク 00:55出発 → オスロ 07:25到着
     オスロ 08:55出発 → キルケネス 11:00着。
7月5日 ノルウエー最北の町「キルケネス」から国境を越え
     フィンランドのイナリへ(宿泊施設の小型バスで)

7月10日 キルケネスより沿岸急行の船旅。
7月11日 北岬(ノルカップ)歩き。(船内で1日ツアー募集)
7月12日 ロフォーテン諸島・スヴォルバーで下船。
7月14日 飛行機でスヴォルバー → ボードー → オスロ(2泊)
 帰 国 ・・・ オスロ →バンコク(1泊)→関西空港。 


ノルウエーとフィンランド間の国境、往復2度通過しました。
国境線はハリガネと木の棒です。
隣国同士の信頼と友好の証です。
運転手が係官と数分「お話し」!! 私たちは車の中!!
 
テロのニュースが日常化した西ヨーロッパ。
北ヨーロッパは「平和」・ 最高デスネ。

隣国との外交は「武器」では無く、「知恵」です。


イナリ湖、静かな森に囲まれた湖。何もアリマセンが流れる空気は「北の味」!!


宿舎からイナリ湖への路傍、短い短い夏、草花は力の限り輝いています!!


少数民族「サーミ」の歴史・文化・生活を紹介している施設。
ここ、イナリは「サーミ」の土地です。
人口密度は0.5人です。(東京は6157.54人)

送迎のドライバーはサーミです、道中のガイドも兼ねています。
サーミとして、今日では全くストレスを感じませんと笑顔で話してくれました。

    沿 岸 急 行 の 旅


北極圏の沿岸です。ながれる空気や風は冷たいが、身体には
やわらかく温かく沁みてきました。
冷たい海風の中で、遠くを見つめていた女性の後姿が印象に残っています。


ノルカップ(北岬)、ヨーロッパ最北の岬です。
霧の中での歩きです。
何も見え無かったが、極北の厳しい「霧と風」が身体を
包んでくれました。タダタダそれだけで満足でした。




北の風と空気を全身に受けて「旅」する人達です。
マチガイなく、心の強い、人にも自然にも優しい地球人の存在です。
      (ノルカップ・キャンプ場)

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人間機械の増殖

2016年02月18日 20時06分22秒 | 日記
私たちは何時の間にか、心で感じ、頭で考え、対話で
相手を理解する「生き方」を喪失しつつあるように思います。

アメリカが主導する「グローバル化」は、自由競争により経済が発展し、
生活が豊かになるという、極めて単純で問題の多い経済政策です。

自由競争は、少数の勝利者と大多数の敗北者を生みます。
このシステムの下では人間の機械化が要求されます。

数日前に羽田空港を利用しましたが、空港受付カウンターでオドロキでした。
搭乗券の発券、さらに手荷物預かりまで完全に機械化されていました。

空港カウンターは人気の仕事場で、多くの若い男女が笑顔で働いていました。

しかし、その場所は、人件費を削減し、競争に打ち勝つ、
自由競争の世界となっていました。

各カウンター外側に補助員の女性が1名程度です。
ここで働いていた若者の夢や希望は、消滅し存在しません!! 

また、私たち利用者は機械の指示に従うだけです。
そこでは、受付担当者との温かい交流は姿を消し、画面と交流デス!!


日本の教育システムは丸暗記とそれを測定するテスト点数の世界です。

日本全地域に「塾」が大繁殖です。そこでは、テスト成績=点数獲得技術
の伝授に全力をアゲテイマス。
心の豊かな・多様な持ち味を育む子供教育を「大人」が忘れています。

中学生となると「ゲーム」に熱中です。深夜マデ!!
友達同士の泣き笑いの交流より、「画面」と交流です。
人間の機械化が子供の頃から深く静かに進行しています。

明日の日本を背負う「若者」の成長が親の経済力や指示で
左右されることは終わりにしましょう。

現状の大学入試制度を廃止し、高校の基本的な成績と高校卒業後の
経験を評価し大学入学を許可する。授業料は無料とする。
これにより、保護者の経済的負担は軽くなり、ベルトコンベアー式
点取り教育は消滅。
若者が自分の力で「明日」を発見し、伸ばし、磨く、システムの誕生。
これにより、多様な才能が生きる社会が生まれると思います。
  (この様な方法は、ヨーロッパ諸国に多く存在します)







画像は、人が消え、崩壊の進む「山里」です。
急激な生活環境の変質に対応しなければならない教育分野は無為無策です。
人間の内側でも、山里と同じ様な衰退と崩壊が進行している様に思います。

     鏡 川 通 信






潜りハンターの「カイツブリ」です。
警戒心が強く、私の近くには来てくれません(連日エールを送っていますが)。
遠くから見ていると「お団子」の様な姿で可愛らしく、
潜水ハンチングを繰り返しています。
しかし、その眼光はスルドク、小さな強いハンターです。
(画像は2月14日 午前中 撮影)

  鏡川通信・おまけ


今日19日、昼過ぎに鏡ダム上方の日当たりの良い斜面を周ってきました。
甘酸っぱい梅花の香りと少しニガミのある菜の花の香りのミックス空気で
身体が芯から温かくなりました。
ヨロヨロ・ヨタヨタの私は、不純物を含まない自然の空気に触れると
眠っていた身体の記憶がよみがえります。
この温もりは父母の背中のような気がしました。

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始皇帝と大兵馬俑・鏡川通信

2016年02月11日 16時42分09秒 | 日記
2月8日から10日まで東京歩きでした。

昭和30年代末の数年間、東京でした。長4畳のアパートで、ガス・水道・
トイレは共用、自炊。この時代、若者の生活は大きな差が無く、格別に
「ツラク」感じることはアリマセンでした。
お○がある時は、「カツフライ」、次は「アジフライ」、ポッケの中が
空っぽに近づくと「サツマアゲ」でした。
「サツマアゲ」だけは、思い出すとナミダが出そうになります。
オイシクナカッタ!!

父母には申し訳なかったが本業よりアルバイトに忙しかった。
しかし、「真剣」に生きたこの経験は、その後の社会生活では
少しですが役に立っていると思っています。


  高 知 龍 馬 空 港 から 羽 田 へ


安芸市上空です。三菱の創始者・岩崎弥太郎や文部省唱歌「鯉のぼり」・
「叱られて」等の作曲家広田龍太郎の出身地です。


室戸岬東側海岸線。室戸は漁業が中心の地域です。
遠洋マグロ漁も盛んでした。
また、遠洋捕鯨従事者も多く出ました。
世界一の砲手(大洋漁業)・泉井守一さんは室戸の出身者です。


和歌山・白浜空港の上空。




伊豆半島石廊崎(?)・東京時代に仲間と歩きました。



 (快晴・窓側でしたので、久しぶりにカメラを出しました)





9日のモーニングは、新宿駅東西通路・東側入り口近くの「ベルク」です。
値段も安く、適量でヘルシーです。また、新進芸術家に作品展示場所を提供
しています。大のお気に入りコーヒー店です。


9日午後5時頃に入った、新宿の「スタバ」。中国語やアルファベットの
会話が飛び交っていました。グローバル時代を痛感。



10日・東京国立博物館・「始皇帝と大兵馬俑」見学。
始皇帝の時代は紀元前3世紀です。
日本では、弥生時代のスタートで、水稲栽培=食糧の生産が始まった時代です。
石器が多く使われ、金属器は権威者の宝器・祭祀の用具等でした。


銅製の馬車・鉄製の矢じり・漢字の使用・兵士像等々・・・。

特に将軍像に感動しました。その表情には、知・仁・勇が滲み出ており、
兵の命を預かる責任者の「力」を読み取ることが出来ました。

要するに国や国民に責任を負う地位の人物は、この様な「能力」が
必要であるということを伝えているように思いました。
これは永久不変です。!!

(兵士像の画像は、写真撮影許可の場所で撮ったものです・展示場は撮影禁止)


       鏡 川 通 信

今朝(11日)の鏡川です。
晴天で温かく、春近しの清流・瀬音が身体にしみて来ました。





   (マガモ・今日もゲンキ!! 二人で北へ帰る日も近いナ~)


   (ツグミ・日光浴で健康!! 後少しで北国行きダ~)
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漂 流

2016年02月05日 19時46分37秒 | 日記
私たちの国は源泉の無い、適当に暖めた温泉文化です。
その日常は「漂流」のなかにあると思います。

18歳で選挙権が与えられました。
国や県は高校生が国政について正確に判断できる「環境」を準備
したのでしょうか ? 何もシテイマセン!!

教員世界は前期代的な「縦社会」です。少しでも批判的な言動があると
「地方行き」です。自由で多様な生き生きとした教育活動の圧殺です。

教科書は「文部科学省検定済み」のみです。教材にも「自由」は存在しません!!
また、社会科に代表されるように「暗記」の量が勝負です。
テストの獲得点数が「明日」への道です。

最近まで、最高人気があった「高校野球」は非常に古い日本的
精神文化の世界です。
選手は「監督」の出すサインに絶対服従です・・・打て・バンド・走れ・・・
日ごろ鍛えた「力」を自分で判断、自分で実践はナシです。

最近人気のサッカーは、試合がスタートすると、選手自身で「判断」デス!!

私たちの「日常」は自分で考え、判断する=民主的文化は未発達です。

ほんの少し「立ち止まり」、「日常」を見つめ直しましょう!!

     昭 和 残 影

ヨロヨロ・ヨタヨタの愛用「50ccカブ」での散歩道で・・・


     (撮影日 2007年10月12日)何所にでもあった里の秋。


     (撮影日 2015年11月4日)水田の跡は無く、秋の空気はどこかへ。


     (撮影日 2006年10月20日)子供達の「元気」が染み込んでいました。


     (撮影日 2008年5月18日)ツメタイ山風の流れでした。


     (撮影日 2015年10月22日)何時でも何所でも・里の風景。


     鏡 川 通 信

天気の良い日は鏡川です。
鳥見の場所から、少し上流は私の「少年時代」です。
夏休みは、そこで日焼けの毎日。
お盆になると終わりでした。
短い夏でした。
時々、ベンチで瀬音を聞きながら、目を閉じると父母のつぶやきが
聞こえてきます。
厳しく温かく優しい、あの「声」が・・・


久しぶりに、彼女を遠くから見つめました!!私の青春と同じ。2月2日撮影


コガモ・二人で朝食。今日もイイことがありそう!!2月3日撮影
 
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