暑い夏

耐え難い夏
８月１５日前後になると太平洋戦争に関連する新聞記事が多く登場します。
この戦争では軍人の死者は約２４０万人。その内の７割は餓死です。さらに忘れてはならないことが有ります、軍人の死者の内、遺骨が戻ってきたのが、約１２４万５千人です。
残りは、今もジャングルで野ざらしです。
戦前は多くの国民は貧しく、苦労して育てた息子が「召集令状」（赤紙）で兵士となり戦場に駆り出されたのです。
親は「わが子」の無事を祈り、往く子は生きて「両親」の顔を見る事を願い、共に「こころ」で泣いた。戦争とは、むごくて悲しいものです。


（石鎚山系の春）

何時の時代も若者は「生まれ育った家」やそこに流れる温かく・やわらかい「風や空気」は忘れ去ることは出来ないものです。
東京・千鳥ヶ淵戦没者墓苑（「無名戦士の墓」・・・名前が確認出来ず、両親の元に帰ることが出来ない兵士が眠っています。）
ここに、国の運命を担う方々は、８月１５日は真っ先に訪れ、頭を垂れるべきです。また同時に太平洋の彼方に向かって「二度とやりません」・「迎えに行きます」と心から誓うべきです。




（石鎚山系の夏）

わが国は隣国の中国や韓国との間に外交上多くの問題を抱えています。
相手の発言の多くは、こちらの跳ね返りです。
ドイツでは教科書で「ドイツ史上におけるナチズムの意味について討論しなさい。そして、ナチスの過去を背負って生きている、その後の世代の責任について述べなさい」・・・わが国は若人に何を教えてきたでしょうか！



（石鎚山系の秋）

尖閣諸島の領有権問題で中国との衝突が心配です。
わたくし達は、過去の問題については、あらゆる分野で責任は取るべきです。（中国民衆の犠牲者は１０００万人～２０００万人）
今日では中国は超大国です。しかし、この国では、経済上のアンバランス・共産党による一党独裁等からくる国民の不満を外にそらす政策が続くと思われます。
これらの諸問題は、軍事力では解決できません。日本人の知恵で解決しましょう。

韓国との問題は、詳細に交渉を進め不十分な点・解決できていない点については責任を取る必要があります。
近くて仲の良い友達に成りましょう。

（戦争の犠牲となった全ての御霊に、「自然のかぜ」を御供えします。）

美しい土佐の海

汚染水の海への流出
福島原発事故の汚染水流出や放射能関連海底汚染等がここ数日新聞に取り上げられています。
海への流出は海洋を汚染し、そこに生きる生物に大きな害をもたらす事でしょう。
魚貝類は、約１万年前の縄文時代から、私達日本人にヘルシーな食料として利用され、今日まで、われわれの日々の生活に「幸せ」をもたらしてくれています。
その安心・安全な食料庫が危機に瀕しています。
原発の下部には穴が開き、そこから「汚染水」地下に漏れているようです。
このような原発は本当に必要なものでしょうか？　ローガンメガネ(私）は心配です。





（写真は横波スカイラインからの日の出と須崎方面）

土佐の海は、太古から変わることなく美しく流れ、安心安全な海の「幸」を私達に提供してくれています。県外からの旅行者にも高知の「魚」は美味しいと評判です。
しかし、この海にも大きな危機が有りました。
それは、四国電力による「原発建設計画」です。
この計画を中止に追い込み、この高知の美しく豊かな「海」を守ったリーダーが存在しました。
その方は、須崎漁業者のリーダーであり、政治家としても活躍しました。
原発反対県漁民会議会長として原発反対に大きな力を発揮しました。
高知県は台風常襲地域であり、さらに近い将来、地震や津波による大きな被害・破壊が予想されています。窪川原発建設計画の中止は県民にとっては大きな「幸せ」です。
福島原発事故を考えていると、その方の信念を曲げず、正義ある行動が「海」と「漁業」を護ったのです。われわれは、忘れてはいけません。