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熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。270ページ。ペンクラブ大賞受賞。
残部僅少、送料込み5000円。注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

その時

2025-01-15 17:37:33 | 文章

1月15日(月)、曇り。
相変わらず、各地で地震が続いています。
そしてニュースでは、起きる可能性が高い南海地震や、30年前の1.17神戸淡路大地震のことを報じています。
思い起こせば、30年前の1月17日、私は出張で東京大井町の新阪急ホテルの10階ほどにいました。
明け方、「ビリビリ」とする音で目が覚めました。
太陽が昇りかけたときのことです。
太陽の熱で、鉄筋の駆体が伸びたりして「ビリビリ」と音がしたのだ。「安普請のホテルだなあ」と思いながらテレビのスイッチを入れました。
そうすると「先ほど京都近辺で大きな地震が発生しました。琵琶湖沿いの高速道路では通行できない状態になっています」。
「へ~ッ、そうか、先ほどのビリビリは、地震の為か」と知りました。震源地は京都だとのことですがもう一つはっきりしない。
ということで、NHKテレビを見続けました。
やがて30分ほどして、「震源は神戸あたり。壊滅的で被害が大きすぎて、通信が途絶えて情報が途絶えた」ことで、震源地の特定が遅れたようだと分かりました。
ホテルを出るまでテレビを見続け、この日は会議があって、新橋の東京本社に出かけました。

私はこの時52歳。大阪のコンピュータ部門の責任者を務めていて、3月31日に早期希望退職することにしておりましたが、テレビでは、神戸あたりではビルや高速道路が倒れたり、火事もあちこちに。
会議どころではありません。大阪にあるコンピュータがどうなっているかが心配で、大阪に戻ることを考えました。

新幹線はストップ状態ということでしたが、東京駅に着くと少しずつ動いているらしく、とりあえずJRで帰ることにしたのでした。
いつもなら3時間ちょっとで戻れるところを半日以上かかり、奈良の自宅に戻ったのは夜中だったように思います。
幸い自宅は、大きな揺れはあったとのことですが、特段の被害もなくヤレヤレ。ひと眠りして、翌朝に出社。
こちらも大きなトラブルは無い様子。

それから30年。
地震雷火事親父と言いますが、そんなことが記憶に残っています。
しかし、地震はいつ来るかわかりません。
今は、何時来るかわからない地震に少しでも備えることが必要だと思うのですが、その時はその時。
そんな思いがあるのみではあります。




 

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