熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

王位戦

2024-08-28 17:59:06 | 文章

8月28日(水)、曇り。

台風10号は。南の海でウロウロ。進む方向が分からない。

一方、王位戦はいよいよの終盤近く。
会場の有馬温泉旅館には、何度か観戦したり、泊まったことがあります。
有馬の温泉は、金泉と銀泉の二刀流。
金泉は鉄分が溶け込んだ赤い湯。
銀泉は、透明で透き通った湯。
観戦の合間に、ゆったりのんびりと金泉と銀泉。
至福のひとときでした。

中でも一番の思い出は、深浦王位に木村挑戦者の一戦。
もう、15年くらい前の話です。
二日目の夜、木村一基さん勝利の後での食事会のこと。

敗れた深浦さんの動き。
食事会に出席せず、すぐさま宿を出立。帰宅の途に。
深浦さんは3局目を終えて1勝もできず、3連敗のショックが大きかったのでしょうね。
後日談として、その後は九州へ転戦したのち、
4勝を挙げて、王位を逆転防衛。
一方、木村挑戦者は3勝をあげながら、その後の4連敗。
これは木村さんにとって、大きなショックだったに違いありません。

アッ。王位戦が終ったようです。
ニュースで、そういっています。
藤井さんの防衛。「永世王位」誕生です。

因みに、有馬温泉と将棋繋がりで思い出したことがあります。
有馬温泉の名は、400年前の水無瀬兼成「将棋馬日記」にも出てきます。
ここは豊臣秀吉、お気に入りの保養地で「湯山」と呼ばれていました。その「湯山」の名が「将棋馬日記」に1か所だったか、2か所だったかがあって、それは兼成の水無瀬駒を買い求めた記録です。
「湯山」は、その昔「湯山御殿」と呼ばれた別荘で、秀吉は、時にはここに逗留、湯三昧しつつ、水無瀬駒でひとときを過ごしたのでありましょう。

 

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