熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

漆の話

2014-10-01 05:33:49 | 文章
10月1日(水)、曇り。

いよいよ10月。

ソレニシテモ、御嶽山の惨事。
直撃弾に当たった人、降灰に埋まった人。
生き地獄そのもの。
生死を分けたのは、紙一重の違いだと言うこと。
登っていた場所だったリ、チョッとした時間の巡り合わせだったリ。
あるいは、たまたま避難した場所だったリ、避難した順番だったりと。

ソレニシテモ、危険予知。
山頂近くに行政が設置した地震計2つが、故障したまま放置されていたらしい。
まさか噴火は起きないだろうととの思い込み。
行政の責任はなおざり。
地震予知云々以前の怠慢。

ーーーー
「2か月ほど前に買った漆で、チョッと相談です。中々乾かなくって困っています・・」。
⇒ 「そうですか。実は他からも、同じようなクレームが・・」。

「やっぱり・・。
買ったのは黒呂と木地呂・生漆の3種類。早々に黒呂の方がおかしいなと気がついて・・。
 それでも何とか使おうと他の漆と混ぜて使ってみたのですが、やっぱりオカシイ。
 多分、原料はそちらの漆だと思うのですが、輪島からも日本産を買って較べてみました。
 さらにいろいろ条件を変えて再テストして、結果はそちらの漆だけがさっぱり乾かない。
 歴然の違い。 それで電話しました」。
⇒ 「もう直ぐ今年の漆が採れますので、それと交換します。10月の終わりころには・・」。

以上は、昨日の電話の一部。
この漆のことは、以前にも少し触れました。
日本産の本場(?)の漆でも、使ってみると処置なし。
多分、精製の技量の未熟さだろうが、品質管理に問題も。

まあ、もうすぐできる今年の漆と交換してくれると言うので、待ってみよう。
だが、どんな漆が来るのかな。
ちょっと心配が残ります。
今年の夏の天候不調と同様、変な漆に振り回された出来ごとでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726